FOD(フジテレビオンデマンド)は、人気ドラマやバラエティ、アニメなどを配信する動画サービスですが、公式には録画機能が用意されていません。「外出先でも視聴したい」、「配信終了前に保存しておきたい」と考えるユーザーに朗報なのが、「画面録画機能を活用して映像コンテンツを保存する」という方法です。しかし、DRM(著作権保護技術)によって録画できなかったり、画面が真っ黒になったりするケースも少なくありません。
そこで今回は、FODが録画する方法と、それでも録画できない原因、さらに録画後の映像をより美しく仕上げる高画質化の手順について紹介します。
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Part1.FODとは?
FODの概要
FOD(フジテレビオンデマンド)は、フジテレビが提供する動画配信サービスで、ドラマ・バラエティ・アニメ・映画などジャンル豊富なコンテンツを配信しています。地上波見逃し配信に加え、「月額976円(税込)のFODプレミアム」に加入することで、10万本以上の作品が広告なしで見放題になるほか、200誌以上の雑誌読み放題、毎月100ポイント・FODフライデークーポンなど多彩な特典も付帯します。FODなら人気作からオリジナル番組まで幅広く楽しめ、月額料金以上の価値を提供しています。
FODを公式で録画できる?
FODでは、スマートフォンやタブレット向けの公式アプリに限り、一部の作品に対してダウンロード機能が提供されています。この機能を使えば、Wi-Fi環境で事前に映像を保存し、通信量を気にせずオフラインで視聴することが可能です。ただし、これはあくまで「アプリ内再生専用」の一時保存機能であり、ファイルをPCやSDカードなどに保存することはできません。また、保存期間や視聴可能時間に制限があり、全ての作品が対象ではない点にも注意が必要です。
スマホからFODを録画するのは難しい
iPhoneやAndroidには、標準で画面録画機能が搭載されており、操作画面やゲームプレイなどを手軽に録画できます。また、Google PlayやApp Storeでは、より多機能なサードパーティ製の画面録画アプリも多数提供されています。しかし、FODアプリに対してはこれらの録画手段がほとんど通用しません。録画を開始すると画面が真っ黒になったり、音声が無音になったりする現象が多く報告されています。これは、FODアプリがDRM(デジタル著作権管理)によって録画行為を検知し、映像や音声の出力をブロックするためです。
Part2.FODを画面録画する方法
FODの画面録画として考えられるのが、PCを介した方法です。サードパーティ製ソフトの使用やWindows・Macに標準搭載されている録画機能を活用する方法、オンラインツールやブラウザの拡張機能を使う方法などが候補として挙げられます。しかし、OSに標準搭載されている録画機能は専用の録画ツールと比較すると機能が限定的です。また、オンラインツールやブラウザの拡張機能は有料であるケースが多く、その割には機能が多くなかったり使いにくかったりします。
そこでおすすめなのが、UniConverterのようなサードパーティ製の画面録画ツールを活用する方法です。UniConverterは音声データや映像データなどを異なるファイル形式に変換できるコンバーターですが、動画の編集や画面録画など多彩な機能を搭載しています。録画範囲の指定、音声の同時録音、動画編集など画面録画に関する多機能も付属しているため、初心者でも扱いやすいです。
そこで、UniConverterを使ってFODを画面録画する手順を紹介します。
UniConverterを使ってFODを活用する手順
Step1. スクリーンレコーダーの起動
UniConverterを起動し、画面下部に表示される「スクリーンレコーダー」タブをクリックします(①)。
画面中央に表示される「画面録画」タブをクリックします(②)。
Step2. 画面録画の設定
表示される紫色の枠が画面録画されるエリアです。FODをブラウザで起動し、紫色の枠と映像が表示される外枠を一致させましょう(③)。
Step3. 画面録画の実行
設定が終わると、「REC」ボタンをクリックします(④)。画面録画が開始されるのが2~3秒後なので、その間に番組の再生を開始しましょう。
画面録画を終了するのは、「■」ボタンをクリックだけです(⑤)。
自動的に画面録画した動画がローカルフォルダに保存されます(⑥)。
Part3.FODで画面録画した動画を高画質化する方法
FODには、有料映像や期間限定の無料映像など、多彩なコンテンツが用意されています。しかし、4K動画ではなくHD動画で配信されている点がマイナス要素と言えるかもしれません。また、視聴するコンテンツによって画質が異なるケースもあるようです。
そこで、動画を高画質化し、YouTubeプレミアムやU-NEXTなどのようなコンテンツにするのがおすすめです。近年、AI技術の向上により、簡単に動画を高画質化することが可能となりました。中でもUniConverterは画面録画機能に加えて、動画の高画質化までワンストップで行える便利なツールです。
そこで、UniConverterを使って、画面録画したFODの映像コンテンツを高画質化する手順を紹介します。
UniConverterで画面録画したFODの映像を高画質化する手順
Step1. 動画補正ツールの起動
UniConverterを起動し、画面右下に表示される「動画補正」タブをクリックします(①)。
Step2. 高画質化したいFODの映像を選択
画面中央に表示される「ビデオを追加」ボタンをクリックします(②)。
画面録画したFODの映像を選択し(③)、「インポート」ボタンをクリックします(④)。
Step3. FODの映像を高画質化
「画像復元」タブを選択し(⑤)、「プレビュー」ボタンをクリックしましょう(⑥)。
すると、高画質化した動画が右側に表示されます(⑦)。
問題がなければ、「すべてエクスポート」ボタンをクリックするだけで完了です(⑧)。
まとめ
FODは、公式には録画機能を提供しておらず、確実に保存するためにはサードパーティ製の録画ツールが必要です。中でもUniConverterは、FODの番組によっては問題なく録画できた実績があり、録画範囲の指定やスケジュール録画、保存形式の変換など、多機能で使いやすい点が大きな特長です。また、録画した映像をAI技術で高画質化できる機能も搭載されており、視聴体験の質をワンランク向上させることができます。著作権を尊重しつつ、快適な視聴環境を整える方法として、UniConverterは非常に有効な選択肢と言えるでしょう。