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MP4をYouTubeにアップロードする方法及びアップロードできない対処法

編集者 Takashi • 2024-03-13 11:29:05

「YouTubeにアップロードに最適な動画ファイルの形式は?」

「YouTubeに最適な動画の解像度やアスペクト比などの設定がわかりにくい……」

「YouTubeに動画をアップロードする際のポイントや方法が知りたい」など、初心者にはわかりづらいことも多く、YouTubeに動画をアップロード・投稿したいけど、やり方やポイントがわからない方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、YouTubeに最適なMP4のアップロードに関して、YouTubeにアップロードできるファイル形式やアップロードする際のポイント、アップロードできない場合の原因と解決策などを説明します。

Part1. YouTubeへ動画をアップロードする際におすすめのファイル形式

YouTubeではMP4形式とMOV形式の動画ファイルを推奨しています。 MP4形式の動画ファイルは高画質の割に圧縮率がよいので、動画をYouTubeにアップロード・投稿したり共有したりするのに最適なファイル形式です。

YouTubeへアップロード可能なファイル形式は以下の通りです。

.MOV/.MPEG-1/.MPEG-2/ .MPEG4/.MP4/.MPG/.AVI/.WMV/.MPEGPS/.FLV/3GPP/WebM/DNxHR/ProRes/CineForm/HEVC(h265)

特にファイル形式にこだわりがないのであれば、MP4形式でYouTubeへ動画をアップロードするのがベストです。

MP4は動画や音声などを入れるコンテナのようなもので、MP4のコンテナ内で扱える動画コーデック や音声コーデック の組み合わせはたくさんあります。そのため、同じMP4形式の動画ファイルでもYouTubeで扱えない動画コーデック や音声コーデック の組み合わせがMP4のコンテナに含まれている場合は、アップロードできません。

Part2. YouTubeへMP4動画をアップロードする際のポイント5つ

YouTubeへMP4動画をアップロード・投稿する際のポイントを5つ解説します。

ポイント1. YouTubeへアップロードするMP4動画の容量や長さ

YouTubeへアップロード・投稿できる動画の長さは、アカウント確認前の場合は15 分までで、確認後は15 分を超える長さの動画をアップロードできます。

また、YouTubeにアップロードできる動画のサイズは2KB以上が必要で、上限は256GBまたは12時間のいずれか小さい方です。上限サイズに収まらないような場合は、「UniConverter」など動画変換専用ソフトを使用し「H.264」コーデックを指定するなどして圧縮すると、高い動画品質を損なわず動画ファイルのサイズを小さくできます。適切な圧縮を施すことで、アップロード時間の短縮が可能で、視聴者の通信環境が悪い場合でも、より高画質な動画を楽しんでもらえます。

ポイント2. YouTubeへアップロードするMP4動画のアスペクト比は「16:9」

パソコン上でYouTube動画を表示する際の標準アスペクト比は「16:9」です。そのため、パソコンで視聴する層へリーチしたい場合は、YouTubeへアップロードするMP4動画のアスペクト比は「16:9」が最適です。

スマホでの表示は、個々の動画サイズに合わせて自動調整されます。元の画像のアスペクト比が「16:9」ではない場合は、「UniConverter」など動画変換専用ソフトの「オートリフレーム機能」を使用して、アスペクト比「16:9」の動画に自動変換することをおすすめします。「オートリフレーム機能」で変換すると、パソコンでの視聴時に動画の周りに余白が挿入されて見苦しくなるのを防止できます。

ポイント3. YouTubeへアップロードするMP4動画の解像度

パソコンでアスペクト比「16:9」で表示させたい場合は、下表の解像度でエンコードするようにします。

解像度

4320p(8k)

7680x4320

2160p(4K)

3840x2160

1440p(2k)

2560x1440

1080p(HD)

1920x1080

720p(HD)

1280x720

480p(SD)

854x480

360p(SD)

640x360

240p(SD)

426x240

初心者でよくわからない方は「UniConverter」など動画変換専用のツールを使うと、自動でYouTubeに最適なMP4形式の動画へ変換してくれるのでおすすめです。

4. 高解像度処理が終了したあとに公開する

なるべく解像度が高い状態で公開したほうがよいので、YouTubeにアップロード・投稿が終わってから、YouTube側が行う高解像度処理が終わるまで待って公開するようにします。

5. インターネットの通信環境を整える

動画のファイル容量は大きいことが多いので、インターネットの接続環境を整えて動画をスムーズにアップできるようにしましょう。

Part3. YouTubeに最適なMP4動画へ自動変換してくれる「UniConverter」とは?

