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【フレーム補間】動画を60fps化する方法

編集者 Takashi • 2024-10-25 16:08:05

動画のフレームレートを変更することはよく行われていますが、その際に用いられている手法としてフレーム補間を知っているでしょうか。この記事ではフレーム補間の概要と、ソフトやアプリを使って動画を60fps化する方法を紹介します。

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Part1.フレーム補間とは何か   

フレーム補間とは、カクつく動きを滑らかな動きになるようにする動画技術のことをいいます。

例えば、ある動画で人が歩いているシーンを考えてみてください。通常、1秒間に24枚のフレームが表示されていますが、人が歩く速さでフレームを撮ると、足の動きがちょっとカクカクして見えることがあります。カクカクした部分をフレーム補間で補い、隣接するフレームの間に新しいフレームを自動的に追加することで、動きを滑らかにします。動きだけでなく、動画をより明るくはっきりと写す効果もあるため、人気がある編集機能なのです。

補間をするやり方は、最初のフレームでは人が左足を前に出し、次のフレームでは右足が前に出る状態を間に中間のフレームを挿入して、人が歩いているように見えるようにしているのです。通常フレームはfpsと表現され、24fpsであれば1秒間に24枚の画像を流すことを指します。

以下に各動画で使われるフレームレートを記載します。

● 24fps(フレーム/秒):映画で一般的に使われているフレームレート

● 30fps:テレビ番組や一般的なYouTube動画でよく見られるフレームレート。速い動きや細かいディテールが少し不明瞭になることがある

● 60fps:スポーツ中継やゲームプレイの動画では一般的。非常に滑らかで、速い動きや細かいディテールもより鮮明に見えます

120fps以上:スローモーション動画に使われ、水しぶきが遅く流れているように見えたり、高速で起こるアクションを詳細に分析するために使用されます

Part2.フレーム補間で動画を60fps化にするには?

フレーム補間は、元々の動画の1秒あたりの絵の数を増やす魔法のような技術です。通常の動画は24fpsや30fpsで作られますが、これを60fpsに変換することで、より滑らかでリアルな動きが得られます。

フレーム補間を行う流れは以下のように行います。

1. コンピューターに動画編集ソフトをインストールし、ソフトを起動

2. 変えたい動画を選択し、ソフトに読み込ませる

3. 動画を編集する画面で、機能一覧からフレーム補間を選択

4. 変換したいフレームレートを60fpsに設定

5. ソフトが新しいフレームを元のフレームの間に挿入し、作業を実行

6. 保存

上記の流れはパソコンで行う工程ですが、スマホアプリでもフレーム補間が可能です。

次の章ではフレーム補間ができるアプリやソフトを紹介します。

関連記事:初心者でも無料で動画を編集できるAndroid(アンドロイド)アプリを紹介

Part3.フレーム補間ができるフリーソフト

フレーム補間ができるフリーソフトは以下の3つを紹介します。

● UniConverter

● aviutl

● SVP

それぞれの特徴と操作方法について詳しく解説します。

フレーム補間できるフリーソフト1:UniConverter

UniConverterは、フレーム補間を簡単に編集できる動画変換ソフトです。最大の特徴は、初心者でも簡単に操作できる仕様になっていること。

UniConverterは、フレームレート以外にも27種類以上の機能を有し、各機能に絵が施されているので、初心者でも直感的な操作が可能です。変換作業も130倍速と業界でもトップクラスを誇るので、変換時間が短くてストレスフリーです。

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UniConverter

滑らかな動画にしたものを、ソフト内で圧縮や形式変換などが一つのソフトでできるため、他のソフトを揃える必要性もありません。

UniConverterを使用したフレーム補間方法は以下の通りです。

Step1:UniConverterを起動

UniConverterを起動すると、以下の画像が表示されます。

UniConverterを起動

その中から「変換」をクリックします。

Step2:フレーム補間をしたい動画を選択する

画面左上にあるiconをクリックし、フレーム補間を行いたい動画を選択します。

選択後、変換画面が表示されます。

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変換画面が表示

デフォルトでは選択した動画の形式からMP3などに変換されるようになっているため、ここではMP3ではなく、元のファイルと同じ形式を選択してください。

変換方法は、ファイルの右側にあるiconをクリックし、上記の設定を行います。

この作業を行わないと、フレーム補間の設定ができません。

Step3:フレームレートの設定を行う

次にファイルの右下にある「設定」をクリックします。

フレームレートの設定を行う

上記の画像が表示されるので、一覧の中から「フレームレート」を選択し、好みの数値を選択します。

おすすめの数値は「60fps」です。

数値を選択したら、画面右下にある「保存」をクリックし、「一括変換」押して作業を開始します。

Step4:変換作業完了

UniConverterは高速で作業を終えるため、ストレスを感じることなく作業が終了します。

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変換作業完了

変換された動画は自動保存されます。

保存先は、ファイル右側にあるファイルマークをクリックすると、保存先が表示されます。

フレーム補間できるフリーソフト2:aviutl

aviutl

AviUtlは無料で使用可能であり、高い拡張性を誇る動画編集ソフトです。1997年に開発されたこのソフトは、長い歴史を持ち、多くの編集機能を提供します。不具合や操作方法に関する疑問もインターネットで容易に解決できるため、非常に便利です。

