MP3・音声変換
- 1. MP3に変換+
- 2. MP3を変換+
【Windows10/11対応】MOVからMP3に変換できるフリーソフト5選
編集者 Takashi • 2024-09-25 14:09:35
macOSではMOVという動画ファイル形式が標準になっていて、「QuickTime Player」を使って動画を視聴したり、「iMovie」で動画を編集したりすることが可能です。こうした動画のなかには、音楽データのほかに字幕データやミュージックビデオ用の映像を追加したものもあり、音楽だけを楽しみたい方は音楽データだけを抽出し別のメディアプレイヤーでオフライン視聴したいかもしれません。
そこで今回は、MOVからMP3に変換できるフリーソフトを厳選して紹介します。
▼ おすすめ関連ソフト
秒でMOVからMP3に変換できるソフト:UniConverter
・沢山の人気サイトから動画を保存
・動画、音声サイトなどにお気に入りのプレイリストを保存
・動画変換、動画編集、画面録画、動画圧縮などの機能も満載
Part1.MOV・MP3とは
MOVとは
MOVは、アップルが開発したマルチメディア用のファイル形式で、自社が開発した「Quick Time X」というマルチメディア技術で取り扱われます。このQuick Time Xを通じて、音楽データや動画データの再生や変換、ストリーミングがmacOS上で可能となります。
MOVのおかげで、動画、音声、テキスト、画像などさまざまな種類のデータをひとつのファイルに格納することができ、動画制作にも活用できます。その一方で、MOVファイルは高品質さと幅広い互換性を有しているため、ファイルサイズが大きくなる傾向があります。また、Appleの独自規格であるため、WindowsやAndroidなどほかのOSには最適化されていないというデメリットがあります。
MP3とは
MP3は、音声データを圧縮して保存するためのファイル形式で、国際的な標準規格となっています。MP3はインターネット経由での配布や、メディアプレイヤーでの使用に広く利用されています。
MP3形式の主な特徴は、データの圧縮率が高いことです。音楽データは、人間の耳が聞き取りにくい音を削除する「非可聴データ除去」と呼ばれる手法を用いて圧縮されます。このため、高い圧縮率で、満足度の高い音質を可能にしています。
Part2.MOVからMP3に変換するメリット
MOVファイルからMP3ファイルへの変換にはいくつかのメリットがあります。
ファイルサイズの削減
MOVファイルは動画データ、字幕データ、音楽データなど数種類の情報を含むため、ファイルサイズが大きくなる傾向にあります。一方、MP3は音楽データのみを含むため、相対的にファイルサイズが小さくなります。MP3に変換することで、保存スペースを節約し、ファイルの共有やダウンロードが容易になります。
広範な互換性
MP3は国際標準の音声ファイル形式であるため、ほぼすべてのデジタルデバイスやメディアプレイヤーでサポートされています。これに対して、MOVファイルはApple独自の企画であるため、macOSやiOSなど特定の環境での互換性に優れています。さまざまな端末で音楽を視聴したい方にとって、汎用性の高いMP3に変換することはメリットになります。
編集のしやすさ
MP3形式は多くの音楽編集ソフトで扱いやすいため、編集が必要な場合にはMOVからMP3への変換が好ましいでしょう。多機能なツールを活用することで、トリミング、結合、エフェクトの追加など音楽編集の幅が広がります。
Part3.MOVからMP3に変換できるフリーソフト5選
MOV MP3変換フリーソフト①:Real Player
RealPlayerは、リアルネットワークスによって開発された老舗のメディアプレイヤーです。主な機能は動画や音楽の再生ですが、メディアファイルの編集や変換も可能です。Real PlayerでMOVからMP3に変換する機能は非常にシンプルで、MOVファイルを開き左クリックから変換するだけです。MP3のビットレートの設定も同時に行なえます。
Real Playerのメリットとして、動画プレイヤーの操作が直感的であることが挙げられる一方で、動作が重いことやファイル変換の品質をカスタマイズする際のUIが古く、操作しにくいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
MOV MP3変換フリーソフト②:VLC Media Player
VLC Media Playerは、VideoLANプロジェクトによって開発されたフリーソフトで、多様なメディア形式の再生だけでなく、ファイルの変換やストリーミングといった高度な機能も提供しています。MOVからMP3に変換するには、「メディア」メニューから「変換/保存」メニューを選択し、画面の指示にしたがっていくだけです。MP3の品質のカスタマイズも豊富で、コーデック選択、ビットレート、サンプリングレートなどを設定できます。
VLC Media Playerはメディアプレイヤーとしては機能が豊富である反面、メニューをクリックで選択していくという古いUIであるため、初心者には使いにくいというデメリットがあります。
MOV MP3変換フリーソフト③:Moo0 動画からMp3へ
Moo0 動画からMp3へ は、動画データから音のみを抽出することが可能なフリーソフトです。Moo0は音楽ファイルの変換やボイス録音機など、個別の機能をもつフリーソフトを提供する統合プラットフォームで、「Moo0 動画からMp3へ」はそのひとつととらえることも可能です。