UniConverter

YouTubeへどのようなファイル形式やアスペクト比、解像度でアップロード・投稿したらよいのか、初心者にはわかりづらいでしょう。そういう場合に、ボタンを数回クリックするだけの直感的かつ簡単な操作で、YouTubeに最適なMP4動画へ自動変換してくれるのが「UniConverter」です。

YouTubeに動画をアップロードできない方なども、「UniConverter」でYouTubeに最適なMP4動画へ自動変換してみる価値はあるでしょう。「UniConverter」はWindowsやmacOSのパソコン上で、1000種類以上のファイル形式を他のファイル形式に、画質の劣化を極力抑えながら自動で超高速変換できます。

また、変換と同時にカットやクロップ、エフェクトなど簡易編集も可能なので、本格的な編集が必要ない場合にサクッとYouTubeにアップロードできるので、とても重宝します。「UniConverter」は動画の変換だけではなく、YouTubeやニコニコ動画などのダウンロードも可能で、圧縮、編集、画面録画、動画ファイルの結合、ビデオプレーヤー、各種ツールも無料で使えるなど「かゆい所に手が届く」機能が満載です。

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Part4. YouTubeへMP4動画をアップロードするまでの方法

YouTubeへMP4動画をアップロード・投稿するまでの方法を下記の順番で解説します。

1. UniConverterで動画をMP4に変換する方法

2. UniConverterで動画をオートリフレーム機能で自動編集・変換する方法

3. YouTubeへMP4動画をアップロードする手順

1. UniConverterで動画をMP4に変換する方法

Step1. ①の「変換」をクリックします。②の「フォルダ」マークをクリックしてMP4に変換したい動画を選択します。

UniConverterで動画をMP4に変換する方法

Step2. はじめに、変換までの流れを①~⑦で確認しておきます。①変換前の動画ファイルの詳細が表示されます。

②変換後の動画ファイルの詳細が表示されます。③YouTubeに最適化された動画を初心者でも数クリックで設定できます。④さらに詳しく設定したい場合はこの「設定」で行います。⑤動画のカットやクロップ、エフェクトなどの編集も簡単にできてしまいます!

⑥出力先のフォルダを選択します。⑦すべての設定や簡易編集が完了したあとに、「変換」をクリックします。下図の③と④は下で詳しく説明します。

UniConverterで動画をMP4に変換する方法

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Step3.YouTubeに最適化された動画のプリセットを選択します。①をクリックします。②「Webビデオ」をクリックします。③「YouTube」をクリックします。④YouTube用に用意されているプリセットから設定を選択します。YouTube用に最適化された設定がプリセットとして簡単に選択できるので、細かい設定は必要ないので初心者でも安心ですね!

YouTubeに最適化された動画のプリセットを選択

Step4.詳しく設定が必要な場合の手順です。①「設定」をクリックします。②品質に関する各項目を設定します。上述で選んだYouTubeに最適なプリセットの設定が品質に反映されているので、通常は設定し直しする必要はないでしょう。③設定が済んだあとに「保存」をクリックします。すでにYouTube用に最適化されたプリセットを選択しているので、通常はこの「設定」内で変更する必要はありません。

詳しく設定

最後に、設定や簡易編集、保存先フォルダの指定などがすべて済んだ後に、「変換」をクリックするとYouTubeに最適化されたMP4動画への変換が完了します。

Step5. 下図の赤枠のように、エクスポート後の動画の詳細が表示されます。

エクスポート後の動画

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2. UniConverterで動画をオートリフレーム機能で自動編集・変換する方法

YouTubeにアスペクト比「16:9」でアップロードする際に、「16:9」のフレーム内に余白を作らずにピッタリと映像を表示させたい時ってよくありますよね。そのような場合に、元動画内の人物やペットなど動きがある被写体を、「16:9」のフレーム内に捉えて表示し続ける動画に自動で変換できればとても便利ですよね。「UniConverter」でオートリフレーム機能を使えば、数クリックするだけで、自動で動画を解析して、YouTubeに最適なアスペクト比が「16:9」のフレーム内に被写体を捉え続けてくれます。

Step6. ①「ツール」をクリックします。②「オートリフレーム」をクリックします。

「オートリフレーム」をクリック

Step7. 「フォルダ」マークをクリックして自動編集したい動画を選択します。

編集したい動画を選択

Step8. ①「アスペクト比」の項目で「YouTube」を選択します。②の赤枠内にある白い枠内はYouTubeに最適な「16:9」のアスペクト比になっています。この白い枠内の映像が動画として変換されます。③映像内の白枠が動く速度を選択できます。④設定が済んだ後に「分析」をクリックします。

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アスペクト比

Step9. ①動画内で白枠が動き、動き回るハリネズミを自動で追跡しています。②プレビューするときは「フレーム調整」をOFFにします。

「フレーム調整」をOFF

Step10. ①アスペクト比「16:9」の白枠内の映像がプレビューされています。②「フレーム調整」をONにすると上述の調整画面に戻ります。③再度、白枠のフレーム動作速度を変更して調整し直した場合は④の「再設定」を押すと、動作速度変更後のプレビューが見られます。⑤満足に仕上がったら「エクスポート」をクリックします。

アスペクト比「16:9」

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3. YouTubeへMP4動画をアップロード・投稿する手順

