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Macで簡単にMP4をMP3に変換する方法3選|標準アプリから便利ソフトまで完全網羅紹介
編集者 Takashi • 2024-09-11 09:13:28
Macで映画といった動画を鑑賞しているときに、動画内の音声・音楽だけを取り出して聴きたい方もいるのではないでしょうか。Macを使用すれば、簡単に動画から音声だけを抽出することができるのです。
動画形式の「MP4ファイル」は音声形式の「MP3ファイル」に変換することで、データを効率的に活用・保存できるケースが多々あります。
そこで、本記事では、MP4とMP3の違いや、具体的な3つのMacでMP4 MP3変換方法、変換する方法の選び方などについて網羅的に解説してきます。
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Part1.MP4とMP3の違いとは?
「MP4」と「MP3」はどちらも非常に使用頻度の高いメディアフォーマットですが、それぞれの特徴や用途の違い、メリットとデメリットがあります。
本章では、MP4とMP3の基本的な違いを説明します。具体的な変換理由の例も挙げているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:MP4をMP3に変換できるツールでおすすめは?フリーソフト・サイトおすすめ各5選
1-1.MP4の特徴
MP4(MPEG-4 Part 14)は「“コンテナ”ファイルフォーマット」として広く使用されている形式です。
正確には動画ファイル形式という訳ではなく、ビデオ、オーディオ、静止画、字幕など複数のメディア要素が詰め込める「コンテナ」の役割を果たすファイル形式なのです。
MP4のおもな特徴は以下の通りです。
・高品質な映像と音声の統合:MP4は、映像と音声を高品質で統合することができます。そのため、動画配信やストリーミングに適しています。
・ストリーミング適性:MP4はインターネット上でのストリーミング配信に適しており、多くの動画共有サイトで標準的に使用されています。
・多様なコンテンツの格納:MP4は、ビデオ、オーディオ、静止画、字幕など多様なコンテンツを格納できる柔軟性があります。
1-2.MP3の特徴
続いてMP3について見ていきましょう。
MP3(MPEG-1 Audio Layer 3 またはMPEG-2 Audio Layer 3)は、音声ファイルフォーマットとして広く使用されている形式です。
MP3のおもな特徴は以下の通りです。
・汎用性:MP3はほぼ全てのデバイスやプレイヤーで再生可能であり、非常に汎用性が高いフォーマットです。
・高い圧縮率:MP3はデータ圧縮率が高いためファイルサイズが小さくでき、ストレージスペースを節約できます。
・互換性の広さ:MP3は長きにわたり標準的な音声フォーマットとして使用されています。そのため多くのソフトウェアやハードウェアと互換性があります。
1-3.MP4をMP3に変換する理由
以上を踏まえて、MP4(動画ファイル)からMP3への変換は以下のような理由でおこなわれます。
・利便性:音声のみを必要とするケースでは、MP4からMP3に変換することで、音楽やポッドキャストなどをより簡単に管理・再生できます。
・ストレージスペースの節約:MP4ファイルは一般的に大きなサイズを持ちやすいため、MP3に変換することでストレージスペースを大幅に節約できます。
・デバイスの互換性:一部のデバイスやソフトウェアはMP4が再生できないケースもあるため、MP3に変換することで、より多くのデバイスで音声ファイルを利用できます。
これらの理由から、MP4からMP3への変換は多くの状況で有用であり、特に音声コンテンツを中心に利用する場合には不可欠です。
関連記事:iTunesでMP4をMP3に変換する方法や変換できないときの対処法を解説
Part2.MacでMP4をMP3に変換する方法1.UniConverterを使う
基本的な情報を踏まえた上で、早速本章から、MacでMP4をMP3に変換する方法を紹介していきます。
まず1つ目は、PCソフトの「UniConverter(ユニコンバーター)」を使用する方法です。
結論として、今回紹介するMacでMP4をMP3に変換する方法の中では、もっともおすすめの手段です。
以下で、UniConverterの概要と実際の変換方法を見ていきましょう!
2-1.UniConverterとは
「UniConverter」は、Wondershare社が開発&リリースしている、MacでMP4をMP3に変換できるソフトです。
変換処理速度が非常に速く、変換後の音質劣化を心配する必要もありません。
また、UniConverterは、ユーザーインターフェースに優れており、直感的操作が可能な点も魅力です。
そのため、導入直後からあっさりと変換作業が完了します。
さらにUniConverterは、MP4やMP3だけでなく「1,000種類以上」のファイル形式に対応しており、汎用性が非常に高いという点も好評です。
加えて、MacでMP4をMP3に変換といった機能以外にも「動画圧縮」「音声テキスト化」「動画ダウンロード」などの機能が搭載されています。
最新のAIが組み込まれた機能も充実しているため、ユーザーの作業コストが飛躍的に軽減される点も魅力です!
2-2.MacでMP4をMP3に変換する方法【UniConverter】
それでは、UniConverterを使用した、MacでMP4をMP3に変換する方法を解説していきます。
まずは、お手元のMacに、UniConverterを無料インストールしていただき、一緒に操作を進めていきましょう!
