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ビットレートとは?動画やmp3のビットレートの変換方法についても詳しく解説
編集者 Takashi • 2024-11-15 11:25:38
ビットレート(bitrate)とは何かご存知でしょうか?普段から動画に慣れ親しんでいても、実際は本格的な動画を制作していないとあまり目にしない用語かもしれません。このビットレートですが、実は動画の画質に大きく関わっています。
この記事では、「ビットレートとは何か」や画質との関係性について説明し、その調整方法についてまで解説して参ります。
- Part 1. ビットレート(bitrate)とは
- Part 2. MP3のビットレートで128kbpsと320kbpsの違い
- Part 3. MP3のビットレートを変換できるサイトを紹介
- Part 4. ビットレートの変換をするならUniConverterで
- Part 5. ビットレートVS解像度:動画の画質との関係性
- Part 6. 高い映像ビットレートのメリット・デメリット
Part1.ビットレート(bitrate)とは
「ビットレート(bitrate)」とは、1秒間あたりのデータ量のことで、単位は「bps」(Bit Per Secondの略)を使います。
動画においては、1秒間にたくさんのデータ量を扱えれば高画質な動画を実現できます。すなわち、動画はパラパラ漫画と同じようにたくさんの絵が1つにつながって構成されているので、1秒間に大きくたくさんの絵を使えれば高画質になる、とイメージしていただけるかと思います。
つまり、ビットレートが高ければ高いほど高画質な動画になるということです。逆に、ビットレートが低いと、データ量が足りないためきれいな動画になりません。
ビットレートには種類があり
● 音声ビットレート
● 映像ビットレート
● オーバルビットレート
の3種類があります。
それぞれのビットレートについて解説します。
音声ビットレート
音声ビットレートは、音楽や音だけを聞くMP3やAAC形式のことを指す他に、動画ファイルに含まれる音声のデータ値です。
平均的な値は96~128kbpsで、高音質だと192~320kbpsとデータ量は増します。
kbpsの数値が高ければ高いほど音質がよく、原音に近いといわれいるのです。
動画ビットレートと比較するとビットレートの値は低いため、音質を重視しても影響があまりないといわれています。
音声ビットレートで使用される形式を見てみると
● MP3:ほとんどのデバイスで再生できる形式
● AAC:MP3より高音質で、地デジやiTunesで使用される形式
● AC3:DVDやビデオで使用され、正式には「ドルビーデジタル」といわれる
があります。
映像ビットレート
映像ビットレートは映像に関わるデータ値で、使用される値は500Kbps~70Mbpsと幅広いです。
値が高ければ高いほど高画質になりますが、転送するときにデバイスや回線に負担がかかるため、必要に応じて値を調整しなければいけません。
オーバルビットレート
オーバルビットレートは、音声ビットレートと動画ビットレートの2つを合計した値のことをいいます。
動画ビットレートと呼ばれた場合、オーバルビットレートのことも含めていっていると考えていいでしょう。
例えば、音声ビットレートが100kbps、映像ビットレートが400kbpsの動画があった場合、オーバルビットレートは2つを合算した500kbps。
つまり1秒間に500kbpsの情報量を含む動画ファイルだといえます。
Part2.MP3のビットレートで128kbpsと320kbpsの違い
ここでは音声ビットレートであるMP3の128kbpsと320kbpsの違いについて解説します。
結論からいうと、高音を聞き取れるか否かの違いです。
この話をするにはkbpsと周波数の関連があげられます。
320kbpsは20,000Hzの高音で、128kbpsは16,000Hz以下の周波数がカットされています。
人が聞き取れる周波数は20,000Hzで、16,000Hz以下の音は聞き取りにくいといわれていることから、2つの違いは16,000Hz以上の高音を聞き取れるか否かなのです。
Part3.MP3のビットレートを変換できるサイトを紹介
MP3のビットレートを変換できるサイトを3つ紹介します。
MP3 ビットレート変換できるサイト1:Online Audio Converter
Online Audio Converterは、音声ファイルをオンラインで変換できるコンバーターサイトです。
特徴は、多くある音声形式に対応している他に、動画ファイルから音声だけを抽出、ボーカルの音声をオフにしたりと豊富な機能を兼ね揃えていることです。
無料ででき、かつ手軽に行えるため、初めて利用する方でも簡単に変換できます。
Online Audio Converterを使用したMP3のビットレート変換方法は以下の通りです。
1. Online Audio Converterにアクセスし、①の「ファイルを開く」をクリックし、MP3ファイルを選択してください
2. デフォルトではビットレートは128kbpsになっています。を左クリックで最大320~最低64kbpsへと変更できます
3. より細かく調整したい方は、右側にある「詳細設定」をクリックすると、32~320kbpsと細かく設定できます
4. 数値を決めたら、下部にある「変換」をクリック
5. 「ダウンロード」と表示されるのでそれをクリックし、保存してください
以上の流れでビットレートを変更できます。
MP3 ビットレート変換できるサイト2:MP3Smaller
MP3Smallerは、ビットレートの変更だけでなく、ファイルを圧縮できるなどの機能を有しています。
操作もなんとなくでできるため、初心者でも安心して利用できるのが特徴。
● ファイルを圧縮
● ビットレートの調整
のいずれかしかないので、シンプルに利用できるでしょう。
