昨今はSNS全盛期ということもあり、ファイルサイズが大きい動画ではなくGIFアニメーションを作成して公開するクリエイターが増えています。
動画に比べると解像度も低く、動きも単純化されてしまうGIFアニメーションがなぜ人気になっているのでしょうか。
その謎を解き明かすため、本記事ではGIFの作り方について解説します。実際に画像/動画からGIFアニメーションを作成おすすめのツールも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
Part1.GIFは画像/動画と何が違うの?
まずはGIFの基本的な部分として、画像や動画とどんな違 いがあるのかを解説します。
GIFは動きがある画像(パラパラ漫画)
まず最初に、GIFアニメーションという言葉を聞くとGIFはアニメだと思う人がいるのですが、GIFは動画ではなく画像形式の1種です。
ではなぜGIFアニメーションには動きがあるかというと、これは複数の画像をパラパラ漫画のように順番に表示することで動きを付けているからです。
なので動画に比べると少し動きがカクカクしているものの、動画よりもかなり軽いデータサイズでアニメーションを表現することができます。
これが動画ではなくGIFアニメーションを作成しようという人が増えている一番の要因です。
GIFで音声を再生することはできない
前述の通り、GIFは形式としては画像なので音声を再生することはできません。
GIFに音楽を付けたい場合はGIFをMP4などの動画形式に変換し、編集で付けるのが最も簡単な方法です。
GIFの状態でも音楽を付ける方法はあるものの、GIFアニメーションには再生ボタンがなく自動で再生されてしまうので、音楽も勝手に流れ始めてしまうという難点があります。
なので、音楽を付けたい場合はGIFを動画に変換するようにしましょう。
GIFは再生環境を選ばない(WEBサイト内の装飾として利用可能)
GIFは古くから使われていた画像形式のため、再生環境をほとんど選びません。
なので、たとえばGIFアニメーションをWEBサイト内の装飾として利用して動きのあるWEBサイトを作ることも可能です。
動画形式の場合は動画共有プラットフォームにアップロードするか、WEBサイトにURLを埋め込むことしかできないのでGIFに比べると自由度が下がってしまいます。
より多くの人に簡単に再生してもらいたいのであれば、動画形式よりGIFを選ぶという考え方があっても良いかもしれません。
GIFは表現できる色に制限がある
GIFには最大で256色しか使えないという制限があります。
これは動画に比べるとかなり表現できる色数が少ないので、単純な解像度や色の鮮明さで動画と比較すると足元にも及ばないと言えるでしょう。
その代わり再生場所を選ばなかったりデータサイズが小さいというメリットもあるので、目的や手段によってGIFを使うか動画を使うかを考える必要があります。
Part2.動画/画像からGIFを作成できるツール(ソフト/サイト)4選!
高画質なGIFアニメーションが作れる高機能ソフト【Wondershare UniConverter】
UniConverterは、動画からでも画像からでもGIFを作成できる高機能ソフトです。
使い方もいたってシンプルで、動画/画像をアップロードして(動画の場合はGIFの開始時間と終了時間を決定し)出力サイズとフレームレートを設定するだけで簡単にGIFアニメーションを作成できます。
他にもAIを使って動画の画質を向上させる機能やデータを圧縮する機能など、GIFを作成する以外の機能も充実しているので、これ1つあれば動画に関連するほぼ全ての作業に対応することが可能になるでしょう。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
入力可能な画像形式 |
JPG / JPEG / PNG / WEBP/ など |
入力可能な動画形式 |
MP4 / M4V / AVI / MOV / MPEG / など |
特徴 |
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画像からGIFアニメーションを作成するサイトの決定版【バナー工房】
バナー工房は、複数枚の画像からGIFアニメーションを作成するにはうってつけのWEBサイトです。
1度に100枚までの画像をアップロードできるので細かい動きも再現でき、設定できる項目も多いのであとから編集を行わなくともこのサイトだけで十分なクオリティのGIFアニメーションを作成することができます。
設定が細かく初心者には多少使いづらいかもしれませんが、各項目に注釈や補足が必ず書かれているので、それを読んで設定していけば初めて扱う方でもGIFアニメーションを作成できる設計になっているのがバナー工房の特徴です。
対応ブラウザ |
chrome / Firefox / Microsoft Edge など |
入力可能な画像形式 |
JPG / JPEG / PNG |
入力可能な動画形式 |
なし |
特徴 |
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動画/画像からGIFを作れるサイト【GIFメーカー】
GIFメーカーは、動画/画像どちらからでもGIFアニメーションを作成でき、なおかつ初心者にも使いやすい設計のWEBサイトです。
ページの上から順番に進めていけば最終的にはGIFアニメーションが作成できる親切設計で、画像が切り替わる速度は「遅い」「普通」「速い」から、画像のサイズは「小」「中」「大」から選択できるようになっています。
サイトを使用している際に不明点があれば、ページの下部に注意事項が全て書かれているのでそこを読むだけで問題を解消できるなど、とにかくユーザーに寄り添ったGIF作成サイトと言えるでしょう。
対応ブラウザ |
chrome / Firefox / Microsoft Edge など |
入力可能な画像形式 |
JPG / JPEG / PNG |
入力可能な動画形式 |
MP4 など |
特徴 |
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画像からのGIF作成に特化したシンプルサイト【GIFアニメーション画像作成ツール】
GIFアニメーション画像作成ツールは、画像の入力から作成までが1画面で完結する最もシンプルな作りのサイトです。
シンプルながら「解像度」「色数」「アニメ速度」「ループ回数」などが選べるほか、変換時に背景をそのままにするか透過するかも選べるといった高機能さも発揮しています。
初めてGIFアニメーションを作成する方にとってはうってつけのサイトなので、画像からGIFアニメーションを作成したい方はぜひ試してみてください。
対応ブラウザ |
chrome / Firefox / Microsoft Edge など |
入力可能な画像形式 |
JPG / JPEG / PING |
入力可能な動画形式 |
なし |
特徴 |
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Part3.動画/画像からGIFファイルを作成する方法
ここからは、先ほど紹介したUniConverterを使用して動画/画像からGIFファイルを作成する方法を解説します。
動画からGIFファイルを作成する場合と画像からGIFファイルを作成する場合で方法が違うので、それぞれの手順を紹介していきます。
UniConverterを使って画像からGIFを作成する手順
まずは、画像からGIFを作成する手順を解説します。
Step1.「その他ツール」→「GIFメーカー」をクリック
Step2.「写真をGIFに変換」クリックし、画像を複数枚ドラッグ&ドロップ
Step3.出力サイズやフレームレートを設定し、完了したら「GIFを作成」をクリック
UniConverterを使って動画からGIFを作成する手順
続いて、動画からGIFを作成する手順を解説します。
Step1.「その他ツール」→「GIFメーカー」をクリック
Step2.「ビデオをGIFに変換」をクリックし、動画をドラッグ&ドロップ
Step3.開始時刻と終了時刻を設定した後、サイズやフレームレートも好みの数値を設定したら「GIFを作成」をクリック
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、GIFアニメーションを動画や画像から作る方法について解説しました。
SNSが主流になった昨今、小さいデータサイズでアニメーションを表現できるGIFは再注目されています。
動画や画像をGIFにすることができれば、それだけ人目に触れる機会も増加します。あなたが作ったアニメーションが動画としてYouTubeなどで再生され、WEBサイト上でもGIFアニメーションとして動いているということも考えられます。
再生される場所を増やすためにも、動画や画像からGIFを作成する方法を今のうちから身につけておきましょう!