YouTubeで配信や動画を楽しむ中、「ニコニコ動画のようなコメントが画面上に流れたらもっと面白いのに」と思ったことはありませんか?
実は、専用のツールや拡張機能を使えば、YouTubeでも“ニコニコ風”の弾幕コメントを表示できます。
本記事では、2025年最新版として、YouTubeで視聴者・配信者の両方が使えるニコニコ風コメント流しの設定方法を徹底解説。
Chrome拡張からOBS連携ツールまで、目的別にわかりやすく紹介します。
コメント演出で、YouTubeの楽しみ方をさらに広げましょう。
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Part1.視聴者向け:ニコニコ風コメントをオンにする方法
YouTubeで視聴中のライブ配信をニコニコ動画のように楽しみたい場合、Chrome拡張機能を使うのがもっとも手軽な方法です。
中でも「Flow Chat for YouTube Live」や「YouTube LiveChat Flusher」といった無料拡張機能は、コメントを画面上に流す機能を簡単に追加できるツールとして人気です。
配信者ではなく、視聴者側が個別に設定する形式のため、他の視聴者には影響せず、自分だけの画面で弾幕コメントを楽しめます。
導入も簡単で、設定変更やカスタマイズも可能です。
Chrome拡張「Flow Chat for YouTube Live/YouTube LiveChat Flusher」の使い方
「Flow Chat for YouTube Live」や「YouTube LiveChat Flusher」は、YouTubeライブ配信でリアルタイムコメントをニコニコ風に流すための無料Chrome拡張機能です。
これらをインストールすることで、チャット欄に表示されるコメントが動画プレイヤー上に流れるようになります。
設定もシンプルで、拡張機能を有効化するだけで即反映。
ユーザーの好みに応じて文字サイズや速度、透明度の調整も可能です。
使い勝手が良く、YouTubeライブをより臨場感のある視聴体験に変えてくれます。
導入手順
まず、Chromeウェブストアにアクセスし、該当の拡張機能(例:「Flow Chat for YouTube Live」)を検索して「Chromeに追加」をクリックします。
インストールが完了すると、ブラウザ右上にアイコンが表示されます。
YouTubeのライブ配信ページにアクセスすると、自動的に拡張機能が起動し、画面上にコメントが流れるようになります。
動作しない場合は、一度ページを更新するか、拡張機能の設定を確認しましょう。
拡張機能ごとに機能に差があるため、用途に応じて選ぶのがおすすめです。
配置とON/OFF切り替え方法
拡張機能のアイコンをクリックすると、ON/OFFの切り替えや表示位置の設定ができます。
デフォルトでは動画中央に表示されることが多いですが、コメントが邪魔にならないように位置を上部や下部に調整可能です。
た、コメントの透明度や流れる速度も設定できるため、画面の見やすさを損なわずに利用できます。
配信によっては見づらくなることもあるため、シーンに応じて切り替えると快適です。
カスタマイズ
拡張機能には豊富なカスタマイズ機能が用意されており、自分の好みに合わせて表示スタイルを細かく調整できます。
例えば、コメントのフォントサイズや色、表示位置、流れるスピード、透明度などを自由に変更可能。
コメントの表示数の制限や、特定のユーザー名の非表示設定など、視聴体験を自分好みに最適化できるのも魅力です。
複数の拡張機能を比較し、自分に合ったものを選ぶのがコツです。
Part2.多機能拡張「DanMage」でさらに自由に
YouTubeをニコニコ動画風にカスタマイズするなら、拡張機能「DanMage(ダンマゲ)」がとてもおすすめです。
DanMageはYouTubeだけでなく、TwitchやBilibiliなど複数の配信サイトに対応しており、コメントを弾幕のように画面上へ流すだけでなく、表示位置やフォント、速度など細かい設定が可能な多機能ツールです。
さらに、視聴者自身が自由にON/OFF切り替えやユーザーごとのミュートもでき、快適な視聴体験を追求できます。
シンプルな拡張では物足りない人にぴったりの機能性です。
対応プラットフォーム
DanMageの大きな魅力のひとつが、対応プラットフォームの広さです。
YouTubeのライブ配信はもちろん、Twitch、Bilibili(中国の動画配信サービス)、Kick、ニコニコ動画(コメント表示のカスタマイズ用)など、複数の配信サイトで使用可能です。
特に海外配信サイトをよく見る方にとっては、プラットフォームをまたいで共通の弾幕スタイルで楽しめる点は大きなメリット。
Google Chrome上での利用が前提となっており、Windows・Macの両方に対応。
視聴スタイルに合わせて柔軟に対応してくれるため、マルチプラットフォーム視聴者には最適です。
設定一覧
DanMageでは、コメントの表示に関する非常に多くの設定項目が用意されています。
例えば、フォントサイズや色、スクロール速度、透過度、コメントの表示位置(上・中央・下)などのカスタマイズが可能です。
また、一定時間ごとに表示を一時停止する機能や、スパム的なコメントを自動で非表示にするフィルター機能も搭載。
ユーザーごとのブロック・ミュート、または特定ワードの非表示など、細やかなフィルタリングが可能です。
こうした設定を活用することで、自分にとって見やすくストレスの少ない弾幕表示が実現できます。
注意点★
DanMageを利用する際は、いくつかの注意点もあります。
まず、拡張機能を有効にした状態でYouTubeなどを視聴すると、ブラウザの処理負荷がやや高くなるため、スペックの低いPCでは動作が重く感じられることがあります。
