Audacityは無料で使える多機能な音声編集ソフトですが、最新版の使い方や「オーダシティ」の具体的な操作方法に迷うこともあるでしょう。
本記事では、Audacityの基本的な使い方から、Windows 11環境で「録音できない」トラブルや、YouTubeの音源録音ができない場合の対処法、さらには内部録音ができない時の解決策まで詳しく解説します。
初心者にもわかりやすくAudacityの魅力を最大限に引き出せるガイドをお届けします。
Part1.Audacity (オーダシティ)とは
Audacity(オーダシティ)とは、無料で利用できるオープンソースの音声編集ソフトウェアです。Windows、Mac、Linuxなどのさまざまなプラットフォームに対応しており、音声の録音や編集、エフェクトの適用、複数トラックの操作が簡単に行えます。
その高機能さと使いやすさから、音楽制作やポッドキャスト、ナレーションの録音、YouTubeコンテンツの編集など幅広い用途で使用されています。
Audacityの最大の魅力は、専門知識がなくても直感的に操作できる点です。
例えば、オーディオファイルのカットやノイズ除去、エコーの追加なども手軽に行えます。
さらに、最新バージョンでは多彩なエフェクトが追加され、よりプロフェッショナルな仕上がりが期待できます。
一方で、Audacityは録音機能も充実しているのも魅力。
マイクを使った音声録音だけでなく、パソコン内部の音声(内部音声)の録音も可能です。
ただし、Windows 11環境では「録音できない」などのトラブルが発生する場合もあります。
これについては後ほど詳しく対処法を紹介します。
Part2.Audacity (オーダシティ)のダウンロードとインストール方法
Audacity(オーダシティ)は、公式サイトから無料でダウンロードでき、簡単ステップで簡単にインストールが可能です。
最新バージョンを導入することで、最新機能やバグ修正が適用された安定した操作環境を手に入れられます。
ここでは、Audacityのダウンロード方法とインストール方法を、それぞれの手順に分けて詳しく解説します。
Audacityのダウンロード方法
- Audacityの公式ウェブサイトにアクセス
- ホームページに表示される「Download Audacity」をクリック
- 使用しているOSに合わせて、Windows、Mac、Linuxの中から選ぶ
- OSを選択後、ダウンロードリンクをクリックし、インストーラーをダウンロード
まず、Audacityの公式サイトにアクセスします。
サイトにアクセスすると、トップページに大きく「無料ダウンロード」というボタンが表示されているので、それをクリックしましょう。
次に、使用しているOSを選ぶ画面が表示されます。
Windows、Mac、Linuxの中から自分のパソコンに合ったものを選択してください。
選択が完了すると、指定されたダウンロードリンクが表示されますので、そこをクリックし、Audacityのインストーラーをパソコンに保存します。
Audacityのインストール方法
- ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして開く
- インストールウィザードが表示されるので、指示に従い「Next」をクリック
- 使用許諾契約に同意し、インストール先のフォルダを確認して「Install」をクリック
- インストールが完了したら、「Finish」をクリックし、Audacityを起動
ダウンロードが完了したら、保存されたインストーラーをダブルクリックして実行します。
すると、インストールウィザードが起動しますので、指示に従って「Next」をクリックしながら進めていきましょう。
途中で使用許諾契約が表示されますので、内容を確認して「同意」します。
次に、インストール先のフォルダを指定しますが、特に変更がなければデフォルトのままで問題ありません。
「次へ」をクリックすると、インストールが開始され、完了後に「次へ」をクリックすれば準備完了です。
Part3.Audacity (オーダシティ)の使い方
Audacityは、音声編集を簡単に行えるソフトウェアですが、初心者の方でもすぐに操作に慣れます。
ここでは、Audacityの基本的な操作方法から、具体的な音声編集の手順を段階的に説明していきます。
カットやトリミング、ノイズ除去、エフェクトの適用など、幅広い編集作業を簡単に行うためのコツを押さえて、音声のクオリティを向上させましょう。
- 基本操作・手順
- 音声のカット・トリミング・結合
- 音量の調整
- ノイズの除去
- 音声の加工・エフェクトの適用
- 録音
基本操作・手順
Audacityを使い始める際の基本操作はとてもシンプルです。
まず、編集したい音声ファイルを「ファイル」メニューからインポートし、タイムライン上に表示される波形を確認します。
再生や停止、録音の操作はツールバーにあるボタンで行えます。
音声ファイルを選択し、カットやコピー、ペーストの操作はメニューやキーボードショートカットを使って直感的に行うことができます。
音声のカット・トリミング
音声編集において不要な部分をカットしたり、必要な部分だけをトリミングすることは、非常に重要な作業です。
Audacityでは、音声波形をドラッグして範囲選択し、その部分を削除したり、切り取れます。
選択した範囲をカットする場合は「Ctrl+X」、削除する場合は「Delete」を押すだけで簡単に編集が完了します。
