by Takashi • 2024-11-15 11:40:05 • Proven solutions
動画編集
- 1. 動画の簡単編集+
- 2. 動画結合 +
- 3. 動画圧縮 +
オンラインサイトで動画編集を行えば、PCのスペックや容量を気にせずに動画を編集することが可能です。ツールによっては高品質な動画を作成できるので、手軽に動画を編集したい方にはおすすめといえるでしょう。
そこで今回は、動画を結合できるオンライン・フリーソフトの紹介や選び方、具体的なやり方などについて解説します。注意点なども紹介しているので、オンラインソフト・フリーサイトでの動画編集に興味のある方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
Part1. 一番使いやすいMP4動画結合ソフト- UniConverter
MP4をはじめとする動画の結合ソフトには多種多様なものが存在しますが、使いやすいものを一つ挙げるとすれば、「UniConverter (ユニコンバーター)」が一番使いやすいと言えるでしょう。
UniConverterは動画編集や動画の変換・圧縮・書き出し、ダウンロードや再生、さらに画面録画などが可能な動画に関する万能ソフトとなっています。その機能の一つとしてファイル結合機能を備えており、読み込み・書き出しともに様々なファイル形式に対応していることに加え、それらの動画を高速かつ簡単に結合できてしまいます。
無料版の有料版がありますが、無料版でも十分に満足できる動画編集ができます。有料版になるとプロ並みの作業を求めているいるニーズにも応えてくれます。
UIもわかりやすく、ドラッグアンドドロップで動画ファイルを移動し、結合するのもワンクリックという簡単操作が最大のポイントです。
★ UniConverterでMP4動画を結合する方法
それでは、UniConverterでのMP4動画の結合方法を見ていきましょう。なお、事前にソフトのダウンロードとWondershare IDでのログインを済ませてください。
手順1. 画面左側のメニューの「ファイル結合」をクリック。
画面中央のフォルダアイコンをクリック。結合したいMP4ファイルを複数選択し、開く。(後から追加することも可能)
手順2. 画面右上にある高速変換をオンにすると変換作業がスピードアップします。画面下にある[出力先] で保存先を選択します。画面右下の「開始」をクリックすると、MP4動画が結合される。
手順3. 画面上部の[完了]タブを選択し、変換されたビデオの右側にあるファイルアイコンをクリックすると、変換されたファイルが保存されたフォルダーが開きます。>
Part2. [Windows用]トップ3:MP4結合ソフト
1. フォトアプリ
Windows 10に標準搭載されている「フォト」という名称のアプリケーションがあり、これでMP4動画の結合が可能となっています。必要最小限の機能ですが、手軽に結合するには十分なソフトと言えるでしょう。
以下、操作方法について説明いたします。
手順1. ①画面右上の「新しいビデオ」をクリック。②「新しいビデオプロジェクト」をクリック。
手順2. ビデオプロジェクトの名前を入力して、「OK」をクリック。
手順3. ①「追加」をクリックして、動画ファイルを取り込む。②プロジェクトライブラリの動画を選択し、画面下部のストーリーボードに結合順にドラッグ&ドロップする。③「ビデオの完了」をクリック。
手順4. (画質やオプションを設定したうえで、)エクスポートをクリックすると、動画が結合される。
2. Freemake Video Converter
この「Freemake Video Converter」は、動画の結合を無料でできるフリーソフトです。結合の他にも変換やコピー、書き込みも可能となっています。使い方が簡単のため、初心者の方には向いていると言えます。
以下、操作方法について説明いたします。
手順1. 「いくつかのファイル」をクリック。
手順2. 画面左上の「ビデオ」をクリック。結合したいMP4動画を選択し、取り込む。
手順3. ①画面右上の「ファイルを結合」のトグルボタンを「ON」にする。②画面下部の出力形式の中から目的のものをクリック(画像はMP4の場合)。
手順4. 「変換する」をクリックすると、動画が結合される。
3. VideoProc
VideoProcは、基本的なMP4形式の動画を高速で結合できるフリーソフトです。
MP4形式だけでなく、様々な形式の動画に対応しているため、VideoProcだけでいろいろな動画編集をする事ができる利点があります。
