YouTubeやTikTokに投稿する動画には、字幕を入れることも多いです。
字幕を入れることで、音声がなくても動画を楽しめますし、音声が聞き取りづらかった時の補助として便利です。
動画編集ソフトを活用して入れることが多く、文字や字幕を入れられるものもあります。
そこで今回は、動画に文字や字幕を入れたい人のために、おすすめの動画編集ソフトを紹介します。
AIによる字幕の挿入ができるソフトも紹介するので、動画編集を効率化したい人は参考にしてください。
Part1.動画に文字や字幕を入れるメリット
動画は音声付きで見ることが多いですが、音が出せない環境で見ることがあります。
その際は、イヤホンをすれば解決するものの、無音で見ることも少なくありません。
そのような動画には字幕がついており、動画の音声が聞こえなくても、内容がわかる仕組みになっています。
また、音量が小さかったり音声が聞き取りづらかったりするときに、字幕があれば重要なところを聞き逃したり、見落としたりすることはありません。
しかし、動画に字幕を入れる作業は手間がかかり、手動でする場合は音声を聞いたうえでテキストを文字起こしして、適切な箇所に入れなければなりません。
動画編集ソフトを使用することで、字幕の挿入を自動化でき、たった1~2分の作業で完了します。
今まで手動で入れていた人は、自動化することで動画編集の時間を大幅に短縮可能です。
Part2.動画に文字が入れられるおすすめソフト
動画編集ソフトの多くは、字幕を入れられる機能を搭載しています。
そのなかでも今回は、無料で利用できるものや自動字幕機能があるソフトを紹介します。
具体的には、以下のとおりです。
【動画に文字が入れられるおすすめソフト】
ソフト・サイト |
無料プラン |
特徴 |
UniConverter |
あり |
自動字幕機能があり短時間で字幕を設定できる |
Filmora |
あり |
UniConverter同様 |
iMovie |
あり |
iOS端末で利用できる動画編集ソフト 手動での字幕入力が可能 |
InShot |
あり |
Android・iOS端末で動画が編集できるソフト 手動で字幕が入れられる |
Canva |
あり |
動画や画像の編集サイト 自動で字幕が生成できる |
動画編集の時間を短縮したい人や、気軽に字幕を入れたい人は、参考にしてください。
関連記事:YouTube動画を文字起こしする方法4選!便利ツールも紹介
字幕を入れる:UniConverter
画像引用元:UniConverter
UniConverterは、動画変換ができるソフトです。
動画ファイルの拡張子を変換することで、パソコン用の動画をスマートフォンで再生したり、動画ファイルを音声ファイルに変換したりできます。
また、動画変換以外にも動画編集機能が備わっており、字幕機能もあります。
字幕機能は手動で入力できるほか、自動字幕起こし機能も利用可能です。
有料版もありますが、無料会員でも字幕編集は利用できます。
カットやエフェクト追加などの基本的な編集機能も利用できるので、動画編集をしたい人におすすめです。
字幕を入れる:Filmora
画像引用元:Filmora
UniConverterと同じ会社が提供しているFilmoraは、動画編集ソフトです。
動画編集において必要な機能がすべて搭載されており、字幕の挿入も可能です。
UniConverter同様に無料版もありますが、動画を出力する際はウォーターマークがつきます。
また、Filmoraでは自動字幕機能も利用可能で、動画内の音声を読み込んで、動画内の適切な箇所に字幕を挿入してくれます。
カットやエフェクト挿入などの作業がすべて完了した後に、自動字幕生成をしましょう。
UniConverter同様に、普段から動画編集をすることが多い人におすすめなソフトです。
字幕を入れる:iMovie
画像引用元:iMovie
iMovieは、iOS端末で利用できる動画編集ソフトです。
MacbookやiPhoneで利用可能で、端末を購入するとプリセットでダウンロードされています。
さまざまな動画編集が可能で、基本的なカットや動画のトリミング、合成やテキスト生成などが可能です。
しかし、自動字幕起こし機能がないため、字幕を入れる場合は手動になります。
また、iOS端末でしか使用できず、Androidユーザーは別のアプリを使用しなければなりません。
字幕を入れる:InShot
画像引用元:InShot
InShotは、AndroidとiOS端末の両方で使用できる動画編集アプリです。
