「スマホで撮った写真、背景がちょっと残念だな……」
「もっときれいな空だったらよかったのに」
「背景をぼかしておしゃれな雰囲気にしたい」スマホで写真を撮る機会が多い方は、このように感じたことも多いのではないでしょうか。そんな時に役に立つのが「背景の変更機能」や「消しゴムマジック」などのAI画像編集機能を持ったスマホアプリです。
本記事では、アンドロイドで写真の背景を変更・編集できるスマホアプリを紹介します。アンドロイドで使えるスマホアプリに特化して紹介するので、アンドロイド派の人はぜひ本記事から自分に合ったスマホアプリを探してみてください。
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Part1.アンドロイドで写真の背景を変えるならGoogleフォトの「編集マジック」がおすすめ
まず最初に、多くのスマホ(アンドロイド)に標準搭載されているアプリ「Googleフォト」で写真の背景を変える・編集する方法を紹介します。
Googleフォトの編集マジックとは?
Googleフォトの編集マジックは、AIが写真内の被写体と背景を自動認識することで、写真にさまざまなエフェクトをかけられる機能です。「写真の背景に写った不要なものを削除する」「背景の空の色や時間を変える」「背景をぼかして被写体にピントが合っているように変える」など、SNSに写真をあげる人には嬉しい機能が充実しています。標準搭載されているGoogleフォトでもこれだけの加工がおこなえるので、知らなかった人はぜひこの記事でやり方をマスターしてみましょう。
Googleフォトの編集マジックで背景を変える方法
本項目では、Googleフォトの編集マジックで背景を変えることができる機能を3つ抜粋して紹介します。
★写真の背景に写った不要なものを削除する
まず最初に紹介するのは、写真の背景に写った不要なものを削除する機能です。
これはいわゆる「消しゴムマジック」と同様の機能なので、イメージがつきやすい方が多いのではないでしょうか。
実際にGoogleフォトで写真の背景に写った不要なものを削除する方法は、以下の通りです。
Step1.画像を選択し「編集」をタップ
Step2.左下の紫色のボタンをタップし、消去したい対象を円で囲む
※セキュリティ保護の観点からスクリーンショットができなかったため、画像では割愛
Step3.対象が選択されたら「消去」をタップ
★写真の背景の空の色や時間を変える
続いて、写真の背景の空の色や時間を変える方法を紹介します。
この機能を使えば、曇りの日に撮影した写真でもまるで快晴の日に撮ったように変えることができたり、朝に撮った写真の空を夕方の空に変更することができます。
実際にGoogleフォトで写真の背景の空の色や時間を変える方法は、以下の通りです。
Step1.空が写っている写真を選択し「編集」をタップ
Step2.「ツール」から「空」をタップ
Step3.フィルターの種類と強度を選択し「完了」をタップ
★写真の被写体はそのままで背景だけをぼかす
最後に紹介するのは、写真の被写体はそのままで背景だけをぼかす方法です。
これは一眼レフカメラなどでよく使われる手法ですが、スマホで撮影するのは容易ではありません。なので後から編集で背景をぼかすだけでも、スマホでは撮影しづらい高クオリティな写真を作ることができるでしょう。
実際にGoogleフォトで写真の背景をぼかす方法は以下の通りです。
Step1.人物が中心に映っている写真を選択し「編集」をタップ
Step2.「ツール」→「ぼかし」をタップ
Step3.焦点をあてる対象を選択したうえで、ぼかしの強度を選び「完了」をタップ
写真の背景を別の画像に変えたい場合は写真加工アプリがおすすめ!
