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厳選!AVCRECで録画したDVDを再生する方法!AVCREC対応する機種とは
編集者 Takashi • 2025-03-27 18:00:38
ハイビジョンを録画するためには、専用の録画媒体のブルーレイディスクを使う必要があります。自宅にない場合にはあきらめるしかなかったのですが、企業側も録画再生機器を工夫しブルーレイディスクを使わなくても録画方法を考案したのです。その録画方法というのが、この記事で紹介するAVCRECです。
- Part 1. AVCRECとは
- Part 2. AVCREC方式とは
- Part 3. AVCRECとavchdの違い
- Part 4. AVCREC対応機種
- Part 5. AVCREC対応するソフトウエア
Part1.AVCRECとは
AVCREC(Audio Visual Content Recording)は、主に録画機器やソフトウェアが、映像と音声のコンテンツを高品質で録画・保存するための技術を指します。AVCRECは、特に家庭用のブルーレイ録画機器やメディアプレーヤーなどで使用され、HD画質の映像を効率よく保存することを目的としています。
この技術は、著作権保護やコンテンツ配信において重要な役割を果たしており、コンテンツの録画や保存時に適切な権利管理が行われるように設計されています。
簡単に言うと、AVCRECは高画質な動画を録画・保存するための技術ですが、同時にそのコンテンツを不正に利用されないように保護する役割も持っています。
Part 2. AVCREC方式とは
avcrec方式とは再生録画機器に搭載されている機能の一つで、ハイビジョンテレビ放送をブルーレイディスクに録画するだけでなく、そのほかのDVD-RやDVD-RAMに録画できるようにフォーマットすることです。ハイビジョンテレビは従来のテレビ放送に比べて画面を細分化し、そこに音声や配色などのデータを細かく情報を入力することできれいな画質を映し出すことができます。ただハイビジョン放送の特徴と言える細分化されたデータは、通常のDVD-RやDVD-RAMでは録画が出来なかったため、ハイビジョンで録画したデータは従来の形に作り変えられて保存される形になったのです。そこでハイビジョン放送の高画質をきれいに残すために、専用の記録媒体のブルーレイディスクが誕生します。
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ブルーレイディスクは細分化された情報を読み取るのに特化しており、きれいな画質のまま通常のDVD-RやDVD-RAMの録画時間と同じ幅で記録が可能になったのです。そのためブルーレイディスクの需要は伸びたのですが、一点だけ問題だったのは購入したときの枚数です。ブルーレイディスクは特別な技術で作られているのでコストがかかり、通常のDVD-Rに比べて割高になるだけでなく枚数も少ないです。そのため保存をするために残したいと思っても、ブルーレイディスクを利用し続けるとコストがかかってしまい継続して残すのが難しくなってしまいます。
そこできれいな画質のままの低コストで残したいというニーズが高まったことで、再生機器メーカーが開発をしたのが「avcrec」なのです。昔と比べて細分化されたデータの活用が出来るようになったことで、フォーマットで通常のDVD-RやDVD-RAMにも録画が出来るようにフォーマットが可能になります。もちろんブルーレイディスクを利用することで高画質で残せるだけでなくデータを消して再利用が出来るメリットがありますが、もし再利用を考えないのであればDVD-RやDVD-RAMに撮影できるavcrecは便利といえます。"
Part 3. AVCRECとavchdの違い
DVD-RやDVD-RAMにハイビジョン放送を記録する「avcrec」ですが、もうひとつ似たような用語で「avchd」というものがあります。「avchd」というのは、日本の大手家電メーカーの「ソニー」と「パナソニック」が共同開発をした記録方式です。明確な違いとしては、録画したハイビジョン放送を記録するのが「avcrec」ですが、「avchd」はビデオカメラで撮影した情報を配備順で残すための方式になります、誕生日や運動会などのイベントをきれいな状態で残したいというニーズが高まったことで、撮影した情報を細分化し記録できるハイビジョンカメラが誕生したのです。ハイビジョンカメラの登場によってきれいな画質で残すことが出来るようになりましたが、これもブルーレイディスクでしか残せないので少なからずコストがかかります。その上ビデオカメラで撮影した記録方式も企業によって違うため、別の企業の再生機器を使うと再生が出来ないというデメリットも起きていたのです。そこで「ソニー」と「パナソニック」が提携をし、お互いの企業が開発をしたハイビジョンカメラが問題なく録画再生できるように規格統一をしたのが「avchd」になります。
