MP4はメジャーな動画ファイルの一つであり、時間が長いとどうしてもファイルが重たくなってしまいます。
思い出の動画でも、フォルダやストレージの容量がいっぱいになってしまい、泣く泣く消したという人もいると思います。
そのような人におすすめなのが、動画の圧縮です。
今回は、MP4を圧縮する方法とおすすめのサイト・ソフトについて解説します。
動画を圧縮したいと思っている人は、それぞれ参考にしてください。
Part1.MP4動画を圧縮する方法
MP4動画を圧縮する場合、以下の二つの方法があります。
【MP4動画を圧縮する方法】
- オンラインで軽くする
- ソフトを使って軽くする
それぞれの方法には利点があり、状況に応じて選択することが重要です。
オンラインとオフラインでの圧縮方法を紹介するので、参考にしてください。
オンラインで軽くする
オンラインでの動画圧縮は、インターネット環境さえあればどこでも手軽に行えます。
専用ソフトをインストールする手間がないため、すぐに作業に取り掛かれる点が大きなメリットです。
ただし、サイトによっては、ファイルサイズの上限が設定されていることが多く、圧縮に時間がかかることがあります。
また、ファイルのアップロードとダウンロードが必要なため、セキュリティ面での注意も必要です。
ソフトを使って軽くする
MP4の圧縮は、ソフトを使ってする方法もあります。
専用ソフトを使用すると、より高品質な圧縮が可能です。
特に、大容量の動画や高解像度の動画を扱う場合は、サイトでは対応しきれない場合があるため、ソフトを使用しましょう。
また、ソフトによっては、圧縮率や出力形式を細かく設定できます。
そのため、自分のニーズに合ったカスタマイズが可能です。
さらに、ソフトはインターネット接続が不要であるため、オフライン環境でも安心して作業を進められます。
Part2.MP4を圧縮して軽くするサイト・ソフトを紹介
MP4を圧縮する場合は、サイトやソフトを使用しましょう。
おすすめは、以下のとおりです。
【MP4を圧縮して軽くするサイト・ソフト一覧】
- VideoSmaller
- compressvideo
- FreeConvert.com
- Media.io
- Uniconverter
動画を圧縮したい人は、それぞれ参考にしてください。
VideoSmaller
画像引用元:VideoSmaller
VideoSmallerは、シンプルな操作で動画を圧縮できるサイトです。
最大500MBまでの動画を無料で圧縮でき、登録不要で利用可能です。
また、圧縮後の動画は自動的にサーバーから削除されるため、プライバシーの保護もされています。
手軽に動画のサイズを減らしたい場合に最適なツールです。
【VideoSmallerの圧縮方法】
- 圧縮したい動画を選ぶ
- 圧縮のレベルを選択する
- 縮小する動画の幅を選択する(任意)
compressvideo
画像引用元:compressvideo
compressvideoは、様々な動画形式に対応した圧縮サイトで、簡単な操作で動画を圧縮できます。
MP4以外にも、以下の形式のファイルの圧縮に対応しています。
【compressvideoで圧縮できる形式】
- MOV
- AVI
- FLV
- WMV
無料で利用でき、ユーザーにとって使いやすいツールです。
しかし、アップロード時・圧縮時に広告が表示されるので注意しましょう。
【compressvideoの圧縮方法】
- 圧縮したい動画をアップロードする
- 圧縮ボタンを押す
FreeConvert.com
画像引用元:FreeConvert.com
FreeConvert.comは、オンラインで動画の圧縮ができるサイトです。
そのほかにも、画像や音声の変換もできるのでマルチな変換・圧縮サイトといえるでしょう。
MP4動画の圧縮では、以下の項目が選択できます。
【FreeConvert.comで選択できる項目】
- 圧縮の品質
- 動画の解像度
- インポート先(例:パソコンストレージ、Googleドライブなど)
また、最大1GBまでの動画を無料で圧縮できるため、大きなファイルを扱う際にも便利です。
しかし、圧縮する際やサイト内に広告が多く表示されている点や、圧縮に会員登録が必要な点は、デメリットといえるでしょう。
【FreeConvert.comの圧縮方法】
- 圧縮したい動画をインポートする
- 圧縮の形式を選択する
- 品質と解像度を選択する
- 圧縮ボタンを押す
Media.io
画像引用元:Media.io
Media.ioは高速かつ高品質な圧縮が可能なサイトです。
操作も簡単で、複数の動画を一度に圧縮することもできます。
また、動画圧縮以外にも、音声ファイルの変換や圧縮、画像ファイルの圧縮にも対応しています。
無料版と有料版がありますが、無料版でも十分な機能が利用できるため、非常におすすめです。
一部のサイトでは、ダウンロードした動画にウォーターマークがつくことがありますが、Media.ioは無料版でもウォーターマークがつかないのでおすすめです。
【Media.ioの圧縮方法】
- 圧縮したいファイルをアップロードする
- 圧縮ボタンを押す
Uniconverter
画像引用元:Uniconverter
Uniconverterは、動画や音声ファイルの形式を変換するソフトです。
しかし、機能の一部に動画・音声圧縮もあり、高品質な圧縮ができます。
