通勤中や作業中にYouTubeで音楽を聴きたいとき、アプリを閉じると音声が止まってしまい、不便に感じたことはありませんか?
その不便を解消する機能が、バックグラウンド再生です。
通常、この機能はYouTube Premium限定のものですが、実はiPhoneやAndroidでバックグラウンド再生を無料でおこなえる「裏技」が存在します。
本記事では、YouTube Premiumに加入せずにバックグラウンド再生をおこなう方法を徹底解説します。
さらに、通信量を気にせずオフラインで快適に楽しむための、動画保存テクニックも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
All-in-one ツールボックス:動画/音声/画像変換、動画/音声ダウンロード、動画編集、録画、圧縮.....すべてできる!
Part1.そもそもYouTubeのバックグラウンド再生とは?
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YouTubeのバックグラウンド再生は、YouTubeアプリを閉じたり、スマートフォンの画面をロック(スリープ)しても、動画の音声だけを再生し続ける機能のことです。
通常の無料版YouTubeアプリでは、ホーム画面に戻ったり他のアプリに切り替えると、動画の再生は自動的に停止します。しかし、バックグラウンド再生ができれば、YouTubeを音楽プレイヤーのように扱うことが可能になります。
★YouTube Premium(有料)の利用料金
本来、バックグラウンド再生はYouTubeの有料プランである「YouTube Premium」に加入することで解放される機能です。
YouTube Premiumに加入すると、バックグラウンド再生のほか、広告なし再生や動画の一時保存(オフライン再生)が可能になります。
しかし、その利用料金は決して安くはありません。2025年現在の日本国内における主な料金プランは以下の通りです。
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プラン |
月額料金(Web/Android) |
月額料金(iOSアプリ経由) |
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個人プラン |
1,280円 |
1,680円 |
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ファミリープラン |
2,280円 |
2,900円 |
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学生プラン |
780円 |
ー |
毎月1,280円以上を支払うのはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。そのため、多くのユーザーが「無料でバックグラウンド再生をする方法」を探しているのです。
★バックグラウンド再生を使用するメリット
バックグラウンド再生ができるようになると、YouTubeの使い勝手が劇的に向上します。ここでは具体的な2つのメリットを紹介します。
他アプリの利用中でも動画を音声で楽しめる
最大のメリットは「ながら作業」ができることです。
たとえば、友人にLINEやメールを返信しながらBGMとして音楽を流したり、XやInstagramをチェックしながらニュース動画の音声を聞くことが可能になります。
スマホでのマルチタスクが快適になるので、時間を有効活用できます。
通常の使用よりも通信料を抑えられる
意外と知られていないメリットが、通信料の節約効果です。
画面をオンにして動画を再生し続けると、常に映像データを受信・処理するため、バッテリーとデータ通信量を激しく消費します。バックグラウンド再生で画面をオフ(スリープ状態)にしておけば、ディスプレイの消費電力を抑えられます。
また、映像を見ずに音声だけで楽しむスタイルが定着すれば、画質設定をあえて低くして通信量を節約するといった工夫もしやすくなります。
★ピクチャインピクチャ機能との違い
バックグラウンド再生とよく混同される機能に「ピクチャ・イン・ピクチャ(PiP)」があります。
それぞれの機能の違いは、以下の通りです
- バックグラウンド再生
- 状態:映像は見えず、音声のみが流れる
- 画面:ホーム画面や他のアプリ、または画面オフ(スリープ)状態
- 用途:音楽鑑賞、ラジオ、ラジオ感覚でのニュース聴取など
- ピクチャ・イン・ピクチャ(PiP)
- 状態:他のアプリの上に小さなウィンドウ(小窓)で映像が表示される
- 画面:画面は常にオンの状態
- 用途:ゲームや作業をしながら、映像も見たい場合
どちらも「ながら見」に便利な機能ですが、ポケットに入れて移動中も音声を聴きたい場合はバックグラウンド再生、映像も確認したい場合はピクチャ・イン・ピクチャと使い分けるのがおすすめです。
Part2.YouTubeのバックグラウンド再生を無料で再現する方法
ここからは、YouTube Premiumに加入せずとも、iPhoneやAndroidでバックグラウンド再生を再現する方法を解説します。
【iPhone】safari/Chrome/Firefoxでバックグラウンド再生を再現する方法