Step1.MP4ファイルをインポートする
MacでUniConverterを起動後、ホーム画面にある[変換]をクリックします。
その後、変換画面が表示されますので[紫フォルダマーク]をクリックし、MP4ファイルをインポートします。
Step2.出力形式をMP3に設定する
MP4ファイルのインポートが完了したら、画面下部にある[出力形式]の[MP4]をクリックします。
すると、出力形式を選択できる画面が表示されますので[音声]から[MP3]を選びましょう。
Step3.変換をスタート
あとは、画面右側にある[変換]をクリックすれば、MP4からMP3への変換が完了します!
Part3.MacでMP4をMP3に変換する方法2.標準アプリ「ミュージック(旧:iTunes)」を使う
続いて、MacでMP4をMP3に変換する方法の2つ目を紹介していきます。
本章で紹介するのは、Macの標準搭載アプリである「ミュージック(旧:iTunes)」を使用する方法です。それでは、以下で詳しい内容を見ていきましょう!
3-1.ミュージックとは
Macの標準搭載アプリである「ミュージック」は、MP4をMP3に変換できる機能が搭載されています。
そもそも、このミュージックというは、音楽をダウンロードしたり再生したりできるアプリであり、MacおよびiPhoneユーザーなら誰もが知っているサービスです。
基本的には、上記の目的で使用されることが多いアプリであり、MP4をMP3に変換できることを知らない、という方も少なくないでしょう。
以下では、このミュージックを使用した、MacでMP4をMP3に変換する方法を詳しく解説していきます。
なお、ミュージックというのは、これまでリリースされていた「iTunes」の代替ツールとなっています。
現在、MacにiTunesは搭載されていませんのでお気をつけください。
3-2.MacでMP4をMP3に変換する方法【ミュージック】
それでは、Mac標準搭載アプリ「ミュージック」を使った、MP4をMP3に変換する方法を解説していきます。
なお、ミュージックを使用する際の注意点として、追加インストールが必要ない反面、UniConverterのような直感性には欠ける、という点は理解しておきましょう。
加えて、MP4ファイルを一度「m4a」に変換する作業も入りますので、少々わずらわしく感じる可能性もあります。
Step1.MP4をm4aに変換する
まず、該当するMP4データを右クリックして、表示されたメニューにある[選択したビデオファイルをエンコード]を選択します。
その後、下記画像の画面が表示されますので、設定を[オーディオのみ]に変更し、最後に[続ける]をクリックしましょう。
これで、MP4データをm4aへ変換できました。
次のステップからは、この[m4aデータ]を使用していきます。
Step2.ミュージックの設定を変更する
ミュージックアプリを起動し、画面上部にある[ミュージック]をクリックします。
次に、表示されたメニューの[設定]を選択し、その後表示された画面の[ファイル]をクリックします。
そして、ファイル内に表示されている[読み込み設定]をクリックしましょう。
次に表示される画面の[読み込み方法欄]をクリックし[MP3エンコーダ]を選択します。
その後[OK]をクリックし、ファイルページでも[OK]をクリックしましょう。
↓
これで、音声ファイル形式をMP3に変換するための設定が完了しました。
Step3.m4aデータを再生しMP3へ変換する
ミュージックの画面左側にあるメニューの[曲]をクリックし、該当するm4aデータを再生させます。
続いて、再生させたまま画面上部の[ファイル]をクリック後[変換]、[MP3バージョンを作成]の順に選択していきます。
以上の操作で、MP3への変換が完了します。
なお、変換されたMP3データは、元ファイルであるm4aデータの直下に保存されますので、そのままドラッグ&ドロップでデスクトップへ移動させると、データ単体での保管が可能になります。
関連記事:M4AをMP3に変換できるWebサイト・フリーソフト7選!注意点も解説
Part4.MacでMP4をMP3に変換する方法3.オンラインツールを使う
最後に紹介する、MacでMP4をMP3に変換する方法は「オンラインツール」です。
今回は「Media.io」という、オンラインツールを使って、詳しい手順を解説していきます。
なお、オンラインツールは、ブラウザ上ですべての作業を完結させるため、通信環境が必須となります。
そのため、Wi-Fiが通っていないと、スムーズにMP4をMP3に変換することが困難になるケースもあるため、事前に理解しておきましょう。
4-1.Media.ioとは
「Media.io」は、MacでMP4をMP3に変換できるオンラインツールであり、オーディオ・ビデオ・画像を合わせた「45種類以上」のファイル形式に対応しています。
インターフェースが非常にシンプルであり、操作手順も簡単なため、初めて使用する方でも難なく変換を進められます。
さらにMedia.ioは「音楽ジェネレーター」や「ボーカルリムーバー」「動画編集」など、豊富な機能が搭載されている点も魅力です。
Macを使い、ブラウザ上でMP4をMP3に変換したいという方には、非常におすすめのツールです!