MP4動画は無劣化で結合することができるのが特徴の一つですが、最高品質の状態で結合しても高速であるのが最大のポイントです。他のフリーソフトと比較してもその速さには定評があり、たくさんの動画を編集する必要がある人に特におすすめです。使いやすいUIであるため、始めて使う人でもわかりやすくなっています。
ただし、無料なのは非営利目的のみに限るのに注意が必要です。
以下、操作方法について説明いたします。
手順1. 画面上部の「ファイルを挿入」をクリック。結合したいMP4動画を選択し、取り込む。
手順2.画面左上の「メディアビン」に取り込んだ動画が表示されるので、動画を選択した状態で画面下部の「シーケンス」へ結合したい順にドラッグ&ドロップする。
手順3. ①画面上部の「動画をエクスポート」にカーソルを合わせ、②表示されたメニューから「動画ファイル」をクリック。
手順4. ①「エクスポートの設定」で詳細設定し、②「作成」をクリックすると動画が結合される。
Part3. [Mac用]トップ3:MP4結合フリーソフト
続いて、Macで使用できるソフトを3つ紹介いたします。
1. QuickTime Player
VideoProcは、基本的なMP4形式の動画を高速で結合できるフリーソフトです。
Macに標準搭載されている「QuickTime Player」でMP4動画の結合が可能です。Macでの動画結合としてはもっとも手軽な方法と言えるでしょう。ただし、MP4を結合しても出力形式はMOVになるので、MP4にしたい場合には出力後に変換が必要です。
以下、操作方法について説明いたします。
手順1. 結合後に最初に来る動画ファイルをQuickTime Playerで開く。
手順2.次に結合したい動画ファイルをQuickTime Playerに表示中の動画の上へドラッグ&ドロップして追加し、これを繰り返す。2. 次に結合したい動画ファイルをQuickTime Playerに表示中の動画の上へドラッグ&ドロップして追加し、これを繰り返す。
手順3.「完了」ボタンをクリックし、「ファイル」>「書き出し」をクリック。動画の出力解像度を選択すると、動画が結合される。
2.Vrew
メリット |
テロップ作成に特化している AI機能を利用できる |
デメリット |
一部有料 本格的な動画編集にはやや不向き |
Vrewは、基本的な動画編集機能を搭載したオンラインツールです。【自動字幕起こし】の機能が有名なツールであり、YouTube動画の編集などに利用されています。結合した動画を別ソフトのファイルに変換できるため、動画編集の副業に興味がある方にもおすすめといえるでしょう。ただし使用できる機能はやや少ない傾向があるので、本格的な編集には不向きかもしれません。したがって、動画のテロップ作成に重点を置いた編集をしたい方に、Vrewをおすすめします。
3. iMovie
同じくMacに標準搭載されている動画編集ソフトです。フリーで使用できる編集ソフトとして、よく使うというMacユーザーの方もいらっしゃるのではないでしょうか。使ったことがないという方は、動画の結合が可能ですので、使用されてみてはいかがでしょう。
以下、操作方法について説明いたします。
手順1.「プロジェクト」>「新規作成」をクリック。続いて「ムービー」をクリック。
手順2.結合後に最初に来る動画ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップ。
手順3.次に結合したい動画ファイルを1つ目の動画の後ろにドラッグ&ドロップ。これを繰り返す。
手順4.画面右上の共有アイコンをクリックし、「ファイル」を選択。動画の解像度や品質、圧縮などを設定し、「保存」をクリックすると、動画が結合される。
Part4. [オンライン]トップ3:MP4動画結合オンラインサイト
ソフトのダウンロードやインストールが手間だと感じたら、オンラインでMP4を結合できるサイトを利用するのはいかがでしょう。3つほどサイトを紹介いたします。
1.Media.io
メリット |
高品質な機能を搭載 AIツールなどの利用も可能 手軽に使用できる |
デメリット |
一部有料 |
Media.ioは、Wondershare社から提供されている動画・画像編集ツールです。動画編集ソフトに匹敵する機能を多数搭載しており、高品質な動画を作りたい方におすすめと考えられます。有料プランに契約すれば話題のAI機能も利用できるため、短時間で質の高い作品を作れるでしょう。音声編集や画像編集なども活用できるため、Media.ioはあらゆる場面で活躍するオンラインツールといえます。
2.Canva
メリット |
画像素材が充実している テンプレートを利用できる |
デメリット |
一部有料 長尺動画には不向き |
