NVIDIA製のグラフィックボードを搭載したPCなら、GeForce Experienceという無料ソフトウェアが使用できます。
このソフトウェアには、ゲーム画面や動画を高品質かつ低負荷で録画できる機能が搭載されているので、多くの方が録画ツールとして使用しています。
しかし、初めて使う人の中には「どうやって使うのか分からない」「設定が複雑そう」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、NVIDIAのGeForce Experienceを使って画面録画をおこなうための設定や具体的な手順を解説します。
GeForce Experienceの使い方が分からない方は、ぜひ最後までご覧ください。
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 Part1.NVIDIAのGeForce Experienceの特徴

まずはGeForce Experienceがどのようなソフトウェアなのか、基本的な特徴について解説します。
NVIDIAのGeForce Experienceとは
GeForce Experienceは、NVIDIAが提供する無料のアプリケーションです。主に、NVIDIA製GPUの性能を最大限に引き出すための補助的な機能が入っています。
ドライバーの自動更新、インストールされているゲームに最適なグラフィック設定を自動で適用してくれる機能のほか、ShadowPlayという画面録画・配信機能も統合されています。
ShadowPlayはGPUが持つ専用のエンコーダーを利用するため、CPUにほとんど負荷をかけずに高品質な録画ができるので、多くの配信者から重宝されているのです。
| 対応OS | Windows 10 / 11 | 
| 特徴 | GPUのハードウェアエンコーダーを利用した低負荷録画が可能 インスタントリプレイやハイライトなどゲームに特化した機能あり | 
NVIDIAのGeForce Experienceに搭載されている便利な録画機能
GeForce Experienceには、ゲームプレイの様々なシーンに対応する3つの録画機能が備わっています。
本項目では、それら3つの機能について詳しく解説します。
好きなタイミングで録画できる「手動録画」

手動録画は、最も標準的な録画機能です。任意のタイミングでショートカットキーを押して録画を開始し、もう一度押すことで停止させられます。
ゲーム実況の全編を記録したい場合や、チュートリアル動画を作成する場合など、始めから終わりまで自分の意図通りに録画したいシーンではこの機能を使用しましょう。
決定的な瞬間を逃さない「インスタントリプレイ」

インスタントリプレイは、バックグラウンドでゲームプレイを録画し続ける機能です。録画を開始した時点から遡って、直近数分間のプレイ映像を保存できます。
この機能があることで、予期せぬプレイや面白いハプニングが起きた際に「録画しておけばよかった」と後悔することがなくなります。
決定的なシーンを逃したくない方には最適な機能と言えるでしょう。
ゲームのハイライトシーンを自動でキャプチャする「ハイライト」

「ハイライト」は、対応しているゲームにおいて重要な場面をAIが自動で検知し、その前後を短いクリップとして自動保存する機能です。
この機能を使えば、プレイヤーは録画に意識を割かれることなく、いつでもゲームに集中できます。
ただし、この機能は『Apex Legends』や『VALORANT』など、ハイライト機能に対応しているゲームでしか利用できないので注意が必要です。
※ハイライトはオーバーレイで「歯車」→「ハイライト」から設定できます。

【注意】GeForce ExperienceはNVIDIA以外のGPUでは使用できない
前述の通り、GeForce ExperienceはNVIDIA製のGeForceシリーズのGPUを搭載したPCでのみ動作する専用ソフトウェアです。AMD社のRadeonシリーズやIntel社のArcシリーズなど、他社製のGPUを搭載したPCではインストールも使用もできません。
自身のPCに搭載されているGPUの種類がわからない場合は、「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」から確認しておきましょう。
Part2.NVIDIAで画面録画をおこなう前に必要な設定
GeForce Experienceでスムーズに録画を開始するためには、あらかじめ確認・設定しておくべき項目がいくつかあります。
初めてGeForce Experienceを使用する方は、この項目を参考にして設定をおこなってみてください。
ゲーム内のオーバーレイを有効にする
先ほど紹介した録画機能はすべて、「ゲーム内のオーバーレイ」と呼ばれるメニューから操作します。まずはこのオーバーレイが有効になっているか確認しましょう。
GeForce Experienceの右上にある歯車アイコンをクリックし、「全般」の中にある「ゲーム内のオーバーレイ」のスイッチが緑色になっていれば問題ありません。