無料版と有料版がありますが、無料版でもSNSに動画が投稿できるようなクオリティが高い動画編集ができます。
字幕を入れる場合は、テキストで手動入力するか、キャプション機能を使用することで自動入力が可能です。
認識したい音声をビデオか録音で選択して、「開始」ボタンを押すと読み込みを開始します。
読み込みが完了したら、自動で字幕が生成されます。
スマートフォンで気軽に利用できるアプリなので、SNS用の動画を編集する人におすすめです。
字幕を入れる:Canva
画像引用元:Canva
Canvaは、動画や画像の編集ができるサイトです。
動画編集では、カットやエフェクトの設定などができます。
字幕の設定も可能で、手動と自動字幕起こし機能があります。
動画内の音声を認識して、自動で文字起こししてくれるので、字幕を自動で設定したい人におすすめです。
有料プランもありますが、無料プランでも編集が可能です。
Part3.UniConverterを使って動画に文字を入れるやり方
UniConverterは動画編集が可能で、そのなかに自動字幕機能があります。
AIが音声を認識して、自動で字幕を設定してくれるので、動画編集の時間を大幅に短縮できます。
まずは、赤枠の「字幕編集」をクリックしましょう。
こちらをクリックすると、以下の画面が開きます。
字幕を設定できる項目であり、手動の設定と自動文字起こし機能があります。
動画の時間にもよりますが、自動文字起こし機能は、1~2分程度の動画で数分で字幕生成が完了します。
そのほかにも、UniConverterには以下の機能があります。
【UniConverterの字幕機能の詳細】
- 字幕の自動翻訳機能
- スタイルの選択
設定した字幕は、手動で編集できるので、自動生成した字幕に誤字脱字があれば適時修正しましょう。
字幕の自動翻訳機能
YouTubeやTikTokに動画を投稿する際、海外のユーザー向けにも発信したいなら、自動翻訳機能がおすすめです。
UniConverterには、自動翻訳機能があり、AIが設定した字幕を自動的に翻訳してくれます。
字幕機能の「字幕翻訳」というボタンを押すことで、翻訳が可能です。
ベーシックな英語から、中国語や韓国語まで、多言語の翻訳に対応しています。
今回は、試しに英語に翻訳してみました。
「こちらはUniConverterのサンプル動画です」というテキストを翻訳したところ、無事成功しました。
海外向けに動画を投稿する場合は、こちらの翻訳機能を使うと便利です。
スタイルの選択
UniConverterの字幕機能では、スタイルの選択もできます。
スタイルの選択では、フォントや文字の色、枠の色を選択できます。
右上にある「フォント」というボタンを押すことで、選択可能です。
終始同じスタイルのフォントを使用していると、ユーザーも飽きてしまいます。
そのため、強調したい字幕のところは装飾したり、フォントを変えたりするなど工夫しましょう。
Part4.アプリを使って字幕を入れる方法
YouTubeショートやTikTokに投稿する動画を編集する際、パソコンではなくスマートフォンを使用することが多いです。
その際は、専用アプリを使用して、字幕をいれましょう。
対応しているアプリはさまざまで、有名なものを紹介するとCapCutがあります。
画像引用元:CapCut
Android・iOS端末の両方で使用できるアプリで、TikTokやYouTubeといった動画投稿プラットフォームとの連携が可能です。
有料版もありますが、無料会員でも動画編集機能を使用できます。
また、字幕を入れる場合は、自動字幕起こし機能があるので、そちらを使用すると便利です。
作成された動画は、YouTubeやTikTokとアカウントを連携することで、アプリからそのまま投稿できます。
字幕を入れる作業は手間がかかるので、可能な限り自動生成機能を使用しましょう。
まとめ
動画に字幕を入れる作業は、動画を見返して適切な箇所にテキストを入力する必要があるので、手動でする場合は手間がかかります。
この作業を短縮したいなら、自動字幕起こし機能が搭載されているソフトの使用をおすすめします。
UniConverterやFilmoraなどのソフトは、自動文字起こしができるほか、動画編集機能も利用可能です。
まずは動画編集でカットやエフェクトなどの編集をしたあとに、自動字幕起こしをすれば、視聴者がより快適に閲覧できるクオリティが高い動画が作成できます!
手間やコストを削減する意味でも、ソフトを選ぶ場合は、自動字幕生成機能が付いたものを使いましょう。