最近はAIを活用した「消しゴムマジック」などの編集機能を使用して、撮影した写真を加工したうえでSNSなどにアップロードすることが一般的になっています。
ただ、一般的な画像加工サイトや無料スマホアプリでは簡易的な加工しかできないため、思ったほど綺麗に画像の背景が削除できなかったり、消したくない部分まで削除されてしまってわずらわしい思いをした方も多いのではないでしょうか。
もしも本格的に画像の背景の削除をおこないたいのであれば、Adobeが提供している高機能な画像編集ソフト「photoshop」がおすすめです。
昨今はphotoshopにもAI機能が導入されているので、専門的な知識がない方でも簡単に高度な背景削除などがおこなえるようになっているのです。
本記事ではphotoshopを使って画像の背景を削除する方法を徹底的に解説していくので、まさにphotoshopが気になっていたという方はぜひ最後までご覧ください。
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Part1.photoshopで画像の背景を削除する際に使用する機能一覧
まずはphotoshopを使ったことがない人、導入したばかりで使い方に慣れていない人に向けて、photoshopで画像の背景を削除する際に使用できる機能について解説します。
photoshopの機能1:クイックアクション「背景を削除」
まず最初に紹介する機能は、photoshop 2020以降のバージョンに搭載されたクイックアクション機能の中にある「背景を削除」の機能です。
「背景を削除」を使えば、AIが画像内の被写体を自動で認識し背景だけを一瞬で取り除いてくれます。
とにかく手軽に背景を削除したい方や「大まかな部分の削除はAIに任せて、細かな部分だけ手動で復元する」という方にはおすすめの機能です。
photoshopの機能2:背景消しゴムツール
背景消しゴムツールは、カーソルでなぞった部分の背景を削除することができるPhotoshop標準のツールです。その名の通り、背景消しゴムツールを選択した状態でマウスをドラッグすれば、なぞった箇所が削除されて透明になります。ブラシサイズは調整が可能なので「背景を削除」機能を使った後の微調整などに使うことができます。
photoshopの機能3:マジック消しゴムツール
マジック消しゴムツールは、クリックした箇所の色とほぼ同色(近似ピクセル)の部分を一括で透明にしてくれる機能です。
写真の背景が単色であれば、マジック消しゴムツールを使うことで簡単に背景削除がおこなえます。
ただし複数の色を含んだ複雑な背景であったり、被写体の一部と色が被っている場合は余計な箇所まで透明にしてしまうのでおすすめできません。
photoshopの機能4:選択ツール
photoshopには「クイック選択ツール」や「自動選択ツール」など、これまで紹介した消しゴム系とは違った選択系のツールが数多く搭載されています。これらを使用すれば、写真から被写体だけを選択して切り抜くことで簡単に背景の削除がおこなえます。感覚としてはここまでに紹介した「背景の削除」と「消しゴムツール」のちょうど中間の使い勝手なので「AI機能やマジック消しゴムツールでは余計な部分が削除されてしまうものの、背景消しゴムツールを使って手動で背景削除をするのは面倒」という方におすすめです。
Part2.photoshopで画像の背景を削除する方法・手順を解説
ここからは、先ほど紹介したphotoshopの4つの機能を使って画像の背景を削除する方法・手順を紹介します。スクリーンショットも使いながらわかりやすく解説するので、すでにphotoshopを持っている人は記事を読みながら実際にphotoshopで試してみることをおすすめします。
【事前準備】カンバスカラーは透明にしておく
photoshopで背景を削除するときは、はじめにカンバスのカラーを透明にしておきましょう。
この処理をおこなわないと、背景を削除しても後ろにカンバスの白色が残ってしまいます。
カンバスカラーを透明にする手順は以下の通りです。
Step1.photoshopを開き「新規ファイル」を選択する
Step2.カンバスカラーを「透明」に設定した状態で「作成」をクリック
クイックアクション「背景を削除」で背景を削除する手順
