iPhoneで絵文字(emoji)をもっと自由に作ってみたいと思ったことはありませんか。iPhoneの標準機能ではミー文字やジェン文字といった絵文字を制作できますが、すべての機種で使えるわけではありません。
そこで今回は、ジェン文字とミー文字などiPhoneに対応した絵文字について紹介しつつ、対応機種でないユーザーでも絵文字風アイコンを作成できる方法について解説します。
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Part1.emoji(絵文字)とは
emoji(絵文字)は、顔の表情や動物、物の形などを小さなアイコンで表現し、言葉だけでは伝えにくい気持ちや雰囲気を補ってくれる便利なツールです。もともとは日本で生まれた文化ですが、いまでは、世界中で共通して使える文字の一種として扱われています。これは、絵文字が「画像」ではなく「特別な記号の文字(Unicode)」として決められているためで、iPhone、Android、パソコンなど、どの端末でも基本的に同じように表示されるしくみになっています。iPhoneでもキーボードから簡単に入力でき、メッセージやSNSで日常的に使われています。
ミー文字(Memoji)とは
ミー文字(Memoji)は、Appleが提供するカスタムアバター機能で、自分の顔や髪型、服装、表情などを細かく設定して、オリジナルのキャラクター絵文字を作成できます。メッセージアプリやFaceTimeで自分の表情に合わせて動かしたり、ステッカーとして送信したりすることが可能です。
ミー文字はもともと、iPhone Xで登場した「アニ文字(Animoji)」の発展形として誕生しました。アニ文字は動物やキャラクターに自分の表情を投影する機能でしたが、ミー文字ではそれを自分そっくりのアバターで再現できるようになりました。現在では、アニ文字とミー文字は同じキーボード上で扱えるようになり、より表現力豊かなコミュニケーションが楽しめます。
ただし、ミー文字の作成・録画・ライブ使用にはTrueDepthカメラが必要であり、iPhone X以降のFace ID対応モデルが対象なので注意が必要です。
ジェン文字(Genmoji)とは
ジェン文字(Genmoji)は、Appleが「Apple Intelligence」の一環として導入した、ユーザー自身が自由に生成できる新しいタイプの絵文字です。キーボードの絵文字パネルから「ジェン文字」ボタンをタップすることで、テキスト入力からオリジナルの絵文字を作成できます。
たとえば「サングラスをかけた猫」や「バースデーケーキを持った恐竜」といった具体的な説明を入力するだけで、AIがそのイメージをもとに絵文字を生成します。また、自分の写真から似顔絵風のジェン文字を作成ことも可能で、ステッカーとして保存し、メッセージアプリなどで活用できます。
ただし、この機能は非常に対応機種が限られており、iPhone 15 Pro/Pro MaxやiPhone 16以降の機種でないとApple Intelligenceは搭載されていないので注意が必要です。
ステッカー機能でオリジナル絵文字をiPhoneで使える
iOS 18.1では、iPhoneのメッセージアプリに新たなステッカー機能が追加され、自作の画像を“絵文字のように”活用できるようになりました。この機能を使えば、生成AIで作成した画像や、自分でデザインしたアイコンなどをiMessage上で送信できます。
オリジナル絵文字をステッカー機能で絵文字化するには、iPhoneに取り込んだ画像を選択すると、被写体が白く光るのでタップするだけです。「ステッカーに追加」を選択すると、iMessageで絵文字を表示するときにオリジナル絵文字を表示させることが可能です。
Part2.iPhone用emoji(絵文字)の作成方法
絵文字は今や、単なる顔文字の域を超えて、感情や個性を表現するための重要なツールです。iPhoneではミー文字やジェン文字など、さまざまな方法でオリジナルの絵文字を作成できますが、すべての機種でこれらの機能が使えるわけではありません。
対応していないiPhoneや他のデバイスを使っている場合、どうやって絵文字を作成すればいいのかお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。 そこで、代替アプリやオンラインツールまで、さまざまな絵文字の作成方法を紹介します。