必要な部分だけをトリミングする際には、選択範囲を反転して削除することも可能です。
音量の調整
音量の調整は、音声のクオリティを整えるために欠かせません。
Audacityでは、ツールバーにある「増幅」機能を使って、全体の音量を調整できます。
また、特定の部分だけを選択して、部分的に音量を上げたり下げたりすることも可能です。
「エフェクト」メニューから「増幅」を選び、スライダーを使って適切な音量に調整し、クリップが発生しないように確認しましょう。
ノイズの除去
録音した音声に環境ノイズが混入している場合でも、Audacityのノイズ除去機能を使えば簡単に改善できます。
まず、ノイズ部分を短く選択して「ノイズプロファイルを取得」します。
その後、全体の音声を選択し、「エフェクト」メニューから「ノイズの除去と修復」を選んで適用しましょう。
これにより、バックグラウンドの雑音や風切り音などを大幅に軽減し、クリアな音声に仕上げることが可能です。
音声の加工・エフェクトの適用
Audacityには、多彩なエフェクトが搭載されており、音声に深みや変化を持たせられます。
「エフェクト」メニューから「ディレイとリバーブ」、エコー変更などを選んで適用可能です。
また、サードパーティ製のプラグインも導入できるため、音楽制作やポッドキャストの編集においてもプロ並みの仕上がりを実現できます。
エフェクトは適用前にプレビューで確認できるため、好みの設定を見つけるのも簡単です。
録音
Audacityは、外部マイクやPCの内部音声を使用した録音も可能です。
ツールバーの「録音」ボタンをクリックするだけで、すぐに録音が開始されます。
録音デバイスの設定は「編集」メニューの「設定」から行い、正しい入力デバイスが選択されているか確認しましょう。
録音時に問題が発生した場合は、ドライバやデバイスの設定を確認することが重要です。
Part4.Audacity (オーダシティ)が使えない時の対処法
Audacityが正しく動作しない場合、いくつかの対処法を試すことが有効です。
まず、ソフトが最新バージョンであるか確認し、必要に応じてアップデートを行いましょう。
次に、録音できない場合はオーディオデバイスの設定を確認し、適切な入力デバイスが選択されているか確認してください。
Windows 11環境では、内部録音の設定が制限されている場合があるため、「ステレオミキサー」を有効にすることが必要です。
また、ドライバの更新や再インストールもトラブル解決の一助となります。
Audacityが難しいと感じたり、さらに直感的な操作を求めている方には「UniConverter」をおすすめします。
UniConverterは、音声編集はもちろん、動画変換や圧縮機能も備えている多機能ソフトです。
初心者でも簡単に使えるインターフェースで、音声トリミングやノイズ除去などの編集機能も充実しています。
多目的な用途に対応しており、簡単にプロレベルの編集を実現できるのが魅力です。
UniConverterでMP3音声をカット・分割する方法
- UniConverterを起動して「動画編集」をクリック
- 画面に表示されている「トリム」をクリック
- カット、分割したい音声ファイルを選択する
- 好みに合わせて編集する
1.UniConverterを起動して「動画編集」をクリック
まずは、UniConverterを起動して「動画編集」をクリックしてください。
2.画面に表示されている「トリム」をクリック
次に、画面に表示されている「トリム」をクリックしてください。
3.カット、分割したい音声ファイルを選択する
「トリム」をクリックして音声ファイルをインポートすると、次のような画面が表示されます。
4.好みに合わせて編集する
上記の画面が表示されたら、ハサミのマークから音声から不要な部分をカット、分割できます。
編集終了後は、右下に表示されている「OK」をクリックすると編集したファイルが表示されますので、「開始」をクリックしてください。
編集が完了すると、画面右上のタブに表示されている「完了」タブにファイルが表示され、ダウンロードが完了です。
UniConverterでオーディオを変換する方法
- UniConverterを開いて「変換」をクリック
- 必要なファイルを選択する
- ファイルの変換
1.UniConverterを開いて「変換」をクリック
まずは、UniConverterを開いて「変換」をクリックしてください。
2.必要なファイルを選択する
次に、右上のファイルマークから変換したいファイルを選択します。
3.ファイルの変換
アップロードした後は、右下に表示されている「出力形式を一括指定」から希望の出力フォーマットを選択します。
最後に、右下に表示されている「一括変換」をクリックすれば、変換完了です。
変換が完了すると、右上に表示されている「変換済」タブにファイルが表示され、ダウンロード完了です。
Audacity (オーダシティ)の使い方についてのまとめ
Audacityは、音声編集の強力なツールで、無料でありながら多機能なソフトウェアです。
本記事では、Audacityの基本的な使い方から、トラブル発生時の対処法までを詳しく解説しました。
Windows 11での録音トラブルや内部録音できない問題も解決できるヒントを提供しました。
さらに、よりシンプルな編集が必要な場合は「UniConverter」もおすすめです。
最適なソフトを使いこなし、音声編集を楽しんでください。