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YouTubeやニコニコ動画でよく見るゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画とは?作り方について解説
編集者 Takashi • 2024-11-15 11:25:38
YouTubeやニコニコ動画など、動画を共有できるプラットフォームで人気のコンテンツが「ゆっくり実況」や「ゆっくり解説」です。ゲーム実況から解説動画まで、キャラクターが人工合成の声で実況や解説を行ないます。
皆さんのなかにも、YouTubeなどでゆっくり実況動画やゆっくり解説動画を配信し収益化したいものの、自分の顔や声を映像に映したくないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の作り方について解説します。
- Part 1.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画とは
- Part 2.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作るには
- Part 3.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画作成に活用できるツール
- Part 4.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作成するならWondershare UniConverter
- Part 5.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の作成に関するよくある質問
Part1.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画とは
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画とは、音声合成技術を使用してキャラクターが話すスタイルの動画です。これらの動画が「ゆっくり」と呼ばれる理由は、ZUN氏が運営する同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作した「東方Project」のキャラクターである博麗霊夢と霧雨魔理沙が「ゆっくりしていってね」としゃべるアスキーアートに由来しています。ゆっくり実況動画の多くが、霊夢と魔理沙が音声合成ソフトウェアを使ってゲーム実況や解説をしていますが、オリジナルのキャラクターを使用した場合でも広義にはゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画と呼ばれています。
配信者が実際に自分の声を提供する代わりに、キャラクターが独自の個性やユーモアを加えながら視聴者を楽しませるのが、ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の特徴です。
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画で収益化できる?
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を収益化することは可能です。YouTubeなどの動画プラットフォームは、広告で収入を得るためのプログラムを提供しており、プログラムに参加することで動画内広告やチャンネルメンバーシップ報酬、スーパーチャット(スパチャ)などで収益化することができます。また、登録者数の多い配信者の場合、企業から宣伝の案件の発注があるほか、グッズ販売など広告以外の収益化手段も検討できます。
ただし、「東方Project」のキャラクターを使用する場合、作者のZUN氏のガイドラインにしたがう必要があります。「動画配信サービスへの投稿に関するガイドライン」によると、YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトの公式なシステムでの収益化のみ許可されています。
Part2.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作るには
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作るためには、機材やソフトウェアが必要です。初心者はまず基本的な機材やソフトウェアから動画制作を開始し、必要に応じて徐々にアップグレードするのが良いでしょう。
必要な機材
PC
動画編集や音声合成には、一定の性能を持つコンピュータが必要です。とくにゲーム実況の場合、十分な処理能力、メモリ、およびグラフィックス性能を持つPCを用意することが望ましいです。
マイク
コメントや解説を自分の声で行う場合は、質の良いマイクが必要です。実況を行なうなら周囲の音を拾わないポッドキャストマイクが、音質の良さを求めるならコンデンサーマイクがおすすめです。ただし、多くのゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画のように、すべての音声を音声合成で行なう場合は、マイクは要りません。
キャプチャーデバイス
ゲーム機のプレイ実況を録画する場合には、キャプチャーデバイスが必要となってきます。ゲーム機とPCをキャプチャーデバイスにつなぎ、ゲームプレイの画面をPCに取り込みます。
必要なソフトウェア
動画編集ソフト
