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YouTubeライブに適切なビットレートは?配信方法や注意点も解説
編集者 Takashi • 2024-09-09 20:17:37
YouTubeライブに適切なビットレートは?配信方法や注意点も解説
YouTube LIVEにおいてビットレートは、画質や音質に関わる重要な要素の一つです。一方で、「ビットレートって何?」「どうやって設定すればいいかわからない...」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、YouTube LIVEに適切なビットレートや設定方法、注意点などについて解説します。配信に必要なツールも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- Part 1.YouTubeのバックグランド再生とは?
- Part 2.iPhoneでYouTubeのバックグランド再生を無料でする方法
- Part 3.AndroidでYouTubeのバックグランド再生を無料でする方法
- Part 4.YouTubeを無料でバックグランド再生できるアプリ
Part1. そもそもYouTubeライブとは
YouTube LIVEとは、国内外で多くのユーザーを獲得している動画配信サイトです。個人から企業までが使用している動画メディアの一つであり、利用者数が圧倒的に多いことが特徴です。
近年では動画コンテンツだけではなく、さまざまなSNSでライブ配信が注目されています。YouTube LIVEではゲーム配信やファンとのコミュニケーションに活用する方が多く、ライブ配信だけで生計を立てている方も少なくありません。ビットレートの調整方法がわかると綺麗な画質・音質で配信できるので、設定方法はしっかりと理解しておきましょう。
Part2. YouTube LIVEに適切なビットレートとは
ビットレートとは「1秒間に転送・処理できるデータ量」を意味します。簡潔にお伝えすると適切なビットレートで配信すると、映像や音声の品質が高くなるイメージです。またプラットフォームによって推奨ビットレートは異なります。ここでは、YouTube配信に適切なビットレートを見ていきましょう。
音声ビットレート
音声ビットレートとは、映像ファイル内の音声に関連する情報の値を意味します。簡単にいうと、動画の音声の一部を数値化したデータのことです。YouTubeの公式から推奨ビットレートは公開されていませんが、ユーザーが受信するデータ量を考慮すると、【128Kbps】が適切と考えられるでしょう。また配信ではなく動画投稿で音声ビットレートを調整する場合は、ファイルの拡張子によって適切な値は異なるので注意しましょう。
映像ビットレート
映像ビットレートとは「動画ビットレート」とも呼ばれるデータであり、映像の画質に影響する要素の一つです。適切なビットレートは配信するデバイスによっても異なりますが、YouTube配信では【4,500〜9,000Kbps】がおすすめと考えるでしょう。ただしゲームのような躍動感のある映像を配信する場合は、より高いビットレートが必要になる可能性があります。したがってYouTubeで配信を行う際は、別アカウントを使ってテストなどを行ってから、メインのアカウントで配信することをおすすめします。
オーバルビットレート
オーバルビットレートは、映像ビットレートと音声ビットレートをあわせた数値を意味します。プラットフォームによって異なりますが、映像ビットレートのことをオーバルビットレートと呼ぶことがあります。YouTube動画配信でオーバルビットレートだけを調整することはありません。しかし、別のプラットフォームでこちらの表記がされている場合は、映像ビットレートと音声ビットレートをあわせた数値と認識しておきましょう。
Part3. YouTube YouTubeライブでビットレートを調整して配信する方法
ここからは、YouTube動画ライブでビットレートを調整して配信する方法を紹介します。今回は、YouTube配信でよく使用されている【OBS studio】を使ったやり方を見ていきましょう。OBS studioは、ライブ配信や画面録画などに特化した無料の配信ソフトです。操作方法がやや複雑なので、使い方を一緒に見ていきましょう。
ステップ1:YouTubeとOBS studioを接続する
OBS studioを起動したら、YouTubeとの接続を行いましょう。画面右下に表示されている【設定】を開き、下記の設定を行いましょう。
