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【徹底ガイド】ape とは | apeをflac、mp3、wavなどに変換する方法は
編集者 Takashi • 2024-09-11 09:11:27
音楽ファイルの形式には様々なものがありますが、中でも取り扱いに迷うものがapeファイルです。今回はこのapeファイルを汎用性の高いflac、mp3、wavなどの形式に変換する方法を、使用ソフトや具体的な手順を交えてご紹介していきます。
ape とは
apeとは「Monkey's Audio」という音声データ圧縮ソフトを使って作られるファイルです。apeは非常に高い圧縮率を誇るファイル形式で、ファイルサイズを小さくするのに役立ちます。また可逆圧縮と呼ばれる圧縮方法で、音声データを完全に復元できるため高い音質をそのままに圧縮できる特徴があります。
しかしそのままの状態では再生できるプレイヤーが限られてくるという難点があります。特にスマートフォンなどで音楽を聞きたい時は、このままで利用するのは難しいでしょう。そのために必要になってくるのがapeファイルを他のファイル形式へと変換する作業です。場合によっては音質の低下やデータ量の増加が起こりますが、音質の低下は同時に聴き比べをしないとわからない範囲ですし、データ量の増加も何倍にもなるようなことはあまりありません。よほどデータ量を圧縮して大量に保存しておきたい場合でもない限り、基本的には変換した方が利便性は上がると考えて良いでしょう。
cueフアイルとは
apeファイルは複数の曲を一つにまとめていることが多く、再生のさいにそれを個別の曲として区分けしてくれるのがcueファイルです。cueファイル事態はテキストファイルであり、中には音声ファイルの何分秒までが1番目の曲で、2番目の曲はここからここまで、という情報が記録されています。cueに対応した再生プレイヤーはこの情報に基づいて音声ファイルを区切っていくわけです。apeファイルを他の音声ファイルに変換するさい、このcueファイルでの区分け情報を元に、曲1つ1つにバラして保存することが可能になります。そうすることでcueに対応していない再生プレイヤーでも再生可能になり、またプレイリストも自由に組み替えることが可能になるでしょう。
ApeをMP3などに変換するソフト: UniConverter
UniConverterでapeをflac、mp3、wavなどに変換する方法
apeから他のファイル形式への変換ができるソフトは複数ありますが、今回はそれらの中でも無料で使えて画面もわかりやすいUniConverterでの実際の変換方法を説明します。
Step 1他のファイル形式に変換したいapeファイルを読み込む
UniConverterを起動し、左列メニューバーにある「ツール」を選択し、「変換」を選択しましょう。すると画面右側にが現れますので、そこへ変換したいapeファイル、もしくはapeと連動しているcueファイルをドラッグ&ドロップして追加します。
Step 2どのファイル形式に変換するかを決める
画面左下にある「出力形式を一括指定」をクリックすることでメニューが開くので、開いたメニューの左上にある「音声」を選択しましょう。mp3やwav、flacなど他のファイル形式が表示されるので好きなものを選択します。メニュー右側では変換後の音質などを選択できますが、できるだけ高音質が良い場合は「オリジナルと同じ」か「高品質」を選びましょう。ファイルサイズを抑えたい場合は標準品質や普通品質を選ぶと良いでしょう。
Step 3変換を開始する
画面左下にある「出力先」が変換されたファイルの保存先になります。分かりやすい場所に変えたい場合はクリックして場所を指定しておきましょう。それらが済んだら右下の「一括変換」をクリックすると、音声ファイルの変換作業が始まります。変換後のファイルは直接保存先にしていたフォルダを開くか、上部の「変換済」を押すことで確認することができます。
apeの高音質を損なわずに変換するならUniConverterがおすすめ
apeから他のファイルへの変換は、ソフトによっては複雑な操作や設定を必要とします。しかしUniConverterは操作が分かりやすい画面構成と、音質を低下させない高性能さを兼ね備えたソフトです。初心者でも扱いやすくてなおかつ無料で利用できるのもあり、非常におすすめです。
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