動画・音声変換
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無劣化でMKVをMP4に変換するフリーソフト6選
編集者 Takashi • 2025-08-14 17:00:18
MKVの動画ファイルを再生できない場合、動画の拡張子を変換する必要があります。なぜなら、MKVに対応するプレイヤーがなければ再生できないからです。
そのため、MKVを再生するには、MP4に変換する必要があります。ただし、使用するツールによっては品質が劣化する可能性もあるので注意してください。
MKVをMP4に劣化なしで変換できるフリーソフトを6つ紹介します。それぞれの特徴やデメリット・注意点や変換方法を解説しますのでソフト選びの参考にしてください。
無料で使う場合は変換時に非対応の形式がある場合や、動画形式のみ変換可能なものなど種類によって様々です。これからご紹介するフリーソフトは動画形式MKVから汎用性のあるMP4へ変換できるものです。

3ステップでMKVをMP4に変換:UniConverter
・約1,000種類以上の人気サイトから動画や音声をダウンロード
・MKV/AVI/MOV/MP4をはじめ様々な形式・デバイスに対応
・ファイルの変換/編集/圧縮/画面録画など【25種類】の機能搭載
Part1. MKV、MP4どっちがいい?
まずは、MKVとMP4の違いを理解しておきましょう。以下の表に具体的な違いをまとめています。
MP4 | MKV | |
---|---|---|
互換性 | 高い(ほぼ全てのデバイスに対応) | やや低い(専用のプレイヤーが必要) |
品質 | 中(圧縮されているためファイルサイズが小さい) | 高い(ファイルサイズが大きい場合が多い) |
おすすめの方 | いろいろなデバイスで再生したい方 ファイルサイズを小さくしたい方 |
高画質で保存したい方 複数の音声や字幕を管理したい方 |
上記のように、MP4よりも高画質で保存できることが、MKVの大きな特徴です。
MP4は互換性が高く、スマートフォンやパソコン、テレビなど多くのデバイスで再生できるのが大きなメリットです。また、ファイルサイズも比較的コンパクトなので、保存や共有にも便利です。
一方、MKVはより多機能なフォーマットで、高画質・高音質を保ちやすく、複数の音声や字幕トラックをひとつのファイルにまとめることができます。特に映画やアニメなど、字幕や音声が複数必要な場合にはMKVが適しています。
どちらがいいかは用途によります。一般的な再生や保存にはMP4がオススメですが、映画やドラマなどのクリエイティブな撮影や、家族との思いでの映像、多機能や高画質を求めるならMKVも選択肢になります。
ただし、前述したように、MKVを再生するには、MKVファイルに対応したプレイヤーが必要になります。MP4に変換すると品質が落ちる可能性が高いので、劣化を防ぐためにも、高品質なMKV MP4変換ツールを活用してください。
Part2. MKVをMP4に変換するフリーソフト6選
MP4変換は無料のソフトを使って行えます。ここではMP4動画形式を変換できるフリーソフトを5つ紹介します。
それぞれのソフトの特徴を紹介するので、あなたが使いやすいソフトを使用してください。
ソフト名 | 対応OS | 無劣化変換 | 大容量対応 | 日本語対応 | 使いやすさ | 特徴/おすすめポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
UniConverter (Wondershare) |
Win/Mac | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | 高速/画質◎/一括処理/編集・圧縮も可能 |
HandBrake | Win/Mac/Linux | 〇 | ◎ | △(有志版) | 〇 | オープンソース/細かい画質設定/上級者向け |
VLCメディアプレイヤー | Win/Mac/Linux | △(やや劣化有) | 〇 | 〇 | 〇 | 再生+変換両対応/インストール済なら手軽 |
XMedia Recode | Windows 7/8/8.1/10/11 | ◎ | ◎(制限あり) | ◎ | ○ | 細かな設定も可能、広告なしの完全無料、安定性高、モバイル向けプリセットが豊富 |
VidCoder (DVDVideoSoft) |
Windows 7/8/8.1/10/11 | ○ | ○ | △ | ◎ | シンプルなUIでDVD/Blu-rayリッピング、バッチ処理に強い、HandBrakeエンジン搭載 |