Canvaは、デザインに特化したオンラインソフトです。Webデザインやバナー作成に利用されることが一般的ですが、動画編集機能も搭載されています。InstagramやTikTokなどのSNSに特化したツールであり、テンプレートが充実していることが特徴です。動画の結合や編集には対応していますが、3分以上の動画作成には対応していません。そのためCanvaは、SNSなどに投稿する短い動画の編集におすすめといえるでしょう。
3.Adobe Express
メリット |
テンプレートが充実している Adobeツールと連携できる |
デメリット |
細かい編集には不向き |
Adobe Expressは、画像編集や動画編集に対応しているオンラインのデザインツールです。結合やエフェクトなど基本的な機能は利用できるうえ、テンプレートも充実しているので動画編集が苦手な方でも利用できるでしょう。【Photoshop】や【Illustrator】などのAdobeソフトと連動して使えるため、Adobe製品を利用している方には適切なツールといえるでしょう。Adobeツールの使い方に慣れている方には、Adobe Expressをおすすめします。
Part5.使用する動画を結合できるオンラインソフト・フリーソフトの選び方
ここからは、動画を結合できるオンラインソフト・フリーソフトの選び方について解説します。人によっても異なりますが、具体的には下記の通りです。
- 機能
- 操作性
- サポート体制
それぞれ順番に解説します。
機能
使用できる機能は、オンラインソフト・フリーソフトによって異なります。例えばUniConverterには、結合だけではなく基本的な動画編集機能だけではなく、動画ダウンロードや動画変換などの機能も利用できます。Vrewなどはテロップ作成に特化している一方で、動画編集の機能は物足りないかもしれません。つまり使用するツールを選ぶ際は、自分に必要な機能が備わっているか確認することが大切です。
操作性
オンラインソフト・フリーソフトによって操作に違いがあります。UniConverterであれば使用する機能をクリックするだけなので、初心者でも簡単に利用できるでしょう。【Canva】や【Vrew】などは一般的な動画編集ソフトと使い方が異なるため、人によっては使いにくいと感じるかもしれません。使いこなせるとどのツールを選んでも動画の結合はできますが、効率的に作業を進めたい方は操作性もチェックしておきましょう。
サポート体制
動画の編集を行う際は、サポート体制の有無も確認しておきましょう。理由は、予期せぬ不具合が発生すると編集作業に支障をきたす可能性があるからです。【UniConverter】や【Media.io】であれば迅速な運営サポートを受けられますが、【Canva】や【Vrew】などは適切なサポートを受けるのに時間がかかるかもしれません。また、運営会社によっては日本語でのサポートが受けられないので、ツールのサポート体制は先に確認しておきましょう。
Part6. MP4動画結合によくある質問
最後に、MP4を結合する際のよくある質問について見ておきましょう。3つほど注意点があります。
①結合したら音ズレが起こる
これは、結合前の動画のフレームレートや、動画内の音声のサンプリングレートが異なることから発生する場合が多くあります。これを回避するには、結合前に動画のこれらのレートを、動画編集ソフトを使って合わせておくとよいでしょう。
②オンラインツールでMP4動画を結合する際に注意点がありますか。
端末のOSなどに拠らずに使用できるオンラインツールはとても便利である反面、注意するべき項目も多くあります。最も重要なのが安全性です。アップロードファイルを適切に扱ってくれるのか、ダウンロードファイルにウィルスが混ざっていないか、といった点に注意を払いましょう。他には、動画サイズや回数の制限があったりするので、事前にチェックしてから使用するとよいでしょう。
③MP4動画を結合する前に編集したいのですが、どうすればいいでしょうか。
動画の生データを結合する前に、いらない部分のトリミングの編集などをしておくには、動画編集ソフトやオンラインツールを利用するしかないでしょう。結合ソフトによっては、編集も同時にできる場合も多くありますので、その時は一緒に編集してしまいましょう。なお、一度編集してから結合するとなると、MP4のような非可逆圧縮をしているデータならば画質等の劣化を招きますので、おすすめできません。
まとめ:MP4動画の結合にはUniConverterがおすすめ
MP4動画の結合について、おすすめのソフト・ツールとその使い方について紹介してまいりました。ご自分に合ったソフトは見つかったでしょうか。もしどれも良くて迷っている、という場合には高性能かつ多機能なUniConverterが一番おすすめです。ぜひ使ってみてください。
Takashi
staff Editor