昨今はAIの発達により、絵心がない/絵を描いたことがない人でも、簡単にクオリティの高いイラストを作成してSNSに投稿できるようになりました。
これは一見するといいこと尽くめのように見えますが、AIはうまく活用しないと「権利侵害になる」「なかなか想像しているクオリティの絵が描けない」といった問題にぶつかってしまいます。
そこで本記事では、簡単なテキスト入力だけでクオリティの高いAIイラストを生成できるサイトの紹介や、AIで絵を描くときに注意した方がいい点などをまとめて解説します。
「絵心はないけれど、この機会にAIを使ってたくさん絵を描いてみたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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Part1.AIで絵/イラストを描けるサイトを厳選して5つ紹介
本項目ではまず、AIで絵やイラストを生成できるおすすめのWEBサイトを5つ紹介します。
テキストから画像を生成できるAIお絵描きツール【Bing Image Creator】
Bing Image Creatorは、Microsoftが提供する最先端のAI画像生成ツールです。
テキストでいくつかの具体的な指示(プロンプト)を入力するだけで、AIがその指示に基づいた画像を瞬時に生成してくれます。
Microsoftアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できるので、またAIで絵を描いたことがない方にはおすすめのツールだと言えます。
ただし、現在Bing Image Creatorで生成したAIイラストは商用利用が認められていないため、AIイラストをビジネスにしたい方や、YouTubeやWEBサイトなどで使用したい方には向いていないので注意しましょう。
対応OS |
Microsoft Edgew を推奨 |
特徴 |
簡単なテキスト入力ですぐに画像が生成される Microsoftアカウントとの連携が可能 |
AIでのお絵描きから編集まで一括でおこなえる万能サイト【Canva】
Canvaは、世界中で広く利用されているオンラインのグラフィックデザインツールです。
昨今の需要に合わせてAIツールも充実してきており、テキスト入力だけでデザイン性の高い画像(絵)を生成できる機能も実装されました。
無料プランでもAI画像生成の一部機能は利用できるほか、有料プランにアップグレードすればより高度なAI機能も開放されるので、用途に合わせた使い方ができるのがCanvaの魅力だと言えます。
「ただAIに絵を描かせるだけでなく、商用利用できるレベルの画像の作成まで一括でおこないたい」「編集機能も充実していると安心」という方には、Canvaがおすすめです。
対応OS |
Chrome / Firefox / edge など |
特徴 |
テキストから高度なAI画像生成→編集まで一括でおこなえる スマホアプリ版とも連携が可能 |
Adobeが提供する高性能な画像(絵)生成AIサービス【Adobe Firefly】
Adobe Fireflyは、多くのクリエイティブツールを提供しているAdobeが開発した生成AIサービスです。
テキストから絵を生成する機能をはじめ、「スタイル変換」「テキスト効果」「3Dモデルからの画像生成」など、多岐にわたる生成AI機能を有しています。
他のAdobe製品との連携がスムーズで、PhotoshopやIllustratorといった既存のソフトにシームレスにAdobe Fireflyを組み込むことが可能です。
Adobe Fireflyは「倫理的且つ責任あるAI利用」を重視しているため、学習データにはAdobe Stockの画像やオープンライセンスのコンテンツ、パブリックドメインの画像などの権利処理が施されたデータが使用されており権利問題も安心です。
「すでにAdobe製品を使用している」という方には、圧倒的にAdobe Fireflyをおすすめします。
対応OS |
Chrome / Firefox / edge など |
特徴 |
Adobeが提供する画像生成AI Adobe製品との連携がスムーズ |
絵を描く以外のAI機能も充実【MyEdit】
MyEditはAIで絵を描く機能だけでなく、AIを使った多種多様な編集ツールが揃っているオンラインサービスです。
テキストから絵を描ける基本的な機能も他サイトと遜色なく、さらに画像をイラスト風に変換する、AIアバター作成やAIアニメの生成なども揃っています。
無料でも1日に数回であれば絵を描くことが可能なので、絵のクオリティを確かめたうえで「もっとAIを活用して遊びたい!」と感じる方には、MyEditがおすすめです。