Freemake Video Converter | Windows Vista/7/8/8.1/10/11、Mac OS | △ | ○ | ◎ | ◎ | 操作が非常に簡単、デバイス毎のプリセット豊富、ファイル結合・カットなど編集機能も搭載、初心者向け |
1. MKV MP4変換フリーソフト:UniConverterの無料版
UniConverter(ユニコンバーター)は、操作画面がシンプルなので起動後すぐに見たまま操作で作業することができます。形式変換だけでなく簡単な動画編集や画面録画など様々な作業を行うことができます。もちろん解像度やフレームレートなど細かい設定もできますので、こだわりの動画に仕上げることも可能です。
動画&音楽形式の変換は高速で行われ、変換された動画を再生したりスマホに転送したりでき、動画編集やスクリーン録画機能を搭載している多機能な動画変換ソフトです。
対応OS | Windows:11/10/8/7/Vista macOS:12/11/10.1.14/10.13/10.12/10.11 |
機能 | 動画変換/画面録画/動画編集/動画ダウンロード その他多数の機能を搭載 |
メリット | 高速変換に対応 品質を落とさず動画を変換できる |
デメリット | 一部機能は有料 |
初めて変換する人でも説明書を読まずに直感的に操作できます。MKVをMP4に劣化なしで変換でき、複数のファイルを一括変換することも可能です。
前述したように、MKVからMP4に変換する場合、ファイルサイズを圧縮するので、どうしても画質は落ちる傾向にあります。映像の劣化具合は、ソフトの質に委ねられるのです。その点、UniConverterは品質の劣化を最小限抑えられるソフトなので、大切な映像を高画質で変換したい方には、最適のソフトといえるでしょう。
MKVを高品質な状態でMP4に変換したい方は、UniConverterをぜひ活用してください。
また、対応形式が豊富なので音声や動画変換などを幅広く行うことができます。(変換機能を使うことができますが無料版は容量に制限があります)
UniConverterでMKVをMP4に無劣化変換する方法
それでは、UniConverterでMKVをMP4に変換するプロセスを、実際の画像を用いて解説します。UniConverterは無料でダウンロードできるので、この機会に使い方を覚えながら、MKVをMP4に変換しましょう。
ステップ1:変換する映像をインポートする
UniConverterをダウンロードしたら、画面に表示されている【変換】を選択します。
動画変換の画面が表示されたら、画面中央に表示されている【メディア】を選択して、変換する映像をインポートしましょう。
なお、フォルダを開いて直接インポートすることも可能です。
ステップ2:MKVをMP4に変換する
変換する動画素材をインポートしたら、画面下部に表示されている【出力先一括設定】を選択します。
指定する拡張子の画面が表示されたら、以下の設定を行いましょう。
- 【ビデオ】を選択する
- 【MP4】を選択する
- 【オリジナルと同じ】を選択する
【オリジナルと同じ】を選択することで、変換前と同じ解像度で動画を変換できます。
次に、変換した動画の保存先を指定しましょう。画面下部に表示されている【出力先】を選択して、確認しやすい保存フォルダを指定してください。
保存先を指定できたら、【変換】を選択、動画をMP4に変換します。
なお、複数の動画を一括で変換したい場合は、変換する動画ファイルをすべてインポートして、【一括変換】を選択してください。
MP4への変換が完了すると、出力先に指定したフォルダに動画が保存されます。
UniConverterは動画の品質を維持したまま高速で動画を変換することが可能です。さらに、10,000以上のWebサイトから動画をダウンロードできる機能や、動画編集機能も搭載されています。
すべての機能を直感的に使用できるんので、高品質で使いやすいソフトを使用したい方は、UniConverterをぜひ試してください。
2. MKV MP4変換するフリーソフト:VLC
対応OS | Windows:XP SP3以降 macOS:10.7.5以降 |
機能 | 動画変換/動画再生 |
メリット | 高速変換に対応 完全無料 |
デメリット | 画質が劣化する可能性がある 操作が難しい 複数のファイルを一括変換できない |
VLCは、フランスの非営利団体が開発した、オープンソースのマルチメディアプレイヤーです。
動画や音楽の再生に特化しているソフトですが、拡張子の変換にも対応しています。MP4やMKVに対応しているのはもちろん、MOVやAVIなどの拡張子にも対応しています。
