友人や同僚とのカラオケで盛り上がったときや、1人で練習に打ち込んでいるときに「今日はすごく上手く謳えているから録音しておきたい!」「自分の歌声を客観的に聴き返して、もっと上達したい」と感じた経験はありませんか?
しかし、いざ録音しようとしても「スマホのボイスメモでは雑音が入る」などの理由から、なかなか満足のいく仕上がりにならないのではないでしょうか。
そこで本記事では、カラオケでの歌声をキレイに録音したいという方のために、録音に適したツールをPCソフトとスマホアプリに分けて解説していきます。
カラオケで録音する際の注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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Part1.カラオケを録音する際の注意点
ここからは、カラオケで録音をする際に知っておきたい注意点を3つ解説します。
※高音質な録音は難しい
カラオケボックスは、歌を楽しむための空間であり、レコーディングスタジオのように防音・吸音設計がされているわけではありません。
そのため、スマホのマイクなどで録音しようとすると、隣の部屋から漏れてくる声や空調の動作音、ドリンクバーへ向かう人の足音といったさまざまな環境音を拾ってしまいます。(これは自宅の部屋でも同様です)
また、部屋の壁やテーブルに音が反響して、声がぼやけてしまうことも少なくありません。
こうした環境で、歌声だけをクリアに録音するのは非常に難しいということを念頭に置いておきましょう。
※録音する環境を整える
前述の通り、カラオケボックスや家は録音に最適な環境ではありません。しかし、少し工夫するだけで録音品質を向上させることは可能です。
まず、録音に使うスマホやICレコーダーは、スピーカーの真正面を避けて設置しましょう。スピーカーから出るオケの音を直接拾ってしまうと、歌声が埋もれてしまう原因になります。
また、机の上にハンカチを敷いたり、カバンや上着を近くに置いたりするだけでも、不要な反響音をある程度やわらげる効果が期待できます。
可能であれば、利用者が少ない平日の昼間の時間帯などを狙ってみましょう。
※楽曲の権利に注意する必要がある
録音した歌声は、自分で聴き返して練習したり、家族や友人間だけで楽しんだりする「私的利用」の範囲であれば問題なく使用できます。
しかし、その音源をYouTubeやSNSなどにアップロードし、不特定多数の人が聴ける状態にすることは著作権の侵害にあたるのでやめましょう。
カラオケで流れる楽曲には、作詞家・作曲家の権利(著作権)だけでなく、カラオケ音源を制作した会社の権利(著作隣接権)も含まれています。
これらの権利者に無断で音源を公開・配信すると、法的なトラブルに発展する可能性があるため、録音データは必ず個人で楽しむ範囲に留めてください。
Part2.カラオケで録音する方法|PCソフトやスマホアプリも紹介
ここからは、実際にカラオケで録音するための具体的な方法を解説していきます。
ICレコーダーを使用してカラオケを録音する
まず、音質にこだわりたいなら、ICレコーダーの使用が最もおすすめです。
ICレコーダーは録音に特化した専用の機械であり、スマホのマイクよりも格段に高性能なマイクを搭載しています。
機種によっては周囲の雑音を低減する「ノイズキャンセリング機能」や、録音シーンに合わせた「マイク感度の自動調整機能」などが付いているものもあり、スマホ録音でありがちな「オケの音に歌声が負けてしまう」といった失敗を減らせます。
高品質なICレコーダーを購入する予算がある方や、カラオケでも本格的な録音がおこないたい方はICレコーダーを購入してみましょう。
PCソフトでカラオケを録音する
すでにノートPCとマイクを持っているのであれば、PCソフトで録音することもおすすめです。
PCであれば、オーディオインターフェイスと接続して高音質な状態で録音をおこなえたり、マイクの音声と再生中の音楽をわけてキャプチャーすることも可能であるため、後から様々な細かい調整が可能になります。
本項目ではおすすめの音声録音ソフトを2つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
実はカラオケの録音も可能!ノイズ除去も簡単におこなえる多機能ツール【Wondershare UniConverter】