4-2.MacでMP4をMP3に変換する方法【Media.io】
それでは、Media.ioを使った、MacでMP4をMP3に変換する方法を解説していきます。
Media.ioにアクセスした段階から進めていきますので、ぜひ一緒に操作を実行していきましょう!
Step1.MP4データをインポートする
Media.ioにアクセスし、画面中央にある[ファイルを選択]をクリックします。
すると、Macに保存されているデータ一覧画面が表示されますので、該当するMP4データをインポートしましょう。
Step2.変換をMP3に設定する
次に、画面中央に表示されている変換設定を[MP3]に変更します。
変更ができたら、画面右下の[変換する]をクリックしましょう。
すると、MP4からMP3への変換がスタートします。
Step3.MP3データをダウンロードする
変換が終了したら、画面に表示される[ダウンロード]をクリックします。
これで、MacにMP3として変換されたデータが保存されます!
Part5.MacでMP4をMP3に変換する方法の選び方
ここまでは、MacでMP4をMP3に変換する方法を3つ紹介してきましたが、どのように選べばよいかわからない、という方もいらっしゃるでしょう。
そこで本章では「変換方法の選び方」を解説していきます。
「各ツールを使用するおすすめの人」をベースに選び方を考えていきましょう。
まずは、下記表をご覧ください。
ツール名 |
おすすめの人 |
UniConverter |
・さくっと変換したい人 |
ミュージック(旧:iTunes) |
・Macの標準搭載ツールを好む人 |
Media.io |
・ブラウザ上で変換作業をしたい人 |
選び方の基準としては「そのツールをどのように使いたいか」「自分が求めている要素はなにか」「操作が簡単か」という点を見極めると、比較的選びやすくなりますよ!
上記表のように、各ツールおすすめの人に違いがありますので、あなたがどれに当てはまるかをまずは考えてみましょう。
どれにも当てはまらない、もしくはとりあえず“優秀なツールが欲しい”という方は、UniConverterを選ぶと良いでしょう!
Part6.MacでMP4からMP3に変換する際のよくある質問
実際にMP4からMP3に変換する上で、いくつかの疑問が浮上したり、トラブルが発生したりするケースがあります。
そこでこの章では、よくある質問とその解決方法について詳しく解説していきます。ぜひ参考にして、よりスムーズな変換を実現してください。
質問1.MacでMP4からMP3に変換すると音質は劣化する?
MacでMP4をMP3に変換する際、ほとんどのケースで音質は劣化します。
“ほとんど”としたのは、コンテナフォーマットであるMP4内に、どのような形で音声データが格納されているかによるためです。
具体的には、MP4内に音声データが「MP3」で格納されているケースにおいて「stream copy」できれば、一切音質を劣化させずにMP3を取り出すことも可能です。
一方で、ほとんどのMP4に、音声データは「AAC」として格納されているため、完全な無劣化変換は、多くのケースで避けられないでしょう。
とはいえ、本記事で紹介したUniConverterなど、限り無く小さな劣化でファイルを変換できるツールもあるため、ツール選びによって音質を最小限に抑えることを目指すのが正しいアプローチであると言えます。
質問2.MP4からMP3への変換速度を速くする方法は?
MP4からMP3への変換速度を速くする機能は、一部の高度ツールに搭載されています。
今回紹介したツールでは「UniConverter」のみ搭載されており、[高速変換]をONにするだけの簡単な操作で、変換を大幅にスピードアップさせられます。
質問3.MP4からMP3への一括変換は可能ですか?
MP4からMP3への一括変換ができれば、大量のファイルに対して一度にアプローチでき、非常に効率的です。
結論として、MP4からMP3への一括変換は、ツールによっては可能です。
こちらも「UniConverter」のような高度ツールには搭載されていることが多く、ドラッグ&ドロップして[一括変換]するだけの簡単な操作で、複数のファイルを一度に変換できます。
まとめ:MacでMP4をMP3に変換する為にはツール選びが重要!
本記事では、MP4とMP3の違いや、MacでMP4をMP3に変換できる具体的なツール、方法について詳しく解説しました。
MP4は高品質な映像と音声が統合でき、汎用性も高いため、動画配信やストリーミングに適しています。
一方、MP3は音声ファイルとしての汎用性が高く、ファイルサイズが小さいため、ストレージスペースを節約できるというメリットがありました。
具体的な方法を見てわかる通り、MacでMP4をMP3に変換する方法は“ツール選びさえ間違わなければ”決して難しく有りません。
ぜひ、本記事を参考に、MP4とMP3をシームレスに使い分け、より効率的なファイル管理に役立ててください。
Tips
iTunesはAAC規格に対応しているため、Macで抽出した音声ファイルはiTunesに保存・そのままiPhoneで再生することも可能です。 またMacの標準機能ではMP4・avi・mov・mpeg・3g2など、多くの動画ファイルから音声を抽出できます。
ただしWindowsの動画形式「wmv」からは抽出できないので、注意しておきましょう。
Takashi
staff 編集者