MP4形式の動画をYouTubeにアップロード・投稿する手順は以下の通りです。

1. YouTubeのアカウント登録を行います。

2. 「YouTube Studio」にログインし、右上にある「作成」→「動画をアップロード」をクリックします。

3. アップロードしたいファイルを選びます。(1回に最大15本まで動画をアップロードできます)

Part5. YouTubeへMP4動画がアップロードできない場合と解決策

YouTubeのMP4動画がアップロード・投稿できない場合は下記を参考にして解決策を実行してください。

①YouTubeでサポートされていないコーデックやファイル形式の動画の場合

「サーバーがファイルを拒否しました」、「処理を中止しました」というようなエラーメッセージが表示されます。

「1. YouTubeへ動画をアップロードする際におすすめのファイル形式」内でお伝えしたファイル形式やコーデック以外の動画の場合はYouTubeへアップロードできません。

そのため、「UniConverter」などの動画変換専用ソフトでYouTubeに最適化された動画形式のMP4などに変換しましょう。

②MP4形式の動画のサイズが大きすぎる・長すぎる場合

「YouTubeへアップロードするMP4動画の容量や長さ」内でお伝えした動画のサイズや長さの条件をみたしているか確認しましょう。

「UniConverter」などの動画変換専用ソフトを使えば、動画の画質を保ちながら圧縮可能、必要に応じて解像度やビットレートなどを調整してファイルサイズを小さくできます。また、「UniConverter」は、カットなどの簡易的な編集もサクッと行えるので再生時間の短縮も同時に可能です。

③インターネット回線の通信状態が悪い

「処理を中止しました」というようなエラーが表示された場合です。

インターネット回線が混み合っているような場合は、容量が大きい動画をYouTubeにアップロードするのは時間がかかりすぎることや、途中で中断されてしまうこともあります。通信状態がよいときを選ぶか、よりよい通信環境を整えるなどして、動画をスムーズにアップロードできるようにしましょう。

④重複してアップロードしようとしている

動画をYouTubeへ重複してアップロードできません。別の動画をアップロードしましょう。

⑤ブラウザを最新バージョンに更新していない場合

「ネットワーク上でデータを送信中にエラーが発生しました」のようなエラーが表示された場合です。ブラウザを更新しましょう。

アカウント確認を済ませずに15分を超える動画をアップロードしようとしている

15分を超える動画をアップロードしたい場合はYouTubeのアカウント確認を済ませましょう。

チャンネルがコミュニティ ガイドラインの違反警告を受けている場合

「アップロードできません。現時点では、チャンネルのステータスまたはアカウント設定でアップロードがサポートされていません。」と表示される場合です。

⑥セキュリティソフトやブラウザのセキュリティ設定が原因

「セキュリティ エラーが発生しました」と表示される場合です。ブラウザのセキュリティ設定やファイアーウォール、アンチウイルスソフトなどが原因の可能性があります。セキュリティ設定を一時的に無効にしてから再度アップロードしましょう。

⑦ファイルサイズが2KB未満の場合

「失敗しました(ファイルが小さすぎます)」のようなエラーが表示されます。

ファイルサイズが2KB以上の動画ファイルを投稿しましょう。

⑧QuickTime ムービーがリファレンス ムービーとして保存された場合

「失敗しました(空の .mov ファイル)」というようなエラーメッセージが表示されます。[独立再生形式のムービーとして保存] で動画を保存し直し、もう一度アップロードしてください。

⑨チャンネルの24時間以内にアップロードできる動画数の上限を超えた場合

YouTubeでの安全性を確保するため、1日にアップロードできる動画数に制限が設けられています。そのため、24 時間後に再度アップロードするようにします。

Part6. MP4をYouTubeにアップロードするコツ

上手くYouTubeにMP4動画をアップロードするコツをまとめると以下のようになります。

①動画を作る時は容量と動画の長さに注意する

YouTubeにアップロードするための動画を作成する時には、容量と動画の長さを多くし過ぎないように心掛けましょう。YouTubeにアップロードできるのは容量が128GB以内で、動画の長さが12時間以内のものと決められています。ぎりぎりまで容量や長さを増やしてしまうとアップロードに失敗しやすくなるので注意しましょう。

②通信環境をできる限り整える

アップロードに使うネット回線やパソコンの状態はできる限り良くしておきましょう。こまめにシステムをアップロードしたり再起動したりしておくことで、YouTubeへのアップロードがスムーズに進みやすくなります。

③高解像度処理が終わるまで公開を待つ

アップロードしてすぐに動画を公開してしまうと、動画が低画質になってしまう恐れがあります。すぐに公開したい気持ちを抑えてYouTube側の高解像度処理が完了するまで待機するようにすれば、用意した通りの画質で動画を公開することができるのでおすすめです。

まとめ

YouTubeにはMP4動画もアップロード可能です。ですが、通信環境等によってはアップロードに失敗してしまうこともあります。そんな時にはファイル形式をYouTubeがサポートしているものに変えたり、動画容量を小さくしたりするなどして、不安要素をできる限り取り除いておく必要があるのです。

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