昨今はXやInstagramなどのSNSに動画を投稿する人も増えており、誰でも気軽に動画撮影・投稿がおこなうという文化が形成されつつあります。
しかし、いちいち細かな動画編集をおこなっていてはせっかくのSNSのメリットである「気軽さ」が失われてしまいますよね。
そんなときは、編集ではなく「カット」と「トリミング」だけでも覚えておくと、簡単に投稿する動画のクオリティを上げることができます。
本記事ではWindows11を搭載したPCを使用している方向けに「簡単に動画のトリミングをおこなえるソフトの紹介」や「トリミングの手順の解説」をおこなうので、PCで動画のトリミングをしたい方はぜひ最後までご覧ください。
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Part1.MP4動画のトリミングをWindows11に標準搭載されているソフトでおこなう方法
まずは最初はインストールが必要なソフトではなく、Windows11のPCに標準搭載されているソフトで動画をトリミングする方法を解説します。
「フォト」でMP4動画をトリミングする手順
まずはWindows11に搭載されているソフト「フォト」を使ってMP4動画をトリミングする方法を解説します。
Step1.開きたい動画を右クリックし「プログラムを開く」から「フォト」をクリック
Step2.左上の「トリミング」をクリック
Step3.開始位置と終了位置を選択し「コピーとして保存」をおこなうことでカットが完了
簡単なトリミングだけであれば、ここまで簡単におこなうことが可能です。
「Clipchamp」でMP4動画をトリミングする手順
続いて、Windows11に標準搭載されているもう1つのソフト「Clipchamp」でMP4動画をトリミングする手順を解説します。
Step1.フォト同様、動画ファイルを右クリックし「プログラムを開く」から「Clipchamp」をクリック
Step2.バーを動かして開始位置と終了位置を設定し、エクスポートすることでトリミングが完了
Clipchampは元々動画を簡易的に編集するソフトなので、フォトでトリミングをおこなうよりはこちらの方がなじみがあるかもしれません。
最終的に出力される結果は同じであるため、自分に合った方法でのトリミングを試してみてください。
Part2.より高性能なMP4動画をトリミングできるソフト4選|Windows11対応
本項目では、先ほど紹介したWindows11に標準搭載されているソフトでのトリミングではなく、より便利な編集機能も搭載されているソフトを紹介していきます。
MP4動画のトリミングをおこないたい方のほとんどはそのまま動画編集もおこないたいはずなので、編集にまで手を伸ばしたい方はぜひこれ以降に紹介するソフトも検討してみてください。
トリミングから画質の向上、その他編集機能も充実【Wondershare UniConverter】
UniConverterは動画のトリミングだけでなく、AIを使用した画質補正や簡単な編集などあらゆる要望に対応可能な高機能ソフトです。
最新のアップデートで追加されたトリミング機能「カット」では、複数のトリミングや動画の結合などのトリミングに特化した機能も追加されたため、トリミング目的だけでも他のソフトに比べて便利に使ってもらえるようになりました。
もちろんそれ以外にもテロップ挿入などの編集、動画の圧縮、形式の変換など動画に関するあらゆる機能が充実しているため、今後も動画編集をおこなう可能性がある方はUniConverterをインストールすることをおすすめします。
関連記事:動画編集に使える素材が無料でダウンロードできるサイトを徹底紹介
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
対応形式 |
MP4 / AVI / MOV / MKV など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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動画のトリミングをより直観的におこなえる【ApowerEdit】
ApowerEditは動画のカットやトリミングだけでなく、テキスト挿入やオーディオの追加などの基本的な編集までおこなえる動画編集ソフトです。
ドラッグ&ドロップやシークバーのスライドを中心としたシンプルな操作性により、編集に慣れていない人でも簡単に動画のトリミングをおこなうことが可能です。
テキストやフィルターのテンプレートも多数あるため、トリミングだけでなくそのまま動画編集までを短い時間で終えたい方には最適なソフトと言えるでしょう。
対応OS |
Windows 7 / 8 / 10 / 11 macOS 10.15 以降 |
対応形式 |
MP4 / MPEG / MOV / WMV など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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トリミングに便利な自動要点まとめ機能を搭載【Filmore 14】
Filmore 14は、AIによる要点自動まとめ機能「インスタントモード」が搭載されていることで、カットやトリミング、編集までもがおこないやすくなった動画編集ソフトです。
インスタントモードでは読み取った動画のハイライトをFilmore 14が自動でまとめてくれるので、どこを切り抜けば良いかを自分で探す必要がありません。
他にもAIを活用した編集機能が多数搭載されているため(オートリフレーム、AI翻訳、動画補正など)、カットやトリミングもやったことがない動画編集の初心者にはうってつけのソフトだと言えるでしょう。
対応OS |
Windows 10 / 11 macOS 10.15 以降 |
対応形式 |
MP4 / MOV / MKV / AVI / WMV など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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特殊なトリミング機能が使用できる動画変種ソフト【PowerDirector】
PowerDirectorは「マジックカット機能」や「ストーリーボードモード」など、動画のカットやトリミングに関する特別な機能が使える動画編集ソフトです。
マジックカット機能は、AIが指定した動画の範囲から自動的に不要な部分をカットしてエフェクトの挿入 or 結合をおこなってくれる機能で、他ソフトにはない機能だと言われています。
また、ストーリーボードモードは動画のおおまかな構成を練るための簡易的な編集画面で、まず最初に動画をカット&トリミングするときに便利です。
このようにPower Directorには動画のカット&トリミングをおこなう際に便利な機能が充実しているので、カットやトリミングにこだわって動画を編集したい方には最適だと言えるでしょう。
対応OS |
Windows 10 / 11 macOS 10.14 以降 |
対応形式 |
MP4 / MOD / WMV / MPEG / AVI など |
特徴 |
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・メリット
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デメリット
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Part3.MP4動画をトリミングする方法
ここからは、先ほど紹介したUniConverterで動画をトリミングする方法を解説します。
標準搭載されているソフトよりも細かなトリミングや、トリミングした動画をエクスポート時に結合するなどの便利な機能があるため、気になる方は事前にUniConverterをインストールし、試用版を開いて以下の手順を試してみてください。
UniConverterでMP4動画をトリミングする手順
Step1.ホーム画面から「カッター」をクリック
Step2.動画をドラッグ&ドロップして読み込ませる
Step3.シークバーを移動させ、トリミング位置を決める or 動画上部のボタンでトリミングの開始位置と終了位置を決め「分割」をクリック
※トリミングされた部分は右側の「セグメントリスト」に蓄積されます
Step4.セグメントリストで動画を整理し「エクスポート」をクリック
※トリミング後の動画からも開始時間、終了時間を変更できます
※「1つのファイルに結合」にチェックを入れることで、セグメントリスト内の分割された動画を1つの動画としてエクスポートすることが可能です
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はWindows11が搭載されているPCでMP4動画をトリミングする方法について解説しました。
トリミングだけであれば標準搭載されているソフトだけでも簡単におこなえるので問題ありません。
ただ、トリミング1つをとっても専門ソフトをインストールした方がおこなえることは多いため(1つのファイルに結合してエクスポートするなど)、より高度なトリミングがしたい方はぜひ本記事で紹介したソフトをインストールしてみましょう。