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エンコードとは?動画・音楽・映像などのエンコードを完全解説
編集者 Takashi • 2024-11-15 11:44:08
動画配信などで欠かせないエンコード。容量を節約することができ、様々な端末から観ることが出来る便利な方法です。動画だけでなく音楽や映像にも使うことができ、幅広い人たちに向けて発信することが出来るのも魅力です。そこで動画や音楽、映像のエンコードについて、完全解説します。エンコードのことを知って、配信などに役立てて下さい。
エンコードとは?
動画や音楽、映像などのデータの形式を一定の法則に従って圧縮したり、暗号化をすることで目的に合わせて形式を変えることを指すのが、エンコーディングです。エンコードとは、エンコーディングを行って処理された状態のもののことを言います。ですがエンコーディングをして圧縮処理をすることも、「エンコードする」「エンコード処理」と呼ぶケースが多いです。
エンコードを行うことでフレームレートや解像度、ビットレート、映像や音楽の長さに影響が与えられます。特に影響を受けると考えられているのが、フレームレートです。動画や映像には1秒間にフレームと言われるコマが使われていて、それを組み合わせて一つの作品になっています。このコマ数が多ければ多いほど滑らかな仕上がりになり、データのサイズは大きくなるのです。エンコードで圧縮するとフレームレートを小さくしたり、ファイルサイズも少なくなります。
なぜエンコードが必要となるのか
エンコードが必要になるのは、膨大なデータをコンパクトにするためです。動画や音楽、映像には色々なデータが詰め込まれていて、容量も大きくなる傾向があります。データが大き過ぎると配信をするのが時間に掛かったり、編集をするときに手間が掛かることがあるのです。データを小さくしておけば配信するときの手間も省けて、編集もスムーズになります。
また動画などではいくつかの種類の形式が存在します。動画をパソコンやスマホ、タブレットなどで再生するときには、端末ごとに決められたデータ形式ではないと再生することが出来ません。エンコードをせずに撮影したときのままの形式で配信などをしてしまうと、持っている端末によっては再生することが出来ないというトラブルが起きてしまうのです。
エンコード方法の種類とは
エンコード方法の種類には、大きく分けて2つあります。ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードです。
ソフトウェアエンコードはコンピューターを利用して、ソフトウェアを使ってエンコードをします。エンコードが出来るソフトウェアもあり、色々なソフトで変換することも可能です。ソフトウェアエンコードのメリットは簡単に設定を変えることが出来たり、好きな形式に変えることが出来る点です。拡張するのもあまり手間が掛からず、ソフトウェアの指示に従って操作するだけです。ソフトウェアも手に入れやすく、価格も抑えられているので費用もあまり必要ありません。エンコードに使うパソコンの性能が高ければ高いほど、処理速度はアップします。
ハードウェアエンコードは、エンコード処理を行うことが出来るICチップが搭載された外部機器を使うのが特徴です。パソコンのCPUに負担を掛けることなく、手軽にエンコードすることが出来るのが魅力です。使うパソコンの性能に左右されないのは、ハードウェアエンコードならではです。あらかじめ決められている形式に強いので、デジタル家電の技術に使われています。
エンコードを行う際の注意点
エンコードをするとデータの容量は抑えられますが動画や音楽、映像が劣化してしまうことがあります。画質や音質か下がり、エンコードをすればするほど品質は落ちていくのです。数回程度のエンコードならあまり問題はありませんが、何度も繰り返してしまうとせっかくのクオリティーが下がってしまいます。不要な部分はなるべくカットして、元のデータを出来るだけ軽くしてからエンコードをすることが大切です。エンコードをする前には元のデータは必ずや残しておいて、失敗したときも対処出来るようにしましょう。
大きなファイルになればなるほどエンコードには時間が掛かるので、容量の多いデータのエンコードは余裕を持って行うことがポイントです。10分程度の映像でも作業に3倍以上掛かることもあるので、注意します。
どのくらいのサイズにしたいのか決めておく
エンコードをするときにはあらかじめどのくらいのサイズにしたいのか、解像度やフレームレートのおおよその目安を決めておくとスムーズです。編集するときにそのサイズに近づけるようにカットをしたり、動画や音楽、映像の長さを調整します。調節してからエンコードをすればそこまで品質を落とすことなく、クオリティーの高い作品に仕上がるかもしれません。
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