まずは、iPhoneを使ってバックグラウンド再生を再現する方法を紹介します。safari/Chrome/Firefoxでやり方は共通なので、試してみてください。
Step1.Safari/Chrome/FirefoxブラウザでYouTubeを開き、動画を再生する
Step2.ホームに戻り、コントロールセンターから動画を再生する
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たったこれだけで、バックグラウンド再生を再現できます。
【Android】Chrome/Firefoxでバックグラウンド再生を再現する方法
続いて、Androidでバックグラウンド再生を再現する方法を紹介します。こちらは、Chrome/Firefoxでの動作が確認されています。
Step1.Chrome/FirefoxからYouTubeを開き、PC版サイト表示に変更する
Step2.クイック設定/ロック画面でYouTube動画を再生する
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【iPhone/Android共通】Braveを使ってYouTubeバックグラウンド再生をおこなう
ここまではiPhoneやAndroidの機能を使ってバックグラウンド再生を再現しましたが、実は「Brave」というブラウザを使用すれば、ブラウザの機能でYouTube動画をバックグラウンド再生できます。
現在は無料で利用できるので、知らなかった方はぜひ試してみてください。
Step1.設定→メディア→バックグラウンド再生をオンにする
Step2.Braveを再起動し、YouTube動画を再生する
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これで、他のアプリを開いても動画が裏で再生されるようになります。
Part3.YouTube動画をダウンロードすれば、いつでもオフラインでバックグラウンド再生が可能
ここまでに紹介した方法は、あくまで疑似的にバックグラウンド再生機能を再現したものです。
もっと快適に動画をバックグラウンドで再生したいのであれば、動画をダウンロードしてしまい、オフラインで再生するのが確実な手段でしょう。
YouTubeから安全に、かつ簡単に動画をダウンロードしたいのであれば、UniConverterがおすすめです。
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UniConverterは、動画に関連した機能が1つになったオールインワンソフトです。
YouTube動画の安定したダウンロードはもちろん、データの圧縮や編集、画面録画機能など、様々な機能を活用できます。
UniConverterV17の新機能で、Chromeの拡張機能を使ってYouTube動画をダウンロードできるようになったり、ダウンロードした動画をプライベートスペースに移動させられるようにもなりました。
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PCで動画をダウンロードし、クラウドに保存orスマホに移動させれば、バックグラウンドでいつでも動画を楽しめるようになるでしょう。
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対応OS |
Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS10.10以降 |
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特徴 |
YouTube動画をほとんどワンタッチでダウンロードできる 他にも10,000以上のサイトからのダウンロードに対応している |
UniConverterでYouTube動画をダウンロードする手順
Step1.ホームから「ダウンロード」をクリック
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Step2.左上のボタンをクリックし、Chromeの拡張機能をダウンロードする
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Step3.ダウンロードしたいYouTube動画のページへ進み、「ダウンロード」をクリック
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※「ダウンロード」が表示されていない場合は、chromeの拡張機能から「拡張機能を管理」→「デベロッパーモード」をONにすれば表示されます。
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まとめ
こちらでは、YouTubeのバックグラウンド再生を無料で再現する方法について解説しました。
今やYouTubeは世界最大の動画共有プラットフォームです。毎日膨大な数のコンテンツが更新されるので、バックグラウンド再生を活用しなければ、時間がどれだけあっても気になるコンテンツを追いきることは難しいでしょう。
今回紹介したバックグラウンド再生を再現する方法や、そもそもYouTube動画をダウンロードしてしまう方法を駆使して、動画視聴をもっと楽しみましょう。