ただし、VLCは変換時に品質が劣化する可能性が高いです。とはいえ、完全無料で使用できるソフトなので、コストを抑えたい方にはVLCを推奨します。
VLCでMKV MP4変換する方法
それでは、VLCでMKVを変換する方法について解説します。
STEP1 VCL media playerを起動し、左上の[メディア]から[変換/保存]を選ぶ。
STEP2 ファイルタブの[追加]でMKVファイルを追加し、[変換/保存]ボタンを押す。
STEP3 「プロファイル」で[MP4]を選び、保存先を指定し、[開始]ボタンをクリックする。
3. MKV MP4変換するフリーソフト:HandBrake
対応OS | Windows:10以降 macOS:10.13以降 |
機能 | 動画変換/動画再生/DVD再生/音楽再生 |
メリット | 完全無料、細かい設定が可能 |
デメリット | 操作が難しい 高速変換非対応 画質が劣化する可能性がある 一部の動画ファイルには対応していない |
HandBrakeは、完全無料で使用できる、オープンソースのソフトです。MP4やMKVなどの主要な拡張子に対応しているので、簡単な動画変換であればHandBrakeで問題ありません。
一部の拡張子に対応していないため、使用するデバイスによっては合わない可能性があります。また、操作方法が難しく、初心者には推奨できません。
したがって、HandBrakeは、PC操作に慣れている方におすすめのソフトといえるでしょう。
HandBrakeでMKVをMP4に変換する方法
それでは、HandBrakeで動画を変換する方法について解説します。
ステップ1:HandBraeに動k画をインポートする
HandBrakeを起動すると、【ファイルかフォルダをここにドラッグ】という画面が表示されます。動画素材を保存しているフォルダを開いて、動画をインポートしましょう。
ステップ2:動画を変換する
設定画面が表示されたら、以下の設定を行います。
- コンテナを【MP4】に設定する
- 【保存先ファイル】を指定する
- 【エンコード】を選択する
4. MKV MP4変換するフリーソフト:XMedia Recode
対応OS | Windows:7/8/8.1/10 Mac:非対応 |
機能 | 動画変換/動画再生/DVD再生/音楽再生 |
メリット | 完全無料 細かい設定が可能 簡単な補正機能を搭載 |
デメリット | 操作が難しい 専門的な知識が必要 画質が劣化する可能性がある |
XMedia Recodeは、MP4などの一般的な拡張子変換はもちろん、細かい設定をできることが特徴です。画像を明るくしたり、ノイズを除去したりなど、映像の簡単な補正機能も搭載されています。そのため、簡易的な編集をしたい方には、最適のソフトといえるでしょう。
ただし、細かく設定できる分、操作方法は難しい傾向にあります。しかし、完全無料で詳細設定ができるソフトは多くありません。
動画の変換方法にこだわりのある方は、XMedia Recodeを活用してください。
XMedia RecodeでMKV MP4変換する方法:
次に、XMedia Recodeで動画を変換する方法について解説します。
ステップ1:XMedia Recodeに動画素材をインポートする
XMedia Recodeを開いたら、【ファイルを開く】を選択して、変換する動画素材をインポートします。
ステップ2:XMedia Recodeで動画を変換する
動画素材をインポートしたら、以下の手順をおこないましょう。
- 映像を選択する
- 【モード】を【変換】に変更する
- 【コーデック】を【MPEG-4 AVC/H.264】に設定する
- 保存先を指定する
- 【リストに追加】を選択する
- 【エンコード】をクリックする
【MPEG-4 AVC/H.264】はMP4なので、安心してください。XMedia Recodeで動画を変換する方法は以上です。
5. MKV MP4変換するフリーソフト:VidCoder
対応OS | Windows:10/11(64bit) Mac:非対応 |
機能 | 動画変換/動画再生/簡単な編集機能/音楽再生 |
メリット | 完全無料、インターフェースがやさしい、簡単な編集ができる |
デメリット | 操作が難しい 高速変換非対応 画質が劣化する可能性がある 日本語化は要追加ファイルのケース多い |
VidCoderは、HandBrakeと同じく、さまざまな動画ファイルを、MP4 / MKV / WebMファイルに変換できるコンバーターソフトです。HandBrakeとは違い、標準で日本語化することができるため、使いやすくなっています。機能面でもHandBrakeのように、フリーソフトのわりに性能が高いコンバーターで、さまざまな設定ができます。