まずはクイックアクションの「背景を削除」機能を使って背景を削除する手順を解説します。※以降、カンバスカラーを透明にして作成→画像を読み込ませる部分までは説明を割愛します。
Step1:クイックアクション→「背景を削除」の順にクリックたったこれだけで、高クオリティな背景削除がおこなえます。
「背景消しゴムツール」で背景を削除する手順
続いては、背景消しゴムツールを使って手動で細かく背景を削除する手順を解説します。
Step1:「消しゴムツール」を右クリックし「背景消しゴムツール」を選択
Step2:削除したい箇所をドラッグする
こちらも、以上の手順で簡単に背景の削除がおこなえます。ブラシのサイズなどは赤い点線の箇所で変更できるので、都度サイズを変えながら細部まで背景を削除してみましょう。
「マジック消しゴムツール」で背景を削除する手順
続いては、マジック消しゴムツールを使って背景を削除する手順を解説します。
Step1:「消しゴムツール」を右クリックし「マジック消しゴムツール」を選択
Step2:削除したい色の箇所をクリックする
以上の手順で、クリックした箇所と同じ色(近似値)の箇所が一括で削除されます。「許容値」を低くすればするほど完全に一致する色しか削除しないようになり、「隣接」にチェックを入れるとクリックした箇所に隣接した同色しか削除しなくなるので、これらの設定を上手く使いこなしましょう。
「選択ツール」で背景を削除する手順
最後は、選択ツールで背景を削除する手順を紹介します。※選択ツールは種類が複数あるので、本項目では「クイック選択ツール」+「選択範囲を反転」で背景を削除する方法を解説します。
Step1:「選択ツール」を右クリックして「クイック選択ツール」を選択Step2:削除したい範囲をおおまかになぞるStep3:デリートキーを押
以上で背景の削除が完了します。※細かな部分の削除がうまくいかない場合は、背景消しゴムツールで修正をおこないましょう。
Part3.UniConverterなら背景削除から高度な編集まで簡単におこなえる!
「背景削除の方法がわかっても、やっぱphotoshopは高いから使えない……」「どうしても操作方法が難しく感じてしまう」
そんな方には、誰でも簡単に画像の背景削除などがおこなえる高機能ソフト「UniConverter」をおすすめします。
UniConverterなら、背景を削除したい画像をアップロードして簡単な設定をするだけで背景が削除できたり、画像補正やGIFアニメーションなども専門知識なしでおこなえます。
また、画像だけでなく動画やオーディオデータの加工やファイルの形式変換などにも対応しているので、このソフト1つでどんな作業にも対応できる点もUniConverterの魅力です。
「できるだけ簡単に、色々な編集・変換機能を使いたい」という方は、ぜひインストールしてみてください。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
特徴 |
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UniConverterで画像の背景を削除する手順
ここからは、UniConverterで画像の背景を削除する手順を解説します。
気になる方は、ぜひUniConverterの試用版をインストールして実際に背景削除をおこなってみましょう。
Step1.ホームから「画像背景削除」をクリック
Step2.画像をドラッグ&ドロップで読み込ませ「AIツール」→「画像背景削除」をクリック
Step3.「背景を削除」を有効にして「すべてエクスポート」をクリック
まとめ
本記事では、photoshopを使って写真・画像の背景を削除する方法を解説しました。
photoshopはプロ向けの画像編集ソフトだと思われがちであるため、多くの方が使い方を知る前に使用を諦めていたのではないでしょうか。
しかし、実際には画像の背景削除などであれば簡単な操作だけでプロ並みの編集がおこなうことができるのです。
ただし背景削除のためだけにpotoshopを使うのはややオーバースペックであり、本格的な編集や加工にはどうしても専門知識 or 勉強が必要になるので、できるだけ多くの加工を簡単におこないたい方にはUniConverterをおすすめします。