「avchd」は「ソニー」と「パナソニック」の統一規格なので、そのほかの企業の再生機器では使えない場合があります。ただし「avcrec」は統一規格なので、別の再生機器で録画をしたとしても、この「avcrec」が入っていれば問題なく再生が可能になるのです。
Part 4. AVCREC対応機種
AVCREC(Audio Visual Content Recording)対応機種には、主にブルーレイレコーダーや一部のデジタルメディアプレーヤーが含まれます。以下はAVCREC対応の代表的な機種の一部です:
1.ブルーレイレコーダー
Panasonic(パナソニック)
DMR-BZT900、DMR-BZT760、DMR-BZT500 など
パナソニックは、AVCREC対応の録画機能を提供するブルーレイレコーダーを多数展開しています。
Sony(ソニー)
BDZ-ZT1500、BDZ-RX100 など
ソニーの一部ブルーレイレコーダーもAVCRECに対応しています。
Sharp(シャープ)
BD-HDW75、BD-HDW65 など
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シャープもAVCREC対応の録画機能を持つモデルがあります。
2. AVCREC対応のメディアプレーヤー
Blu-ray Disc プレーヤー(一部のモデル)
一部のBlu-ray Disc プレーヤーはAVCREC録画の再生に対応していますが、録画機能は搭載されていない場合が多いです。
3. AVCREC対応のPC・ソフトウェア
一部のPC向け録画ソフトウェアや、外部デバイス(例えば、AVCREC対応のUSBハードディスクレコーダーなど)でもAVCRECをサポートしていることがあります。
Part 5. AVCREC対応するソフトウエア
AVCREC(Audio Visual Content Recording)対応のソフトウェアは、主に映像や音声コンテンツを録画・保存するためのものです。以下は、AVCREC対応の代表的なソフトウェアをいくつかご紹介します:
1. Panasonic AVCREC 対応ソフト
Panasonic DIGA(ディガ)シリーズのソフトウェア
パナソニックが提供する「DIGA」シリーズのブルーレイレコーダーや関連するソフトウェアは、AVCREC録画に対応しています。特に「Panasonic AVCHD録画ソフト」や「DIGA」専用の録画・管理ソフトがAVCREC対応です。
2. BDAV(Blu-ray Disc Audio Visual)対応ソフト
TMPGEnc Authoring Works
TMPGEncのソフトは、AVCRECに対応したブルーレイの作成や編集が可能です。AVCREC形式に対応した録画や編集、ディスクへの書き込みができます。
Leawo Blu-ray Creator
Leawo Blu-ray Creatorは、AVCREC対応のディスク作成や動画の書き込みが可能で、AVCREC形式をサポートする一部のオプションを提供しています。
3.PC向けのAVCREC対応録画ソフト
録画ソフト「Aiseesoft スクリーンレコーダー
Aiseesoftのソフトは、AVCREC録画の機能に対応した録画をサポートしており、PCの画面やオーディオを録画してAVCREC形式で保存できます。
4. CyberLink PowerProducer
CyberLink PowerProducerは、AVCREC対応のソフトウェアで、ブルーレイディスクへの録画と書き込み、そしてAVCREC録画のサポートを提供しています。編集機能も強力で、ユーザーは簡単にAVCREC形式のコンテンツを作成できます。
5. その他のソフトウェア
一部のメディアプレーヤーや録画ソフト、外部録画機器との連携を通じてAVCREC対応の録画が可能です。また、AVCREC対応のソフトウェアは、特に日本国内向けに多く展開されています。
DVDに傷がつく原因と修復方法はこちらにみてください。
まとめ
パソコンでもハイビジョン放送を記録できるようになったことで、好きなタイミングで保存した映像を楽しむことができます。ただハイビジョン放送を残す際には、パソコンもavcrec に対応していなければならないです。
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