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を編集するためには、動画編集ソフトが必要です。Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveといったプロ向けのものからShotcutやOpenShotなどのフリーソフトまで、さまざまな動画編集ソフトが利用可能です。
音声合成ソフト
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画のキャラクターの声を生成するために、音声合成ソフトウェアが必要です。配信者がマイクに向かって話さなくても、台詞を書いたテキストファイルさえあれば、ファイル通りに台詞を読み上げます。VOICEROID、CeVIO AIなどが代表的な音声合成ソフトです。
スクリーンキャプチャソフト
たとえば、ゲーム実況を録画するために、OBS Studio、Bandicam、Frapsなどのスクリーンキャプチャソフトが必要です。WindowsなどのOSの多くは画面録画機能を搭載しているため、そうした機能を利用することも可能です。
ゆっくりMovieMaker
ゆっくりMovieMakeとは、ゆっくり実況やゆっくり解説などの動画の制作に特化したソフです。このツールは、霊夢と魔理沙といったゆっくり実況のキャラクターを挿入できるだけでなく、動画の編集も行なえるため、ゆっくり実況動画やゆっくり解説動画の制作者に人気です。ゆっくりMovieMaker3以前は、編集した動画をエクスポートする機能はありませんでしたので、動画編集ソフトが別途必要でした。しかしゆっくりMovieMaker4からは、動画をさまざまなファイル形式にエクスポートする機能が搭載されています。
注意点としてゆっくりMovieMakerを営利目的で利用する場合には、ライセンス料が必要な点です。音声合成ソフトのないゆっくりMovieMaker Liteであれば、無料でゆっくり実況動画を制作できます。ただし、別途で音声合成ソフトを利用したり、実況中の自身の声をボイスチェンジャーで変換したりする必要があります。
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の作り方
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を制作する大まかな手順は、次のステップに分けられます。どちらの動画の作り方もほとんど変わりませんので、ゆっくり実況動画の作り方を紹介します。
ゲームプレイの録画
まず、スクリーンキャプチャソフトを使ってゲームプレイを録画します。配信者が実際に話す場合には、マイクを使用して音声を録音します。
動画の編集
続いて、Adobe Premiere Pro、Final Cut Proなどの編集ソフトを用意し、キャプチャー下ゲーム映像を編集ソフトで編集したり、実況の音声を編集し適切なタイミングで動画に合わせたりします。必要に応じて、ゆっくりキャラクターの音声を音声合成ソフトウェアで作成したり、ゆっくりMovieMakerでキャラクターの動きや表情を作成し、動画に追加したりしましょう。
動画をエクスポートしYouTubeなどにアップロード
テロップやトランジション、エフェクトを追加するなどして動画や音楽の調整が終わると、動画を適切なファイル形式でエクスポートし、YouTubeなどの動画共有サイトにアップロードして終了です。
Part3.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画作成に活用できるツール
霊夢と魔理沙といった東方Projectのキャラクターを使ったゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画が定番ですが、キャラクターの使用にガイドラインがあり、動画共有サイトの公式なシステムでの収益化のみが許可されています。また、これらのキャラクターを容易に取り扱えるゆっくりMovieMakerを営利目的で利用する場合には、ライセンス料を払わなくてはいけません。
「もう少し縛りの緩いゆっくり解説動画を制作したい」「動画内広告以外の収益化も行ないたい」という方のために、ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画制作に活用できるツールを紹介します。
Wondershare UniConverter
Wondershare UniConverterは1000種類以上のファイル形式の変換をサポートするファイルコンバーターです。動画のファイル変換だけでなく、動画のトリミングやエフェクトの追加、字幕の挿入といった簡単な動画編集機能や画面録画機能を搭載しています。また、ボイスチェンジャー機能を追加すれば、配信者の声を男性、女性、ロボットの声などに変換可能です。
DaVinci Resolve
DaVinci Resolveは、オーストラリアのBlackmagic Design社によって開発されたプロ向けの動画編集ソフトウェアです。タイムライン上でクリップのカット、トリミング、合成など、柔軟で高度な編集が可能です。無料版ではフレームレートや解像度の制約はあるものの、カラーグレーディングや高品質のオーディオ編集・ミキシング、視覚効果とモーショングラフィックスなどの機能を利用できます。
AviUtl
