TVerは人気ドラマやバラエティを無料で楽しめる便利な見逃し配信サービスのひとつです。オフラインで視聴するためには画面録画機能を活用することが一つの手段ですが、iPhoneの画面録画機能を使って保存しようとすると、映像部分が真っ黒になってしまうという問題に直面します。こうした著作権保護技術(DRM)を回避して、画面録画することは可能なのでしょうか。そこで今回は、iPhoneでTver画面録画できない原因とその回避策について解説します。
All-in-one ツールボックス:動画/音声/画像変換、動画/音声ダウンロード、動画編集、録画、圧縮.....すべてできる!

Part1.TVerとは?
🌟TVerの概要
TVer(ティーバー)は、日本の主要テレビ局が連携して提供する公式の見逃し配信サービスです。民放各局で放送されたドラマ・バラエティ・ニュース番組などを、放送後1週間を目安に無料で視聴できる点が特徴です。iPhoneやAndroid、PC、テレビなど多様な端末に対応しており、通勤中や外出先でも手軽に視聴できる利便性があります。また、ログイン不要で使える点もTVerの魅力だといえます。
🌟TVerには公式の保存機能はない
TVerでは、番組を一時的に保存してオフライン視聴するための公式機能は提供されていません。YouTube PremiumやAbemaTVプレミアムなどの一部サービスでは、通信量を節約したいユーザー向けに「ダウンロード」機能が搭載されており、一定期間オフラインで視聴可能です。しかし、TVerではすべての番組がストリーミング再生限定となっており、端末への保存や視聴期間の延長はできません。そのため、見逃し配信の視聴期限が過ぎると自動的に視聴できなくなります。これが、TVerの番組を録画・保存したいというニーズが高まる一因でもあります。
関連記事:AbemaTVを画面録画する方法は?失敗する原因や注意点についても解説
🌟iPhoneでTVerを画面録画できない原因
TVerのコンテンツは、著作権保護の観点からDRM技術で保護されています。iPhoneに標準搭載されている「画面収録」機能を使用して録画を試みても、動画部分が真っ黒になる、いわゆる“ブラックスクリーン”状態になるのはこのためです。これはAppleのiOSがコンテンツの不正コピーを防ぐためにシステムレベルで録画を制限しているためであり、ユーザー側の設定ミスではありません。つまり、TVerの画面録画は単なるアプリ制限ではなく、OSとDRMが連携して動作しているため、通常の方法では録画できない仕様になっています。
🌟iPhoneでTVerの画面録画できないのを回避可能?
結論から言えば、iPhone単体で真っ黒になるDRM処理を解除し、TVerを合法的に録画することは不可能です。しかし、録画できる可能性を広げる方法としては、iPhoneの画面をPCやMacにミラーリングし、PC側で録画するという手段があります。たとえば、QuickTime Playerや専用の画面録画ソフトを使うことで、TVerの映像が真っ黒にならず、PC側で記録できる場合があります。ただし、これもDRMによっては映像が真っ黒になって録画が妨げられる恐れがあるため、必ずしも成功するとは限りません。録画以外の代替手段としては、PC用の録画支援ソフトを活用するという方法が現実的です。
Part2.TVerを画面録画する方法
iPhoneではDRMによりTVerの番組は真っ黒に表示されるため、画面録画が制限されますが、Windows PCやMacでは比較的自由に録画可能です。実際に、Windows標準の「Game Bar」やMacの「QuickTime Player」などでも、TVerの映像を問題なく録画できるケースがあります。これは、スマートフォンとは異なり、PC環境ではDRMの影響が強制されないことが多いためです。
もし、より高機能かつ安定した録画を求める場合におすすめなのが、UniConverterなどの専用ソフトです。UniConverterは、画面録画に加えて動画編集・形式変換・高画質化といった多彩な機能が統合されており、TVer録画後の活用範囲を大きく広げてくれます。
そこで、UniConverterを使ってTVerを画面録画する手順を紹介します。
UniConverterを使ってTVerを画面録画する手順
Step1. スクリーンレコーダーの起動
UniConverterを起動し、画面右下に表示される「スクリーンレコーダー」タブをクリックします(①)。

「画面録画」タブをクリックしましょう(②)。

Step2. 画面録画の設定
明るくなっている部分が画面録画されるエリアなので、動画のフレームに合わせましょう(③)。

Step3. 画面録画の実行
設定が終わると、「REC」ボタンをクリックします(④)。2~3秒後に画面録画が開始されるので、タイミングを見計らって配信を再生しましょう。

画面録画を終えるときは、「■」ボタンをクリックします(⑤)。
すると自動的に、画面録画した動画が保存されます(⑥)。

関連記事:Tverは画面収録中は番組再生ができない?|画面収録が可能なソフトも解説
Part3.TVerで画面録画した動画を高画質化するには?
TVerの映像は、通信環境や端末の性能によって画質が自動的に調整されるため、録画しても映像が荒くなったり解像度が低くなったりすることがあります。とくにWi-Fi接続が不安定な場合やモバイル通信中は、画質が落ちる傾向にあります。こうした問題を補う手段として有効なのが、UniConverterの「AI高画質化機能」です。この機能では、録画後の映像をAIが自動解析し、輪郭の補正やノイズ除去、アップスケーリングなどを行うことで、元の映像をよりクリアで鮮明に変換できます。TVerの録画映像を見やすく整えるためにも、UniConverterを活用した高画質化は非常に有効です。
画面録画したTVerの動画を選択する方法はいくつかありますが、今回は画面録画してすぐに高画質化する方法を紹介しましょう。
UniConverterで画面録画したTVerの映像を高画質化する手順
Step1. 高画質化したいTVerの動画を選択
画面録画が終了すると、録画した動画がUniConverterに表示された状態になっています。「鮮明度を上げる」ボタンをクリックしましょう(①)。

Step2. 高画質化の設定
画面右側に表示される「画質復元」タブをクリックし(②)、「プレビュー」他ボタンをクリックしましょう(③)。

すると、オリジナル動画の右側に高画質化動画が表示されます(④)。

Step3. 高画質化したTVerの動画を保存
問題ないようでしたら、「すべてエクスポート」ボタンをクリックしましょう(⑤)。

まとめ
iPhoneではTVerの画面録画がDRMによって真っ黒に映ってしまうため、通常の方法では映像を保存することができません。しかし、PC環境であればTVerの映像が真っ黒にならずに、画面録画が可能となります。とくにおすすめなのが、UniConverterの活用です。UniConverterを活用し、高機能な画面録画機能とAIによる高画質化ツールを組み合わせて、より高品質な視聴体験を実現できます。録画から編集、形式変換まで一括で行えるため、録画後の使い勝手も抜群です。TVerの番組を快適に保存・活用したい方は、ぜひUniConverterの導入を検討してみてください。