UniConverterは、あらゆる機能が搭載されたオールインワンのメディア変換・編集ソフトです。
このソフトに搭載されている「画面録画」機能には音声録音機能も備わっているため、カラオケでの音声を簡単に録音することが可能です。
録音後はそのまま簡単なカット編集やノイズ除去、ファイル形式の変換まで一貫しておこなえます。
他にもボーカル削除(音源を確保できる)など役立つ機能が満載なので、とにかくオーディオに関する機能や変換機能が豊富なソフトが欲しいという方にはUniConverterがおすすめです。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
特徴 |
カラオケの録音からノイズ除去、データ圧縮やCD化などの機能多数 専門知識がなくても簡単に高クオリティな音声データが作成可能 |
無料ながらプロレベルの精度でカラオケの録音が可能【Audacity】
Audacity(オーダシティ)は、全世界で長年愛用されている無料の音声編集・録音ソフトです。
無料でありながら非常に多機能で、PCの内部音声(カラオケ音源)とマイクからの歌声を別々のトラックに録音し、後から音量バランスを調整したり、リバーブ(エコー)をかけて本格的なボーカルに仕上げたりと、専門的な編集がおこなえます。
録音だけでなく、音質にこだわりたい中級者以上の方におすすめのソフトだと言えます。
対応OS |
Windows / macOS / Linux |
特徴 |
完全無料で使用できる 音声の録音や編集に特化した機能がを有している |
スマホアプリでカラオケを録音する
カラオケの録音における最も手軽な方法が、スマホアプリを使って録音する方法です。
普段使っているスマホさえあれば、追加の機材や費用なしですぐに試せます。
単なる録音(ボイスメモ)機能だけでなく、録音した音声にエコーをかけたり、音程を補正できる多機能なアプリも登場しているので、カラオケボックスで「ちょっと録音しておきたいな」と思ったときや、家で「歌ってみた動画を録ってみよう」と思った時に最適な方法だと言えます。
ここではおすすめのスマホアプリを2つ紹介するので、参考にしてみてください。
シンプルかつ高機能なカラオケ録音アプリ【PCM録音】
「とにかくカラオケでの歌声を高音質で録音したい」という方には、録音に特化した「PCM録音」がおすすめです。
標準のボイスメモ機能よりもノイズが少なくクリアに録音できるほか、録音形式を非圧縮のWAVなどに設定できるため、音質劣化を最小限に抑えられます。
ボタン1つですぐに録音も開始できるので、とにかくシンプルで気軽にカラオケを録音したいという方にはおすすめのスマホアプリと言えるでしょう。
対応OS |
iOS / Android |
特徴 |
スマホ標準の録音機能より高音質 バックグラウンド録音など便利な機能を搭載 |
カラオケ音源と野多重録音に対応した無料アプリ【BandLab】
BandLabは、スマホやPCで本格的な音楽制作ができる無料のDAW(音楽制作アプリ)です。
このアプリの最大の特徴は、オケ(伴奏)とボーカル(歌声)を別々のトラックに分けて録音・編集できる「多重録音」に対応している点です。
あらかじめ用意したカラオケ音源を1つのトラックに読み込み、別のトラックに自分の歌声を重ねて録音することで、後から両者の音量バランスを完璧に調整したり、ボーカルだけにプロ仕様のエフェクトをかけることが可能です。
スマホアプリでもPCソフト並みの編集がおこないたい方には、BandLabがおすすめです。
対応OS |
iOS / Android |
特徴 |
多重録音(マルチトラック)が可能 ボーカル用の高品質なエフェクトが豊富 |
Part3.カラオケを録音する方法|高音質にする方法も解説
ここでは、UniConverterでカラオケを録音する方法を解説します。
UniConverterでカラオケを録音する方法
Step1.ホームから「画面録画」をクリック
Step2.オーディオレコーダーを選択
Step3.RECを押して録音を開始
Step4.停止すれば録音が完了
まとめ
今回はカラオケを録音する方法を、ICレコーダーやPCソフト、スマホアプリなど幅広く紹介しました。
昨今はYouTubeやTikTokでも歌ってみた動画が流行っているため、ぜひ気軽に自分のカラオケを録音してSNSに投稿してみましょう!