AIの発展に伴い、最近では気軽に画像を生成できるサービスが増えました。
プロンプトと呼ばれる指示をすることで、その指示に沿った画像を生成できます。
しかし、最近ではサービスが増えすぎて、どれを使えばいいかわからない人も多いと思います。
そこで今回は、無料で画像が生成できるAIをいくつか集めたので紹介します。
SNSのアイコンや、動画やブログのサムネイルに使用できる画像を生成できるので、気になる方は参考にしてください。
Part1.画像生成AIとは?
画像生成AIとは、プロンプトと呼ばれる指示をAIにすることによって、その指示に従った画像を生成してくれるサービスです。
多くの画像生成AIは、何百万もの画像やイラストを学習しており、非常に再現度が高いイラストや画像を生成できます。
こちらは、UniConverterを使用して生成したイラストです。
生成に使用したプロンプトは「ビジネス、YouTube、サムネイル」です。
一度に4枚の画像が生成でき、いずれもプロンプトに沿った画像を生成できました。
このように、画像生成AIは指示に沿ったさまざまな画像・イラストを生成できるので、動画や記事のアイキャッチに使用したり、SNSのアイコンにしたりする人もいます。
関連記事:写真や画像の背景を透過・透明処理するツール7選!【簡単に使える】
Part2.無料でAI画像・イラスト生成ができるおすすめソフト・サイト
画像生成AIは、無料で利用できるものも多く、オンラインで利用できるサイトやローカル環境(オフライン)で使用できるソフトがあります。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
【無料でAI画像・イラストが生成できるおすすめソフト・サイト】
ソフト・サイト |
無料プラン |
特徴 |
UniConverter |
あり |
漫画や実写などさまざまなジャンルの画像・イラストを生成できる |
novelai |
あり |
美少女系イラストの生成に特化している |
horalaAI |
あり |
novelai同様 |
ChatGPT |
あり |
YouTube向けサムネイル、記事向けアイキャッチに使える 画像を生成できる |
Canva |
あり |
ChatGPT同様 |
AI画像やイラストを生成しようと思っている人は、それぞれ参考にしてください。
AI画像生成ができる:UniConverter
画像引用元:UniConverter
UniConverterは、さまざまな形式のファイルを変換できるソフトです。
例えば、iOS端末で再生できるMOVという拡張子を、Android用のAVIファイルに変換できます。
しかし、機能の一つに画像生成があり、AIを利用したイラスト・画像生成が可能です。
画像引用元:UniConverter
こちらが、UniConverterの画像生成AIです。
「AIサムネイルメーカー」として提供されており、無料で利用できます。
スタイルを選択し、プロンプトを設定したのちに、生成ボタンをクリックすると画像が生成される仕組みです。
名前のとおり、YouTubeのサムネイル用のイラストを自動生成できたり、記事のアイキャッチに必要な画像を生成できたりします。
漫画系のイラストから、実写の画像まで幅広く生成できるソフトです。
AI画像生成ができる:novelai
画像引用元:novelai
無料で利用できる画像生成AIの先駆けになったのが、novelaiです。
novelaiでは、美少女イラストをメインに生成できるサイトで、UniConverter同様にプロンプトを入力することで、イラストが生成されます。
利用するには会員登録が必要で、無料で画像が生成できます。
(UniConverterは登録不要で利用可能)
画像引用元:novelai
こちらが、実際にnovelaiで生成したイラストです。
実写画像の生成には不向きで、イラストの生成に向いています。
用途としては、SNSのアイコンや、記事内に使用する挿絵などで使えます。
YouTubeのサムネイルや記事のアイキャッチで使用する場合は、別途編集が必要なのでその点は手間がかかります。
AI画像生成ができる:holaraAI
画像引用元:holaraAI
holaraAIも、novelai同様にイラストが生成できるサイトです。
利用には会員登録が必要で、無料でも利用できます。
しかし、生成に必要な無料配布分のジェムがなくなると、別途課金しなければなりません。
また、1カ月に生成できる画像は3,500枚までであり、それ以上は1カ月経過しないと生成できません。
画像引用元:holaraAI
こちらが、実際に生成したイラストです。
novelaiに比べると、イラストレーターが描いたようなイラストが特徴的で、SNSのアイコンやオリジナルグッズの作成などに使用することが多いです。
YouTubeのサムネイルなどに使用する場合は、novelai同様に別の編集ソフトを使用して加工する必要があります。
AI画像生成ができる:ChatGPT
画像引用元:ChatGPT
イラストの生成はしたことがなくても、ChatGPTを利用したことがある人は多いと思います。
