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ac3をMP3・WAVなどに変換する方法
編集者 Takashi • 2023-08-22 15:35:08
ac3形式の音声ファイルは、5.1チャンネルを実現でき、音質も良好です。しかし、一部の再生ソフトや音声編集ソフトには対応しておらず、mp3形式やwav形式に変換する必要に迫られる場合もあります。今回は、UniConverterというソフトを使用してac3ファイルをmp3やwavなどの別の形式に変換する方法について説明します。
Part 1. ac3とは
ac3とは、ドルビーラボラトリーズ社によって開発された音声形式で、正式名称は「Audio Code Number 3」、または「ドルビーデジタル」といいます。この形式では、人間の耳に聞こえにくいほどの高い音や低い音のデータを除去して、音声データを圧縮しています。また、音声チャネルが6つ用意されており、いわゆる5.1chサラウンド音声を高いクオリティで楽しむことが可能です。
ac3形式は、映画やDVDビデオなどの映像媒体や、家庭用ゲームソフト、PCゲームなどのゲーム媒体で採用されることが多く、映画館の音響設備にもac3形式が採用されています。また、ビデオ圧縮技術のDivXで圧縮された映像ファイルの音声部分にもac3形式が使用されています。
Part 2. UniConverterでac3をmp3、wavに変換する方法
ac3形式のファイルをmp3やwavに変換するには、変換ツールを使用する必要があります。ここでは、変換ツール「UniConverter」を使用してac3をmp3やwavに変換する方法について、その手順を紹介します。
Step 1ac3ファイルを読み込ませる
まず、ac3ファイルをUniConverterに読み込ませます。UniConverterを起動し、左列メニューバーにある「ツール」を選択し、「変換」を選択しましょう。画面左上にある「ファイルの追加」ボタンをクリックして、目的のac3ファイルを選択すると、UniConverterが音声ファイルを読み込みます。この時、複数のファイルをまとめて読み込ませることも可能です。また、ac3ファイルをエクスプローラーからUniConverterの画面上にドラッグ&ドロップすることでも読み込みが行われます。読み込まれた音声ファイルは、一覧形式でUniConverterの画面上に表示されます。
Step 2変換したい音声形式を選択する
目的の音声ファイルを読み込ませたら、画面下部の「出力形式を一括指定」のドロップダウンタブを開きましょう。表示されたポップアップ画面上のタブから「音声」を選択すると、様々な音声形式がポップアップ画面の左側に一覧で表示されます。ここで、mp3に変換したい場合は「mp3」を、wavファイルに変換したい場合は「wav」を選択します。ポップアップ画面の右側で変換の品質を4パターンから選ぶことが可能です。よほどのこだわりがなければ、最上段に表示されている「オリジナルと同じ」を選ぶと良いでしょう。
Step 3変換を行う
音声ファイルの読み込みと、変換したい音声形式の選択を終えたら、画面右下の「一括変換」ボタンを押下します。後はファイルの変換が完了するのを待つだけです。メイン画面の「変換済」タブを開き、全てのファイルの変換が終わったことを確認しましょう。画面下部のフォルダアイコンをクリックすると、変換後のmp3ファイルやwavファイルが格納されているフォルダを開くことができます。
Part 3. UniConverterでaacをac3に変換する手順
UniConverterでは、他の音声ファイル形式からac3形式に変換することも可能です。ここでは、aac形式の音声ファイルをac3形式に変換する手順について、順を追って説明します。基本的にはac3ファイルからmp3、wav形式に変換する手順と同様です。
Step 1aacファイルを読み込ませる
UniConverterを起動し、操作パネルから「変換」を選択します。画面左上の「ファイルの追加」ボタンから目的のaacファイルを選択するか、aacファイルをUniConverterの画面上にドラッグ&ドロップすることでaacファイルを読み込ませます。「変換中」タブに目的のaacファイルが一覧表示されていれば読み込み成功です。
Step 2変換先の音声形式にac3を選択する
画面下部の「出力形式を一括指定」のドロップダウンタブを開き、ポップアップ画面で「音声」タブを選択します。音声形式の一覧から「ac3」を選択し、希望する変換の品質を選びましょう。mp3やwavへの変換と同様、特にこだわりがなければ「オリジナルと同じ」を選ぶことをおすすめします。
Step 3変換を行う
画面右下の「一括変換」ボタンを謳歌することで変換が開始されます。ファイルの変換先フォルダを指定したい場合、変換前に「出力先」のドロップダウンタブを開くことで、どのフォルダに保存するかを指定することができます。変換が終わった後、画面下部のフォルダアイコンをクリックして、指定したフォルダに変換済みのac3ファイルが保存されているかどうかを確認しましょう。
Part 4. UniConverterで目的に合わせて音声ファイルを変換しよう
UniConverterでは、様々な形式の音声ファイルをほとんど劣化させずに変換することが可能です。ac3形式の音声ファイルが使用している動画編集ソフトや音声編集ソフトに対応していなかったり、自分の環境で再生ができない時は、UniConverterを使用して、ソフトや環境に対応している音声形式に変換すれば解決できます。また、音声ファイルを他の人に渡す際には、予め指定された形式に変換した上で渡すと相手に喜ばれます。自分の目的に合わせて、様々な形式の音声ファイルに変換できるようにしましょう。
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