ここまではGoogleフォトを使って背景の時間や天候を変える、不要なものを削除するなどの方法を解説してきました。
ただ、被写体を切り取って背景をガラッと変更する機能はGoogleピクセルシリーズやごく一部のアンドロイドでしか実装されていないため、多くの方が使用できない状態です。
そこで次の項目では、アンドロイドなら誰でも使用できる写真編集スマホアプリを厳選して3つ紹介します。
写真の背景を別画像などに変える機能を使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Part2.写真の背景を変えることが可能なスマホアプリ3選|アンドロイド向け
それでは、ここからは写真の背景を変えることができるスマホアプリを厳選して3つ紹介します。
プロ並みの切り抜きができる背景変更アプリ【PhotoRoom】
PhotoRoomはAIが人物や物体を自動で認識し、わずか数秒で背景をきれいに切り取ってくれるスマホアプリです。白い背景やカラフルな背景、テンプレートを使った合成もワンタップで実行できるため、SNS用画像や商品写真の作成に最適です。また、テキストの追加や光彩・影の調整なども簡単にできるため、デザインの知識がなくても高品質な画像が作れます。「スマホ1台で背景を変更して映える写真を作りたい」という方におすすめのアプリです。
対応OS |
Android / iOS |
特徴 |
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SNSに頻繁に写真を投稿する方におすすめの背景変更アプリ【Picsart】
Picsartは、世界中で人気の高いオールインワン型画像編集アプリです。AIによる背景削除機能もあり、削除した後は別の画像素材や背景テンプレートを自由に組み合わせて本格的な合成写真を作成することができます。エフェクトやフィルター、コラージュ機能も豊富なので、背景を変える以外の加工もこのアプリだけで完結できます。とくにSNSに写真をあげることが多い方にはおすすめのスマホアプリです。
対応OS |
Android / iOS |
特徴 |
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写真の背景を変えるだけでなく境界線の調整も自動【LightX】
LightXは、直感的な操作で写真の切り抜き・合成ができる画像編集アプリです。とくに「背景変更」ツールが優秀で、自然な境界線調整や色補正も自動で施してくれます。
さらに、Googleフォトで紹介したようなポートレート補正(ピントの変更)やアートフィルター機能も豊富なため、背景を変えた写真をさらにワンランク上の仕上がりにすることもできます。「手間をかけずにきれいな合成写真を作りたい」という方にはLightXがおすすめです。
対応OS |
Android / iOS |
特徴 |
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Part3.UniConverterなら、背景を変える作業も簡単で精度も高い!
ここまではスマホ(アンドロイド)で写真の背景を変えることができるアプリを紹介してきましたが、中には「スマホアプリの機能だけだと物足りない……」という方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、あらゆる画像編集を直観的な操作だけで完了することができるPCソフト「UniConverter」です。
UniConverterは、AIを活用した写真の背景変更だけでなく、画質の補正やファイル形式の変更など、あらゆる作業をこのソフト1つでおこなうことができます。
特にスマホアプリと違う点は「動画やオーディオの加工・編集機能」も搭載されていること。スマホアプリでは画像の修正・動画への編集・音声の加工などをそれぞれ別アプリでおこなう必要がありましたが、UniConverterならこのソフトだけで完結します。
画像だけでなく動画や音楽なども編集する方には、高機能なUniConverterがおすすめです。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
特徴 |
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UniConverterで画像の背景を削除する手順
ここからは、UniConverterで写真の背景を変える手順を解説します。
気になる方は、ぜひUniConverterの試用版をインストールして実際に背景を変えてみましょう。
Step1.ホームから「画像背景削除」をクリック
Step2.画像をドラッグ&ドロップで読み込ませ「AIツール」→「画像背景削除」をクリック
Step3.「背景を削除」を有効にしたあと、合成したい画像を選択してから「エクスポート」
※「カスタム」で任意の画像をアップロードして背景に合成できます。
エクスポートした画像がこちらです。
まとめ
本記事では、アンドロイドユーザーに向けて「写真の背景を変える方法」を解説しました。
簡単な編集なら標準装備のGoogleフォトで、より複雑な編集や写真の背景を変えたい人はスマホアプリで、より多数の機能を使いこなして本格的な編集がしたい人はWondershare UniConverter。
自分がしたいことのレベルに合わせてツールは使い分けてみましょう。