シンプルに操作できるMP3Smallerでのビットレートの変更方法について解説します。
1. 「ブラウズ」と表示されているタグをクリックし、ビットレートを変更したいMP3ファイルを選択してください
2. 下にある「MP3圧縮レベルを選択」の項目で、右側にあるをクリックしてください
3. ビットレート一覧が表示されるので、変更したい数値を選択してください
4. 選択後、「ファイルをアップロード」をクリック
5. 上部にダウンロードファイルが表示されるので、これをクリックし、保存
以上の流れでビットレートを変更保存できます。
MP3 ビットレート変換できるサイト3:ACONVERT.COM
ACONVERT.COMは、MP3だけでなく、動画やPDFなどあらゆるファイルを変換できるオンラインサイトです。
最大の特徴は、変換したファイルをGoogleドライブやDropBoxに直接保存ができることです。
一見難しく見えますが、慣れると利便性が高いサイトなので、ぜひ変換してみましょう。
ACONVERT.COMの操作方法は以下の通りです。
1. 「ファイル選択」をクリックし、ビットレートを変換したいファイルを選択してください
2. 選択したファイルの形式を選択します。ここではMP3を選択しました
3. 次に「音声ビットレート」の部分です。「音声ビットレート」の右側にあるをクリックし、好みのビットレート値を選択してください
4. 最後に「今すぐ変換してください」をクリック
5. 変換したデータは下に表示されます。データの右側にあるダウンロードのタグをクリックし、ダウンロード保存をしましょう
以上の流れでビットレートを変更し、保存できます。
Part4.ビットレートの変換をするならUniConverterで
ビットレートを変えるのにおすすめのソフトとしてUniConverterがあります。
簡単にビットレートを変更できる他に、形式変換や圧縮など27種類以上の機能が一つにまとまったソフトです。
最大の特徴は1,000以上ある動画や音声形式に対応し、品質を落とさず業界でもトップクラスを誇る高速処理が可能なこと。
高速処理は、作業を進める上で必要不可欠で、作業を大きく左右します。
そんな画期的なソフトを使用し、ビットレートを調整する方法について解説します。
⭐ UniConverterでビットレートを調整する手順
それでは早速、UniConverterで動画のビットレートを調整する方法について解説していきます。なお、事前にソフトのダウンロードとWondershare IDでのログインを済ませておいてください。
手順1.画面左側のメニューの「ツール」を選択し、「変換」をクリック
手順2.画面中央のフォルダアイコンをクリック。ビットレートを調整したい動画ファイルを選択し、開く。
手順3.①「設定」ボタンをクリック。②「ビットレート」のプルダウンの中から、自動または希望のビットレート値を選択する。(なお、解像度などの様々な値の設定も可能)
手順4.「変換」ボタンをクリック。変換が始まり、「成功」が表示されれば完了。
手順5.①画面上部の「変換済」をクリック。②フォルダアイコンをクリック、変換後のファイルが格納されているフォルダが表示される。
Part5.ビットレートVS解像度:動画の画質との関係性
では、単純にビットレートを高くしていけば画質は上がるでしょうか。実は、そういうわけではありません。
ここで「解像度」という用語を紹介します。「解像度」とは動画の画素数のことで、動画を構成する1枚1枚の絵の大きさ・細かさを決める数値、とイメージしてもらえればと思います。
この解像度もまた画質の良し悪しを左右する要素です。解像度が高ければ画質が良くなります。流行りの4Kや8Kなどは従来のHDよりも解像度が高く、解像度が高い=画質が良いということは容易に納得いただけるでしょう。
そして、この解像度とビットレートは密接な関係にあり、いくらビットレートが高くても、元々の動画の解像度が低ければ良い画質とは言えません。逆に、高解像度の動画だとしても、ビットレートが低いままだと処理しきれずに、きれいな動画にはならないということになります。
Part6.高い映像ビットレートのメリット・デメリット
高画質の動画を作るために、解像度もあげた上でビットレートを高くすればよいことはわかりました。
しかし、ただビットレートを上げるだけだと、メリットだけでなく様々なデメリットも出てくるのでおすすめできません。そのため、様々な要素のバランスを取って動画を作る必要があるのです。以下のメリット・デメリットを踏まえて、バランスの良い動画を制作しましょう。
①メリット
ビットレートが高い映像のメリットは、以下の通りです。高品質の映像体験を実現できるようになります。
- 高解像度の映像の再生が可能になる
- 速い動きの映像を滑らかに再生できる
②デメリット
一方、ビットレートが高い映像のデメリットは、以下の通り。管理面で大変苦労しますし、何よりうまく再生できないリスクがあるため、やみくもにビットレートを高くするのは避けましょう。
- 動画ファイルの容量が重くなる
- 重すぎでうまく再生できなくなることがある
- 重すぎで動画の保管容量に影響がある
まとめ
今回はビットレートやビットレートの変更方法について解説しました。オンラインサイトでも変更はできますが、一番のおすすめはUniConverterです。UniConverterはビットレートの変更だけでなく、ファイルの形式変換や圧縮などの機能が27種類以上あり、全てが一つのソフトに集約されています。
使い方がわからなくなっても大丈夫。
YouTubeに解説動画がアップされているので、動画を見ながら作業をすすめられます。有料版と無料版があり、無料版でも有料版と同じ機能が利用できます。
まだUniConverterを触れたことがない方は、この機会にUniConverterの魅力にはまってみませんか?
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