様々な動画形式に対応しており、MP4以外にもAVIやMOVといったファイルも圧縮・変換が可能です。
【Uniconverterのメリット】
- 圧縮の品質を細かく調整できる
- オフラインで使用できる(オンライン環境がなくてもOK)
- 軽い動画編集ができる(例:トリミング、動画のAI補正など)
動画の品質を落とさず圧縮したい人や、圧縮後に簡単な編集をしたい人におすすめできるツールです。
Part3.Uniconverterを使ってMP4を圧縮する方法
UniconverterでMP4を圧縮する場合は、「動画圧縮」をクリックします。
こちらをクリックすると、動画をアップロードする画面が出てきます。
変換したいファイルを選択するか、ドラッグ&ドロップしてアップロードしましょう。
アップロードすると、ファイルサイズと圧縮率を選択できます。
デフォルトでは70%が設定されているため、圧縮したいサイズを選択しましょう。
(今回は70%を選択しました)
アップロード後は、「変換」ボタンをクリックします。
3分程度(38MB)の動画だと、5秒程度で圧縮が完了しました。
完了後は、「完了」というタブに圧縮された動画が保存されています。
Part4.MP4を圧縮するメリット
MP4動画を圧縮すると、以下のメリットがあります。
【MP4を圧縮するメリット】
- 容量が軽くなる
- データの送受信が楽になる
- アップロードが楽になる
ストレージを節約したい人や、データ転送をスムーズに行いたい人は必見です。
容量が軽くなる
動画ファイルを圧縮する最大のメリットは、容量が軽くなることです。
デバイスのストレージを節約できるだけでなく、ファイルを転送する際の時間やコストも削減できます。
特に、大容量の動画ファイルを複数管理している場合、圧縮することで効率よくスペースを確保できます。
データの送受信が楽になる
圧縮された動画ファイルは、データの送受信がよりスムーズに行えます。
【動画データの送受信をするシーン】
- メールで送信する
- クラウドストレージにアップロードする
このような送受信も、圧縮されていないファイルに比べて速く、ストレスフリーで行えます。
また、リモートワークやチーム間でのファイル共有が求められる状況では、圧縮されたファイルが非常に有効的です。
ただし、サイトやソフトによっては画質が悪くなることもあるため、品質が低下しないサイト・ソフト選びをすることが大切です。
アップロードが楽になる
YouTubeやTikTokなどのSNSに動画をアップロードする際、ファイルサイズが小さいとアップロード時間が短縮されます。
動画のアップロードは、アプリやサイトによってそれぞれ制限があります。
【サイト・アプリ別のアップロード制限】
- YouTube:256GBまで
- TikTok:iOS287MB、Android72MB
- ニコニコ動画:3GBまで
これらのサイトにアップロードする場合、圧縮することでその制限をクリア可能です。
効率的に作業を進めたい方には、圧縮は非常に有効的な手段といえるでしょう。
Part5.オンラインでMP4を圧縮するときに気を付けたいこと
オンラインツールを使用してMP4動画を圧縮する際には、以下の注意点があります。
【オンラインでMP4を圧縮するときに気を付けたいこと】
- 広告が表示される可能性がある
- ファイルサイズが大きいと時間がかかる
- セキュリティ面の危険性
これらの注意点を事前に把握しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズに作業を進められます。
※広告が表示される可能性がある
MP4を圧縮できるサイトの多くは無料で提供されているため、広告が表示されることが多いです。
広告が頻繁に表示されると、作業の効率が低下するだけでなく、誤ってクリックしてしまうリスクもあります。
場合によっては、広告を閲覧しないと動画の圧縮ができなかったり、エクスポートできなかったりします。
また一部のサイトでは、スパム広告が貼られており、悪質なサイトへの誘導の危険もあるため、注意が必要です。
※ファイルサイズが大きいと時間がかかる
オンラインで動画を圧縮する際、大きなファイルはアップロードと圧縮に時間がかかることがあります。
インターネットの接続状態が不安定な場合には、途中で作業が中断されるリスクもあります。
さらに、正しく圧縮ができずファイルが壊れてしまうことも少なくありません。
そのため、大容量のファイルを扱う際には、安定したネット環境と十分な時間を確保して作業を行うことが大切です。
不安がある場合は、Uniconverterのような動画圧縮ができるソフトを使用しましょう。
※セキュリティ面の危険性
オンラインツールを使用する際には、セキュリティ面のリスクも考慮する必要があります。
アップロードした動画が第三者にアクセスされる可能性もゼロではありません。
そのため、信頼できるサイトを選ぶことが重要です。
利用規約では安全面が保証されていても、動画が流出するリスクはあります。
会社で取り扱うような機密性の高い動画を圧縮する場合は、オフラインで使用できるソフトウェアを利用する方が安全です。
まとめ
MP4動画の圧縮は、オンラインツールや専用ソフトを使って簡単に行えます。それぞれの方法にはメリットがあり、用途や環境に応じて最適な手段を選ぶことが重要です。
圧縮のメリットを最大限に活かし、安全かつ効率的に動画を取り扱いましょう。