フレーム補間のやり方は以下の通りです。

1. AviUtlを起動し、画面上にあるタグ一覧の中から「ファイル」>「開く」の順にクリックし、フレームレートを変更したい動画を選択します

2. 画面上部にあるタグ一覧の中から「編集」>「再生速度の情報を変更」の順にクリック

3. フレームレートの右側に「60」と入力します

再生速度の変更

4. 「OK」をクリックし、変更した動画を出力

以上の流れで作業が完了します。

フレーム補間できるフリーソフト3:SVP

SVP

SVPはフレーム補間技術を用いて、低フレームレートの映画やテレビシリーズを滑らかに再生するソフトウェアです。最大の特徴は、AI技術で隣接するフレーム間の差を分析し、不足しているフレームを補完することで、映像の流れを自然かつリアルに改善できるところ。SVPにより、視聴体験が大幅に向上し、ビデオプレーヤーでの映像がより滑らかになります。

SVPを使用した操作方法は以下の通りです。

1. ソフトを起動し、「SVP4」のアイコンを右クリックし、メニュー一覧の中から「SVPコントロールパネル」を選択してください

SVPを使用した操作方法

2. 「ビデオプロファイル」>「モニタに合わせる」の順にクリック

3. 「モニタに合わせる」の下に「パフォーマンス重視」という項目があり、手動でfpsをスライダーで設定できます。好みに設定してください

変更内容は自動で保存されます。

以上の流れでフレーム補間の設定ができます。

Part4.フレーム補間ができるスマホアプリ

フレーム補間ができるスマホアプリは以下の3つです。

● Remini

● EnhancerFox

● CapCut

それぞれの特徴と操作方法について解説します。

フレーム補間できるアプリ1:Remini

Remini

Remini(レミニ)は、写真や動画をAIを使用して高画質化するアプリです。最大の特徴は、シンプルな操作性で使いやすいこと。

元々はピクセル化やぼやけ、傷みが生じた写真を補正・高画質化するために開発されましたが、ビデオエンハンス機能も備えており、ぼやけた低解像度の動画もAIを用いて高品質化できます。

フレーム補間の利用は1日5回までと制限があります。

使い方は以下の通りです。

1. アプリを起動し、画面下にある「高画質化」をタップしてください

2. 項目の中に「強化」を選択し、「ビデオ」をタップをしてください

Remini使い方

3. フレーム補間を行いたい動画を選択します

4. アップロードし、終了

以上の流れで、自動的にフレーム補間作業をAIで行い、さらに滑らかな動画ができます。

フレーム補間できるアプリ2:EnhanceFox

EnhanceFox

「EnhancerFox」は、AI技術を駆使して、動画や写真の画質を向上させる専門アプリで、「フレームレート変換器」という機能も備えています。

最大の特徴は、動画を自動的にAIで調整するので、ワンクリックの簡単な操作でフレーム補間や高画質化が実現できることです。多くの機能は無料で利用できますが、制限があり、一日に3回までしか使用できません。制限なしで使用したい場合は、有料版に切り替える必要があります。

使い方は以下の通りです。

1. アプリを起動し、「フレームレート変換」の右側にあるiconをタップし、フレーム補間を行いたい動画を選択してください

2. タイムライン上で両端を移動し、フレーム補間の長さを設定。設定後「次のステップ」をタップしてください

3. 「ブレンド」もしくは「光フロー」を選択します。fpsのところで「60」もしくは「120」のフレームレートを設定し、「変換」をタップします

「変換」をタップ

画像参照:

以上の流れで動画のフレーム補間を完了できます。

フレーム補間できるアプリ3:CapCut

CapCut

「CapCut(キャップカット)」は、TikTokを提供するBytedance社が開発した動画編集アプリです。最大の特徴は、簡単な操作でフレーム補間ができること。

他にも基本的な動画編集機能があり、テキスト挿入など人気のあるフィルターなども利用可能です。動画編集の機能は基本的なものに限られていますが、無料素材としてBGMやスタンプなどが豊富にあり、クリエイティブな編集をサポートしています。

CapCutを使用したフレーム補間は以下の通りです。

1. アプリを起動し、「新しいプロジェクト」をタップします

2. フレーム補間をしたい動画を選択

3. 画面右上にある「1080P」をタップします

CapCutを使用したフレーム補間

4. 真ん中のフレームレートの項目を見ると、デフォルトで30になっています。これを60にし、最後は右下にあるレ点をタップ

以上の流れで動画のフレーム補間が完了します。

関連記事:【無料/初心者】音楽が編集できるパソコンソフト6選|使い方やおすすめ機能も紹介!

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まとめ:フレームレートを増やすのは簡単   

今回は動画のフレーム補間について解説しました。fpsの数値を上げることで、動画の動きが滑らかになり、見やすくなります。フレーム補間と聞くと難しく感じますが、UniConverterを使用して行うと、簡単に作業を終えられます。

万が一できなくても大丈夫。

YouTubeで解説動画をあげているので、動画を見ながら作業を進めると、簡単におえられますよ。まだUniConverterを使用したことがない方は、この機会にふれてみませんか?

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