国内でAIの認知が広まり始めたきっかけは、ChatGPTにあるといっても過言ではありません。
対話式のAIサービスで、リサーチや調べごとに使用している人も多いと思います。
また、AIに指示を出すことで、画像の生成が可能です。
画像引用元:ChatGPT
このように、あいまいな指示を出しても、的確な画像を作成してくれます。
美少女系のイラストというよりは、YouTubeやブログのサムネイルに使用できるようなイラストの生成に特化しています。
無料でも利用できますが、一部機能に制限があるため注意しましょう。
AI画像生成ができる:Canva
画像引用元:Canva
Canvaは、オンラインで画像の編集ができるサイトです。
デザイナーでもCanvaを使用している人も多く、画像編集サイトのなかでは抜群に知名度が高いです。
Canvaでも、AIを使った画像生成が可能で、編集機能の一つとして利用できます。
画像引用元:Canva
イラストと写真の生成に対応していますが、novelaiやhoralaAIのような美少女イラストの生成には向いていません。
ChatGPT同様に、YouTubeや記事のサムネイルに使用できそうな画像の生成ができます。
プロンプトを入力して生成ボタンを押すと、4枚の画像が生成されます。
利用には登録が必要ですが、無料で利用できるので、画像生成AIを利用したい人にはおすすめです。
Part3.AI画像を生成するやり方
AI画像を生成する方法はソフトによってさまざまですが、いずれもプロンプトを入力して生成ボタンを押せば生成できます。
今回は、UniConverterの「AIサムネイルメーカー」を使用した画像生成のやり方を紹介します。
UniConverterをダウンロードして起動したら、赤枠の「AIサムネイルメーカー」をクリックしましょう。
すると、以下の画面が表示されます。
生成する画像のスタイルを選択し、プロンプトを設定して、「生成」というボタンを押すと画像が生成されます。
実際に生成した画像が、以下のとおりです。
スタイルで「写真」を選択し、プロンプトでは「動画編集・YouTube・サムネイル」と入力しました。
より細かくプロンプトを設定することで、指示に沿った画像を生成できます。
Part4.生成したAI画像・イラストの活用方法
画像生成AIで作ったイラストや画像は、以下の活用方法があります。
【生成したAI画像・イラストの活用方法】
- 動画のサムネイルに使用する
- 記事のアイキャッチに使用する
- Web広告に使用する
用途に応じて、使用する画像生成AIを変えると効率的です。
動画のサムネイルに使用する
YouTubeの動画で、サムネイルを設定することがあると思います。
最近では、動画の一部を切り出して、サムネイルにするような機能もありますが、目を引くならイラストや画像を生成したほうがおすすめです。
そこで、画像生成AIの画像やイラストを利用しましょう。
サムネイルのサイズに設定して、プロンプトを入力すれば、数分で生成してくれます。
肖像権や著作権フリーの画像生成AIであれば、商用利用も可能です。
記事のアイキャッチに使用する
ブログを運営している場合、生成した画像をアイキャッチとして使用するのもよいでしょう。
記事のアイキャッチは、サイトが表示されて最初に目に入る部分なので、目を引くイラストや画像がおすすめです。
フリー素材を使用してもいいですが、ほかのサイトと差をつけるなら、オリジナルの画像を生成しましょう。
画像生成AIを使用すれば、プロンプトに応じてさまざまな画像やイラストが生成できます。
その場合、UniConverterやChatGPT、Canvaといった、アイキャッチ画像の生成が得意なAIを使用することをおすすめします。
ウェブ広告に使用する
画像生成AIで作成した画像やイラストを、ウェブ広告に使用する企業も増えています。
本来は、モデルを用意して広告用に写真をとったり、別途イラストレーターに発注をしたりすることも多かった広告ですが、AIを使用することでコストを削減できます。
UniConverterでも、スタイルを「写真」に設定して、プロンプトを設定すればモデル顔負けの画像を生成できます。
著作権フリーのAIなら、広告にも使用できるのでおすすめです。
Part5.画像生成AIの注意点
画像生成AIを使用する際は、著作権や肖像権に注意しなければなりません。
今回紹介した画像生成AIは、利用規約では商用利用OKのもので、生成した画像を販売したり、広告に使用したりできます。
しかし、AIのなかには、著作物を無断で学習させているものもあります。
現状、著作物の学習を取り締まる法律はないのでグレーゾーンですが、画風があまりにも似ている場合は、著作者から訴えられる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
画像生成AIは、ソフト・サイト問わず無料で利用できるものも多いです。
プロンプトを設定して生成ボタンを押すだけで、画像やイラストが生成できるので、操作性も簡単です。
生成した画像はアイキャッチやサムネイルに使用できるので、オリジナルの画像やイラストがほしい人におすすめです。