AviUtlは、動作の軽さや拡張性の高さが特徴の動画編集ソフトです。動画の任意の部分を自由にカット、トリミング、編集することができます。また、トランジションエフェクト、ビデオフィルター、テキストオーバーレイなど、多くのエフェクトが無料で利用可能です。このほか、ユーザーコミュニティが開発した多様なプラグインにより、特定のニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。
Part4.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作成するならWondershare UniConverter
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の世界は常に新しい技術と創造性を要求し、収益化への道は努力と時間を必要とします。特に初心者にとっては、高度な動画編集スキルや大きな初期投資は難しい課題かもしれません。
初心者がゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の制作の第一歩を踏み出すための支援となるのがWondershare UniConverterです。このツールは、ゲーム実況に必須の画面録画機能をはじめ、初心者にも使いやすい簡単な動画編集機能、ボイスチェンジャー、動画の変換機能などを備えています。これらの機能は、ゲーム実況動画の制作にゆっくりと取り組みたい初心者に最適なツールです。
以下では、ゆっくり実況動画の制作において不可欠な画面録画や動画編集の方法を紹介します。ゆっくり解説動画の場合には、画面録画の必要はなく、「動画の編集」のステップから読んでください。
UniConverterでゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作成する手順
Step1.UniConverterを立ち上げる
画面録画を行なうために、ゲームを立ち上げた状態にしておきます。まず、UniConverter
を起動しましょう。画面中央の「画面録画」タブをクリックします(①)。
画面が切り替わるので、「画面録画」を選択します(②)。
Step2.画面録画の開始
赤い枠が表示されるので、ゲーム画面に合わせます(③)。
「REC」ボタンを押します。2,3秒経つと画面録画が開始します。ゲームの実況を画面録画してみましょう(④)。
Step3.画面録画を終了し保存
「□」ボタンを押すと、画面録画が終了します(⑤)。
画面録画した映像がUniConverterに取り込まれます(⑥)。
Step4.動画の編集
画面録画した映像を編集する場合は、「編集」タブを選択します(⑦)。
動画の編集の種類を選択します。たとえば、動画にエフェクトをかけてみましょう。「エフェクト」タブを選択します(⑧)。
エフェクトを1つ選択すると(⑨)、編集する前の映像の下にプレビュー画面が表示されます(⑩)。
Step5.録音した声を変える
声を変更するには、ボイスチェンジャー機能を利用します。UniConverterの最初の画面を下にスクロールし、「ボイスチェンジャー」をクリックします(⑪)。
声を変えたい動画ファイルを取り込みます(⑫)。
お好みのボイスを選択し(⑬)、「エクスポート」ボタンを押すだけです(⑭)。
Step6.動画をエクスポート
最後に、完成した動画をエクスポートします。「変換」タブを選択します(⑮)。
左上の「ファイル」アイコンから、「ファイルを追加」を選択し、動画をUniConverterに取り込みます(⑯)。
UniConverterに動画が取り込まれるので、左下の「出力形式を一括指定」を選択します(⑰)。
お好みのファイル形式、品質を設定しましょう。
最後に「変換」ボタンをクリックして終了です(⑱)。
Part5.ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画の作成に関するよくある質問
ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画を作成するための著作権の縛りについて教えてください。
「東方Project」のキャラクターを使用する場合には、作者であるZEN氏のガイドラインにしたがいましょう。YouTubeなどが提供する公式なシステムを利用した場合に限り、収益化が認められています。また、ゆっくりMovieMakerを営利目的で利用する場合には、ライセンス料が必要となります。このほか、ゲーム実況できるゲームのガイドラインは開発した企業やクリエーターが提示しているので、それにしたがってゲーム実況動画を制作しましょう。
まとめ
ゆっくり実況動画やゆっくり解説動画、人工合成の声で台詞を読み上げるキャラクターを使用した動画が増えています。これらの動画制作には、動画編集、人工音声、画面録画などのソフトウェア準備が必要であり、これらを使いこなすことは初心者にとっては高いハードルに感じられるかもしれません。
Wondershare UniConverterは、そうしたゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画のクリエーターに最適なツールです。UniConverterでは、画面録画からボイスチェンジャー、動画編集、最終的な動画出力に至るまで、一連のプロセスをワンストップで行うことができます。これにより、初心者でも簡単に動画制作に取り組むことが可能になり、ゆっくり実況動画やゆっくり解説動画の制作の第一歩を踏み出すサポートを提供します。
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