1. メニューの【配信】をクリックする
2. サービスを【YouTube-RTMPS】に設定する
3. サーバーを【Primary YouTube ingest server】に指定する
4. 【アカウントを接続(推奨)】をクリックする
5. GoogleアカウントとOBS studioを接続する
6. 【OK】を選択する
【アカウントを接続(推奨)】を選択すると、Googleアカウントの選択画面が表示されます。YouTubeでライブ配信を行うGoogleアカウントを指定して、OBS studioと接続を行いましょう。
ステップ2:映像ビットレートを設定する
次に、映像ビットレートの調整を行いましょう。OBS studioの設定画面を開き、下記の設定を行います。
1. メニューの【出力】を選択する
2. 【配信】を選択する
3. 映像エンコーダーを【×264】に指定する
4. レート制御を【CBR】に設定する
5. ビットレートを【4,500〜9,000Kbps】に指定する
6. 【OK】をクリックする
ゲーム配信をする場合は数値を上げながら実際の画面を確認して、適切な設定を行いましょう。
ステップ3:音声ビットレートを調整する
映像ビットレートを設定したら、音声ビットレートの指定も行いましょう。OBS studioの設定画面を開き、以下の手順で設定を行ってください。
1. メニューの【出力】を選択する
2. 【音声】をクリックする
3. トラック1の音声ビットレートを【128】に設定する
4. 【OK】を選択する
ステップ4:YouTube配信を開始する
ここまでの設定が完了したら、YouTubeでのライブ配信を開始して、OBS studioトップ画面の右下に表示されている【配信開始】をクリックします。
YouTubeの配信画面を確認して、問題がないかチェックしましょう。画質や音質に問題を感じる場合は、配信中にビットレートを調整してみてください。
Part4. ビットレートを調整してYouTube配信をする際の注意点
最後に、ビットレートを調整してYouTube配信を行う際の注意点を紹介します。
● 映像が重くなる可能性がある
● 通信環境が悪とラグが発生する
上記の項目を意識したうえで、適切な設定を行ってください。順番に解説します。
映像が重くなる可能性がある
ビットレートの数値を高くすると、動画の画質や音質は良くなります。しかし数値を上げすぎると受信側にも膨大な通信料が発生します。そのような場合、視聴者のデバイスで映像を処理しきれず、結果的に画質や音質が悪くなることがあるのです。したがって映像・音声のビットレートは、適切な数値に設定することをおすすめします。
通信環境が悪いとラグが発生する
適切なビットレートを設定しても通信環境が悪い場合、画質や音質が悪くなったり、映像に遅延やラグが発生したりする可能性があります。したがって高いビットレートでYouTube配信を行う場合は、通信環境にも注意しましょう。また容量の大きい配信になってしまうなら、視聴者にも通信環境に注意することを伝えてあげると良いかもしれません。
Part5. 高いビットレートのYouTube動画を録画できるソフトUniConverter
他のクリエイターのライブ配信を録画する場合は、UniConverterを使用してみましょう。UniConverterは、画面録画や動画変換、動画ダウンロードなどの機能を搭載したオールインワンソフトです。
すべての機能を直感的に使用できるため、世界各国のクリエイターにも使用されています。動画ダウンロード機能を活用すれば、YouTubeだけではなくネット上のさまざまな動画を手軽に保存することが可能です。YouTubeコンテンツの録画・ダウンロードに興味のある方は、ぜひ無料ダウンロードしてみてください。
まとめ:適切なビットレートでYouTube配信をしよう!
ビットレートは動画の画質や音質に関わる重要な要素の一つです。またゲーム配信など動きの激しいコンテンツを配信する場合は、ビットレートの数値を高くする必要があります。ただし、ビットレートの数値を上げすぎると通信料が膨大になり、視聴者側の負担が大きくなります。したがって配信画面を確認しながら、自分にあった設定を見つけることが大切です。
なおUniConverterでは、画面録画や動画ダウンロード、動画編集などの機能を直感的に使用できます。UniConverterは無料でインストールできるので、YouTubeの配信だけではなく保存や編集にも興味がある方は、ぜひ活用してみてください。
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