もしオフになっていたら、クリックして有効にしてください。
録画の品質(解像度・フレームレート)を設定する
続いて、解像度やフレームレートを設定します。
「Alt + Z」でオーバーレイを開き、歯車アイコンから「ビデオのキャプチャ」を選択しましょう。
一般的には「解像度:ゲーム内」「フレームレート:60 FPS」に設定しておけば、滑らかで綺麗な映像を記録できます。

ビットレートは高いほど高画質になりますが、ファイルサイズも大きくなるため、ストレージの空き容量と相談して調整しましょう。
音声(マイク・システム音)の収録設定を確認する
ゲーム音だけでなく自分の声も同時に録音したい場合は、音声設定が必要です。
歯車アイコンの「オーディオ」から使用するマイクを選択し、音量を調整しましょう。

また、オーディオトラックを「両方のトラックを分離する」に設定しておくと、ゲーム音とマイク音声を別々のトラックとして記録できます。
後から動画編集をおこなう場合は、この機能を設定しておくと編集が楽になるでしょう。
動画の保存先を指定する
録画した動画ファイルは、ユーザーのビデオフォルダ内に保存されます。しかし高画質で長時間の録画をおこなうと、Cドライブの容量を圧迫しかねません。
なので、オーバーレイの設定から「録画」を選択し、保存先のフォルダを空き容量の多い別のドライブ(Dドライブなど)に変更しましょう。

Part3.NVIDIAのGeForce Experienceで画面録画する手順
ここからは、実際にGeForce Experienceで画面を録画する手順を解説します。
Step1.録画したい画面を表示した状態でオーバーレイを開く(Alt + Z)

Step2.メニューから「録画する」→「起動」を選択

Step3. 録画を終了するタイミングで「停止して保存」をクリックする

「Alt + F9」を押して録画開始、再度押すことで録画を停止することも可能です。
※ハイライトやインスタントリプレイは、事前にオンにしておけば自動で適応されます。
Part4.UniConverterなら画面録画の他にも複数の加工・編集が可能
GeForce Experienceは手軽で高性能な録画ツールですが、機能は録画に特化しており、動画編集やファイル形式の変換、圧縮などはおこなえません。
録画した動画の編集や加工も一貫しておこないたい方には、UniConverterをおすすめします。

UniConverterは、高機能な画面録画ツールに加え、動画のフォーマット変換やファイル圧縮、AIによる高画質化、簡単なカット編集機能などを搭載したオールインワンソフトです。
GeForce Experienceが使えないPC環境でも使用できるので、NVIDIA製のGPUが搭載されていないPCをお使いの方はインストールしてみてください。
| 対応OS | Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 | 
| 特徴 | 画面録画や編集、圧縮やAによるI高画質化など多彩な機能を搭載 ウィンドウ指定やカスタム範囲など柔軟な録画範囲設定が可能 | 
UniConverterで画面録画する手順
Step1.その他ツールから「画面録画」を選択

Step2. 再度「画面録画」を選択する

Step3. 録画範囲を設定してから「REC」をクリック

Step4. 停止すれば自動で録画した動画が保存される
まとめ
本記事では、NVIDIAのGeForce Experienceについて、事前設定から具体的な録画の手順までを解説しました。
GeForce Experienceは、NVIDIA製のGPUが搭載されたPCを使用するユーザーにとっては非常に強力な無料の録画ツールなので、ぜひ活用してみてください。
NVIDIA以外のGPUが搭載されたPCを使用している方や、録画以外の機能も充実させたい方には、UniConverterのような多機能なオールインワンソフトをおすすめします。
自身に合ったツールを見つけ、活用してみましょう。
 
       
                



 
                