★iPhone用アプリを使う
App Storeには、絵文字やスタンプ風コンテンツを作成できるアプリが多数あります。たとえばAimojiは、空欄に制作したい絵文字の特徴を入力するだけで、AIが思い通りの絵文字を生成するiPhone用アプリです。Apple Intelligenceに対応していない機種でも、自由に絵文字を作成できます。制作した絵文字は、メッセージアプリに貼り付けたり、LINEスタンプに登録したりと、さまざまな用途で活用可能です。
ただしApple Intelligenceが搭載されていないiPhoneではインストールできないアプリもあるため、対応機種かどうかを事前に確認しましょう。
★オンラインサイトを利用する
アプリをインストールしなくても、ウェブブラウザ上で絵文字風の画像を作成できる「オンラインツール」も便利です。たとえばGenmoji Onlineでは、プロンプトにテキストを入力するだけで、ジェン文字風の絵文字を生成することが可能です。また、CanvaはiPhone用アプリだけでなくウェブ用ツールを提供しています。そのため、「アプリでは画面が小さすぎて操作しづらい!」という方もブラウザの広い画面で絵文字を生成できます。
★PC用ソフトを使う
iPhoneで使える絵文字風コンテンツを、より細かくデザインしたい場合は、PC用のデスクトップアプリを活用する方法もあります。たとえば、FigmaはUIデザインやプロトタイピングに特化した高機能なデザインツールで、豊富なベクター編集機能やコミュニティ素材を活用して、iOS風の画面や絵文字パーツを自由にレイアウトすることが可能です。
Figmaのコミュニティには、iMessageやジェン文字に特化したテンプレート素材もあり、それらを組み合わせることで、まるでiOS標準のような絵文字画像やステッカー風コンテンツを制作できます。
Part3.emoji(絵文字)を作成するならWondershare UniConverter
iPhone向けの絵文字作成アプリにはCanvaのようなツールもありますが、これらは基本的にテンプレートを組み合わせる方式のため、パーツの自由度やスタイルの幅に限界があります。
そこでおすすめなのが、Wondershare UniConverterのAI画像生成機能でオリジナル絵文字を制作することです。UniConverterでは、テキストを入力するだけで、3D風キャラクターや漫画風アイコンなど、多様なスタイルの画像を一括生成できます。また、PNGやGIF形式に変換・圧縮でき、LINEスタンプやSNS用素材、Android端末への送信にも活用可能です。絵文字の制作から形式変換・共有までを1つのツールで完結できるのは、他のアプリにはないメリットです。
そこで、UniConverterのサムネイルメーカーを使ってオリジナル絵文字用画像を作成する手順を紹介します。
UniConverterを使ってオリジナル絵文字用画像を作成する手順
Step1. サムネイルメーカーの起動
UniConverterを起動し、画面中央に表示される「画像」タブをクリックします(①)。
画面下部に表示される「サムネイルメーカー」を選択します(②)。
Step2. 生成画像の設定
3D風かパステル風かなど、スタイル(作画)を設定し(③)、出力する画像のアスペクト比を選択します。絵文字なので、正方形に近い「4:3」がおすすめです(④)。どんな絵文字を作成するのか、空欄に命令を与えます(⑤)。設定が終わると、「生成」ボタンをクリックしましょう(⑥)。
Step3. 生成した画像の出力
生成した画像が表示されるので、画像の右隅の「出力」アイコンをクリックします(⑦)。
すると、生成した画像がPCに出力されます(⑧)。
まとめ
iPhoneでは、標準機能や専用アプリ、オンラインツールなどを使って、絵文字風のコンテンツを自由に作成できます。iOS 18以降では、Apple Intelligenceに対応した端末でジェン文字を生成できるようになり、絵文字の表現力はさらに広がりました。用途に応じてPNGやGIFなどの形式で保存すれば、SNSやメッセージアプリ、さらにはLINEスタンプとして活用することも可能です。この記事で紹介した方法を参考に、自分だけの個性的な絵文字をぜひ作ってみてください。