VidCoderでMKVをMP4に変換する方法:
VidCoderでMKVをMP4に変換する方法をお伝えします。
ステップ1:VidCoderに動画素材をインポートする
VidCoderを開くと、画面左側の【開く】の下部に表示されているメニューの【動画ファイル】をクリックします。フォルダ画面が表示されるので、動画素材を選択してインポートしてください。
ステップ2:VidCoderで動画を変換する
動画素材をインポートしたら、以下の拡張子設定を行います。
- ファイル横に表示されている【歯車マーク】をクリックする
- 【コンテナー】を選択する
- 【拡張子】を【MP4】に設定する
上記の設定が完了したら、【出力先】で保存先を指定して、【エンコード】を選択しましょう。
エンコードが完了すると、【出力先】に指定したフォルダに変換した動画が保存されます。
VidCoderで動画を変換する方法は以上です。
6. MKV MP4変換するフリーソフト:Freemake
対応OS | Windows:10/11(64bit) Mac:非対応 |
機能 | 動画変換/動画編集/動画ダウンロード |
メリット | 操作方法が簡単、デバイス毎のプリセット豊富、ファイル結合・カットなど編集機能も搭載、初心者にやさしい |
デメリット | 一部有料 広告表示が多い 無料版では透かしロゴが入る |
概要(特徴):FreemakeはYouTubeなどのサイトから動画をダウンロードし、MP4などに保存できるビデオダウンローダーです。MKVをMP4へ変換するなど基本的な機能を無料で利用できます。また日本語にも標準対応しています。
関連記事:Freemakeの評判・安全性は?無料版の制限と使い方を徹底解説
FreemakeでMKVをMP4に変換する方法:
それでは、Freemakeで動画を変換する方法について解説します。
STEP1 Freemakeを起動し、[ビデオ]ボタンから変換したいMKVファイルを選ぶ。
STEP2 画面下部のMP4ボタンをクリックし、プリセットで「ソースと同じ」を選ぶ。
STEP3 [出力フォルダ]で保存先を指定する。
STEP4 [変換する]ボタンをクリックし、処理が終われば完了です。
Part3. MKVをMP4に変換できるフリーソフトの選び方3選
最後に、MKVをMP4に変換できるフリーソフトの選び方について解説します。自分に合ったツールを使用するためにも、しっかりと理解しておきましょう。
①ツールのコスト
動画変換ツールを選ぶ上で最も重要なのは、ツールのコストでしょう。
動画変換ツールには、無料から有料までのものが存在します。使用できる機能や製品の質によって料金は異なるため、あなたの経済状況に合ったツールを活用しましょう。
ただし、高額なソフトだからといって優れたツールとは限りません。お金を無駄にしないためにも、動画変換ツールを購入する際はレビューなどを確認してください。
②品質劣化を抑えられ機能性
MKVをMP4に変換する場合、多少の劣化は必ず生じます。しかし、劣化の度合いはツールによって異なります。そのため、映像の質を落とさず拡張子を変換できるツールを使用してください。
なお、完全無料ツールは画質が落ちる可能性が高いので注意してください。
③動画変換以外の機能の搭載
動画変換機能だけではなく、動画編集機能や音声編集機能が搭載されているツールがおすすめです。
理由は、映像や音声などの乱れをその場でクリアにできるからです。
MVKからMP4に変換した場合、品質の劣化により多少のノイズが入ることは少なくありません。動画編集ソフトを活用すれば簡単に除去できますが、余計な手間が増えてしまいます。
しかし、動画編集機能や音声編集機能が搭載されているツールであれば、その場で解決できます。作業を効率化させるためにも、動画変換以外の機能が搭載されているツールを活用しましょう。
まとめ
動画変換ツールは多数存在します。しかし、ツールによって品質が劣化したり、変換速度が遅かったりするなど、デメリットが存在します。
したがって、MKVの品質を維持しながら拡張子を変換したい方は、機能性に優れたソフトを活用してください。
なお、MKVをMP4に変換ツール選びに迷っているなら、UniConverterを試してみるとよいでしょう。
UniConverterは無料でダウンロードできるため、高品質な機能を体験したい方は、ぜひ無料ダウンロードしてください。
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