また、YouTubeの仕様変更により、一時的に拡張機能が正しく動作しなくなる可能性もあります。
そのため、定期的なアップデートのチェックは必須です。さらに、他のChrome拡張機能と競合する場合もあるため、表示不具合が起きた際は一度ほかの拡張を無効にして確認しましょう。
Part3.配信者向け:OBSやCastCraftで弾幕表示を実現
YouTube配信者がニコニコ動画風の「コメント弾幕」を導入するには、視聴者側の拡張機能だけでなく、配信者自身が設定を工夫する必要があります。
特にOBSやCastCraftといった配信ツールを活用すれば、視聴者全員の画面に弾幕を流す演出が可能になります。
コメントがリアルタイムで飛び交うような配信は視覚的にも楽しく、視聴者の没入感や一体感を高める効果があります。
ここでは、CastCraftやOBSを使った代表的な設定方法を紹介します。
CastCraftを使ったコメント流しの設定方法
CastCraft(キャストクラフト)は、YouTubeライブ配信に特化した支援ツールで、コメントの読み上げやオーバーレイ表示など多彩な機能が搭載されています。
中でも注目されているのが、画面上にリアルタイムでコメントを弾幕風に表示できる「チャットオーバーレイ機能」です。
設定方法は、CastCraftにYouTubeアカウントを連携した上で、配信ダッシュボード内の「コメントオーバーレイ」項目を開き、表示スタイルやフォント、スピードなどを選択。
表示用のURLをコピーしてOBSなどの配信ソフトにブラウザソースとして追加するだけで、画面上にコメントが流れるようになります。
フォントサイズやスクロール方向も細かく調整可能で、視聴者のコメントを可視化したい配信に最適です。
OBSカスタムスクリプト+ブラウザソース方式
OBS(Open Broadcaster Software)は、多くの配信者に支持されている無料の配信ソフトで、拡張性が高く、独自の弾幕コメントシステムを作ることも可能です。
特に、「OBSにチャットコメントを取り込んで画面に表示する」ためには、YouTubeチャットの取得スクリプトとCSSを組み合わせる方法が一般的です。
まず、コメント取得のために「Chat v2」などのオーバーレイサービスを使い、HTMLのURLを生成します。
次に、そのURLをOBSの「ブラウザソース」に追加し、CSSコードでスクロールアニメーションを設定。
これにより、ニコニコ風に流れるコメントを配信画面に重ねて表示できます。
コードの調整や配置を工夫すれば、中央表示・下流れなど自由度の高い演出が可能となります。
視聴者とのインタラクティブ性を高めたいときに有効な手法です。
Part4.YouTube動画・ショート動画への応用
ニコニコ風のコメント演出は、ライブ配信だけでなく、通常のYouTube動画やショート動画にも応用可能です。
視聴者のコメントを画面上に弾幕風に重ねることで、まるでライブ配信のような臨場感や一体感を演出できます。
特に、ゲーム実況やネタ系コンテンツ、解説動画などでは「コメントが飛び交う雰囲気」が視聴者の没入感を高め、リピーターを増やす要因になります。
編集方法としては、After EffectsやPremiere Proなどの動画編集ソフトでテキストアニメーションを手動で挿入するか、Chat Replay系のツールを使って自動生成したコメントログを動画に重ねる手法が一般的です。
短尺のYouTubeショート動画でも、冒頭の盛り上がるシーンにコメント風演出を加えることで、視聴維持率やエンゲージメント向上が期待できます。
弾幕風コメントは、コンテンツの個性やユーモアを強調する表現手法として非常に有効です。
Part5.YouTube動画でニコニコ風コメントを編集するなら動画編集ソフト「UniConverter」がおすすめ
YouTube動画でニコニコ風コメントを手軽に演出したいなら、動画編集ソフト「UniConverter」の字幕機能がおすすめです。
UniConverterは、コメントのようなテキストを自由に挿入・配置できる字幕編集機能を備えており、ニコニコ動画のようにコメントが画面を横切るようなエフェクトを手軽に再現できます。
フォントの種類や色、表示位置、タイミングの調整も直感的に行えるため、編集初心者でも扱いやすいのが特長です。
特にショート動画や実況系コンテンツで、視聴者の注目を引く演出として活用すれば、再生数やエンゲージメントの向上も期待できるでしょう。
UniConverterを使った字幕機能手順1.「字幕編集」をクリック
まずはUniConverterを起動し、「字幕編集」をクリックしてください。
すると、次のような画面が表示されます。
編集したい動画をアップロードしてください。
UniConverterを使った字幕機能手順2.編集
動画をアップロードした後は、「手動キャプション」を選択します。
こちらの画面でコメントを入力すると、動画に表示されます。
UniConverterを使った字幕機能手順3.保存
最後に、右下の「エクスポート」をクリックして、保存します。
ダウンロードが完了すると、自動的にファイルに保存されます。
これで、ニコニコ風動画の完成です。
まとめ
YouTubeをニコニコ風にカスタマイズする方法は、拡張機能や配信ツールを使えば意外と手軽に実現できます。
視聴者として楽しみたい場合は「Flow Chat」や「DanMage」、配信者として演出したい場合は「CastCraft」や「OBS」を活用することで、コメントが画面上に流れる演出が可能です。
これにより、YouTubeライブや動画に臨場感が加わり、視聴体験が一段とアップします。
ぜひ本記事を参考に、ニコニコ風の演出を楽しんでみてください。