昨今はSNSや動画共有プラットフォームの浸透により、誰もが簡単に動画を撮影して投稿するようになりました。
しかし素人が動画を撮影するとどうしても不必要な部分も録ってしまうので、必要な部分だけをトリミングしてから共有したいと思う人が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、動画のトリミングが簡単におこなえるサイト(一部ソフト)を紹介します。
トリミングとカットの違いやトリミングのメリットについても解説するので、動画の編集に慣れていない方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
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Part1.カット編集の使い分けについて
まずはカット編集の使い分けとして「カット」と「トリミング」の違いを解説します。
★細かく編集したい場合は「カット」がおすすめ
まずカットの役割ですが、カットはそのまま「指定した箇所を切り取って動画を分ける」という機能です。
単純に1枚の紙にハサミを入れることと同じで、カットした箇所はそこから前後に分かれます。一度カットして分かれた動画をさらに細かくカットすることで、細かく動画を切り分けることも可能です。
なので「話している途中の無言の箇所をカットして取り除きたい」など、細かく切り取りたい箇所が多い場合にはこのカット機能を使用することをおすすめします。
★一部分だけを取り出したい場合はトリミングがおすすめ
トリミングは、動画から指定した一部分を抜き出す機能です。
切り取り開始位置と切り取り終了位置を指定することで、前後にあたる部分をバッサリと切り落とし、指定した箇所だけを抜き取ることができるのです。
なので、すでに編集が終わっている動画からさらに一部分だけを抜き出してショート動画を作成するなど、重要な部分だけを抜き出したい場合はトリミング機能がおすすめです。
Part2.動画をトリミングするメリットとは
続いて、動画をトリミングすることのメリットを解説します。
☆伝えたいことをダイレクトに伝えることができる
動画をトリミングすることによって、その動画で伝えたいことやインパクトのある部分だけを抽出することができ、動画を視聴してくれた人にメッセージを伝えやすくなります。
動画が長いままだと途中で飽きられてしまったり、どこが重要な箇所だったかが伝わらないこともあるでしょう。
トリミングは「こちらがその動画で伝えたいこと」を伝わりやすくするための手段なのです。
☆複数の動画共有プラットフォームにアップできるようになる
昨今はYouTubeショートやTikTokなど、投稿できる動画の時間が限られている動画共有プラットフォームが増えています。
これらは基本的に1分以内や3分以内に設定されているため、ただ撮影しただけの動画ではアップロードできないことがほとんどです。
しかしカットやトリミングなどの機能を駆使すれば、簡単に動画時間を短くできるので複数の動画共有プラットフォームに投稿しやすくなるというメリットがあります。
カットやトリミングにはこのようなメリットがあるので、撮影した動画はまず簡単にカットやトリミングをおこない保存するクセをつけておきましょう。
Part3.動画をトリミングできるオンラインサイト3選!
ここからは、動画をトリミングできるオンラインサイトを3つ厳選して紹介します。
シンプルで使い勝手がいい動画トリミングサイト【Online Video Cutter】
Online Video Cutterは、WEBブラウザ上で動画のトリミングや編集が手軽におこなえるオンラインツールです。
動画フォーマットも多くの形式に対応しており、一般的な形式(MP4やM4Aなど)であれば問題なくトリミングできます。
トリミングだけでなく回転やクロップ、サイズ変更にも対応しているので、動画を好きな形で保存することが可能になるでしょう。
対応ブラウザ |
Google Chrome / Microsoft Edge / Safari / Firefox など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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トリミングから高度な動画編集機能を無料で使える【Adobe Express】
Adobe Expressは、IllustratorやAdobe Premiere Proなどのデザイン・動画編集アプリで有名なAdobeが提供している、無料で使用できる画像・動画編集オンラインツールです。
使用時にアカウントの登録だけは必要になるものの、Adobe Expressを使用したいだけであれば無料プランでも問題なく利用でき、トリミング以外にもテンプレートを用いた動画の編集などが簡単におこなえるようになります。
Adobe製品は高くて使用できない、簡単なトリミングやカット機能とほんの少しの編集機能があれば十分という方にはかなりおすすめのオンラインツールだと言えるでしょう。
対応OS |
Google Chrome / Microsoft Edge / Safari / Firefox など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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動画のトリミングにあわせて解像度の変換なども可能【Safe Video Kit】
Safe Video Kitは、精密な動画のトリミングに対応したオンラインツールです。
ただ動画をトリミングするだけでなく、アスペクト比のカスタマイズや解像度の設定などの簡易な変換もあわせておこなえるため、トリミングしながら動画のクオリティを高めることができます。
また、サーバーにファイルをアップロードすることなくトリミングがおこなえるため、セキュリティ面を考えてもかなり安全に使用できるオンラインツールだと言えます。
安全に、そして簡単に動画をトリミングしたい方にはおすすめです。
対応OS |
Google Chrome / Microsoft Edge / Safari / Firefox など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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Part4.トリミング以外の高度な編集・変換がおこないたい方にはWondershare Uniconverterがおすすめ!
ここまでは動画をトリミングできるサイト(オンラインツール)を紹介してきました。
しかし、オンラインで動画のトリミングができるサイトなどは基本的に無料のものが多く、その分使える機能の数も少ないことが懸念点として挙げられます。
そこで本項目では、トリミング1つにおいてもサイト以上の機能が使用できるPCソフト「UniConverter」を紹介していきます。
UniConverterの詳細は以下の通りです。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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以降ではこのUniConverterを使って動画をトリミングする方法を解説するため、気になる方はまず無料で試用版をインストールしてみてください。
それでは、実際のトリミングの手順を解説します。
UniConverterで動画をトリミングする手順
Step1.ホームから「カッター」をクリック
Step2.動画をドラッグ&ドロップで読み込ませる
Step3.シークバーを移動させてトリミング位置を決める or 動画上部のボタンでトリミングの開始位置、終了位置を決めて「分割」をクリックする
※トリミングは複数回おこなえ、トリミングされた部分は右側の「セグメントリスト」に蓄積されていきます
Step4.セグメントリストからエクスポートしたい動画を整理し「エクスポート」をクリック
※トリミング後の動画からも開始時間、終了時間を変更できます
※「1つのファイルに結合」にチェックを入れることで、セグメントリスト内の分割された動画を1つの動画としてエクスポートできます
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は動画をトリミング(カット)できるサイトについて解説しました。
昨今はビデオカメラやスマートフォンの進化により、誰でも簡単に高画質な動画を撮影することが可能です。
撮影技術を上げることも重要ですが、カットやトリミングをマスターすれば後からでも動画の修正が可能となり、誰でも高クオリティな動画を投稿しやすくなります。
これを機に自分に合った動画トリミングサイトを見つけ、使いこなせるようにしておきましょう!