対応OS |
Chrome / Firefox / edge など |
特徴 |
AIで絵を描くだけでなく、画像のイラスト化にも対応 AIアバター・アニメ生成も可能 |
AIに描かせた絵をさらにブラッシュアップできるサイト【Fotor】
FotorはAIに絵を自動で描かせる機能と、強力な写真編集機能を兼ね備えたオンラインプラットフォームです。
プロンプトを入力することでAIに描かせた絵を、Fotorの持つ「明るさ調整」「色補正」「フィルター適用」「エフェクトの追加」などの編集機能でブラッシュアップすることも可能です。
使用できるテンプレートの数も多いため、SNSへの投稿からサムネイルの作成に至るまであらゆる用途で便利に使用できるでしょう。
「AIに描かせた後の絵を細かく調整したい人」には、Fotorがおすすめです。
対応OS |
Chrome / Firefox / edge など |
特徴 |
AIツールの数が多い 生成した後の絵を加工する機能が充実 |
Part2.AIで絵/イラストを描けるサイトを使用する際の注意点
本項目では、AIで絵が描けるサイトを使用する際の注意点を解説します。
AIに絵を描かせる際の注意点1:権利侵害に十分に注意する
AIが描いた絵やイラストは既存の作品を学習データとして使用している可能性があるため、意図せず著作権や肖像権などの権利を侵害してしまう可能性があります。
なのでSNSに投稿したり商用利用を考えている方は、生成された絵が既存の作品と類似していないか、特定の人物の著作権を侵害していないかなどを十分に確認しましょう。
もしも不安な場合はAdobe Fireflyなど権利フリーの画像で学習している生成AIサービスを利用したり、生成された画像を加工・修正してオリジナリティを高めるなどの対策をすることをおすすめします。
AIに絵を描かせる際の注意点2:品質のばらつきを理解しておく
現在のAI技術は目覚ましい進化を遂げていますが、それでもAIが描く絵やイラストの品質は常に一定ではありません。
同じプロンプトを入力しても、生成されるたびに異なる画像が出力されたり、細部の描写が不自然になる場合があります。
完璧な絵を一度で描くことは難しいため、複数の絵を描いて比較検討したり、部分的に手動で修正する手間が発生することを理解しておきましょう。
AIに絵を描かせる際の注意点3:プロンプトを勉強する必要がある
AIに思い通りの絵やイラストを描かせるためには、適切なプロンプトを作成するスキルが必要です。
プロンプトとはAIに絵を描かせる際の指示書のようなものなので、キーワードやスタイル、構図などを具体的に記述することでより意図に近い画像を生成できるようになります。
このプロンプトを書くスキルがAIの描く絵のクオリティに直結するため、思い通りの絵をAIに描かせたい場合は少しずつプロンプトに条件を追加していくなど、プロンプトを理解・学習していく工程が必須になるでしょう。
Part3.UniConverterなら、AIが描いた絵の一括背景削除なども思いのまま
「せっかくAIで描いた絵だから、背景を削除してより使い勝手をよくしたい」
「AIで描いた絵のファイル形式を変換したい」
そんな要望を持っている人には、UniConverterがおすすめです。
UniConverterは画像の形式変換や加工機能が充実した多機能ソフトであり、AIを活用して画像の背景を一括で削除する機能も備わっています。
持っている機能はそれだけでなく、AIに描かせた絵の形式変換(jpg / png / webpなど)やデータ圧縮、画質補正なども搭載されているので、AIに描かせた絵を後からクオリティアップさせたい人には最適のPCソフトです。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
特徴 |
AIを使って絵の一括背景削除なども可能 形式変換・圧縮などの変換機能も充実 |
UniConverterを使ってAIで描いた絵の背景を一括削除する手順
Step1.ツールから「画像背景削除」をクリック
Step2.AIで描いた絵をアップロード
※このときに複数の絵をアップロードすれば、一括で加工することが可能です。
Step3.「背景を削除」をオンにしてエクスポートすれば、画像の背景が削除された状態で保存完了
まとめ
今回は、AIに絵を描かせることが可能なWEBサイトを厳選して紹介しました。
「絵心がない」「時間がない」といった理由で絵を描くことを諦めていた方も、AIツールを使えばテキスト入力だけでハイクオリティな作品を生み出すことが可能です。
この機会にぜひAIツールを活用し、AIでオリジナリティのある素敵な絵を描いてみてください。