MOVからMP3への変換は、メニューを順番にクリックしていくことで可能です。サンプルレート(サンプリングレート)やビットレートだけでなく、音量のカスタマイズも可能です。機能が少ないため動作が非常に軽快であるというメリットがある一方、出力フォーマットや品質をカスタマイズするUIがテキストベースで古めかしいため、初心者にとって取っつきにくいというデメリットがあります。
MOV MP3変換フリーソフト④:XMedia Recode
XMedia Recodeはドイツで開発されたフリーソフトで、さまざまなフォーマットへの変換をサポートしています。MOVからMP3への変換機能は非常に多彩で、ビットレートやサンプリングレートだけでなく、コーデック、チャンネル数、周波数フィルタなど、プロフェッショナルの使用にも耐えられるほど細かくカスタマイズ可能です。
詳細な設定が可能なため、経験豊富なユーザーにとっては自分にとって最適な音楽ファイルを生成できる反面、初心者には変換機能が豊富すぎて使いにくいというデメリットがあります。
MOV MP3変換フリーソフト⑤:MiniTool Movie Maker
MiniTool Movie Makerは、MiniTool Solution Ltdが開発した動画編集ソフトで、動画編集機能だけでなくファイル変換機能も備えています。MiniTool Movie Makerは初心者向けに設計されているため、簡単な操作で高品質な動画プロジェクトを作成できます
メリットとして、UIが洗練されているため、MiniTool Movie MakerでMOVからMP3に変換する操作は簡単であることが挙げられます。その一方で、フリー版はMP3に変換できる時間が制限されているなど、機能が限定的であることがデメリットがあります。
Part4.MOVからMP3に変換するならWondershare UniConverter
MOVからMP3へ変換できるフリーソフトは主に、動画編集ソフトやメディアプレイヤーに付属している機能であることが多いです。そのため、ファイル変換機能に特化しておらず、操作性が悪かったり、変換する際のカスタマイズ機能が簡略化されすぎている、あるいは複雑すぎて初心者には使いにくかったりする可能性が高いです。
初心者でも簡単かつ的確にMOVからMP3に変換できるソフトがWondershare UniConverterです。ファイル変換がメインのソフトであるため、初心者でも容易でドラッグ&ドロップでファイル変換可能です。また、変換のカスタマイズ機能も豊富で、ユーザーに最適な音楽ファイルに変換することが可能です。
以下では、UniConverterでMOVからMP3に変換する手順を解説します。
UniConverterでMOVからMP3に変換する手順
Step1.UniConverterの起動
UniConverterを起動し、画面左上に表示される「変換」タブをクリックします(①)。
Step2.MP3ファイルに変換したいMOVファイルを選択
画面が切り替わるので、画面左上の「ファイル」アイコンをクリックし、「ファイルを追加」を選択します(②)。
MOVファイルを選択し(③)、「開く」をクリックします(④)。
MOVファイルがUniConverterに取り込まれます。
Step3.変換後のファイルの設定
画面右上の「設定ファイル」アイコンをクリックします(⑤)。
新しいウィンドウが開くので、「音声」タブから「MP3」アイコンを選択します(⑥、⑦)。
設定をカスタマイズしたい場合には、「設定」ボタンをクリックします(⑧)。
エンコーダ、サンプルレート、ビットレートなどを設定し、「保存」ボタンを押します(⑨)。
Step4.MP3ファイルに変換
設定が完了すると、「変換」ボタンを押すだけです(⑩)。
Part5.MOVからMP3に変換することに関するよくある質問
なぜ動画ファイルから音楽ファイルに変換できるのでしょうか?
MOVは、動画データや音楽データを一括して収納する「コンテナ」の役割を果たしています。MP3に変換することは、MOVから音楽データを取り出し、MP3にファイルを圧縮することにほかなりません。
MOVからMP3に変換しないメリットはありますか?
動画データや字幕データ、音楽データを保持しているので、音楽データ以外も参照したいという方はMOVのままで利用するのが理にかなっているかもしれません。ただし、Appleの端末に特化したファイル形式であるため、スマホやWindowsで参照する場合にはMP4など汎用的な動画ファイル形式に変換するほうが便利なケースもあります。幸い、Wondershare UniConverterには、MOVからMP3への変換機能のほか、MOVからMP4に変換する機能も搭載しています。
まとめ
MOVファイルはmacOSやiPad、iPhoneのユーザーにとってなじみ深い動画ファイル形式であり、動画の視聴だけでなく編集でも利用可能です。近年、WindowsやAndroidスマホなどさまざまなOSを搭載した端末が増えているため、ほかの端末を使って音楽だけを視聴したいという需要もあるでしょう。
MP3は国際的な標準規格であるため、OSの種類やソフトにかかわらず音楽を視聴できます。「音楽だけをオフラインで視聴したい」という方は、Wondershare UniConverterで自分好みの音質にファイルを変換することがおすすめです。
役に立ちましたか?コメントしましょう!