WMV形式の動画ファイルをAVI形式に変換したいけれど、どの方法が簡単で安心なのか迷っていませんでしょうか。WMVはWindowsでよく使われる動画形式ですが、再生可能なデバイスや編集ソフトの互換性を広げるために、より汎用性の高いAVI形式に変換する必要があるケースが多いです。
そこで今回は、WMV形式とAVI形式の特徴や違いを解説するとともに、初心者でも簡単に使えるおすすめの変換ツールやサイト、アプリを紹介します。
Part1. WMV・AVIファイル形式とは?
動画形式にはさまざまな種類がありますが、WMVとAVIはそのなかでもとくに広く利用されています。どちらも動画ファイルの保存方法を指しますが、圧縮方法や互換性、用途に違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、目的に合った形式を選ぶことができます。
WMVファイル形式とは?
WMV(Windows Media Video)は、マイクロソフトが開発した動画形式で、とくにWindows環境との相性が良い点が特徴です。高い圧縮率をもちながらも画質をある程度保つことができるため、ストリーミングやオンライン配信でよく使われています。
また、ファイルサイズが小さくなる傾向があるため、容量を節約したい場合にも適しています。ただし、Macや特定のデバイスでは対応していないことがあるため、再生や編集の際には専用ソフトが必要となる場合があります。
AVIファイル形式とは?
AVI(Audio Video Interleave)は、マイクロソフトが1990年代に開発した動画形式です。音声と映像を同時に保存できる構造で、幅広いメディアプレーヤーや編集ソフトに対応しているため、互換性が高い点が魅力です。
ただし、圧縮率が低い場合、ファイルサイズが大きくなりがちで、保存容量を圧迫する可能性があります。一方で、品質を重視したい動画編集や長期間保存したい場合に適しており、プロユースでも使用されることが多い形式です。
WMVとAVIの違い
WMVとAVIはいずれもマイクロソフトが開発した動画ファイル形式ですが、いくつかの違いがあります。
圧縮方法
WMVは高度な圧縮アルゴリズムを採用しており、小さなファイルサイズで比較的高い画質を維持できる点が特徴です。この特性から、インターネットを利用したストリーミングや動画共有サイトで多く利用されています。
一方、AVIは圧縮率が低く、非圧縮オプションもあるため、画質を損なわずに保存可能です。ただし、ファイルサイズが大きくなることが多いため、大容量ストレージが必要になる場合もあります。
互換性
WMVはWindows環境との相性が非常に良い形式ですが、macOSやLinuxなどの非Windows環境、iOSやAndroidといったスマホ端末では再生や編集が難しいことがあります。一方、AVIはその汎用性の高さが大きな特徴で、ほとんどのOSやデバイスでサポートされています。
また、さまざまなコーデックに対応しているため、動画編集や再生において柔軟性があります。ただし、使用するコーデックによっては特定のプレーヤーが必要になる場合があります。
用途
WMVはファイルサイズを小さくできるため、オンライン配信やクラウドストレージでの保存に向いています。とくに、ストリーミング動画や容量制限がある場合に役立つ形式です。
一方、AVIは画質を重視したい場合に適しており、プロユースの動画編集やアーカイブ用の保存に多く利用されます。また、長期間にわたる保存が求められる場合や高解像度の映像を扱う際にも便利です。
Part2. WMVをAVIに変換するサイト・アプリ・ツール6選
WMV形式はWindowsに特化した動画ファイル形式であるため、macOSやスマートフォンで再生したい方にとっては不便かもしれません。そこで、WMV形式の動画をAVI形式に変換できるサイト・アプリ・ツールを紹介します。
Wondershare UniConverter
Wondershare社が開発したUniConverterは、動画変換や編集、DVD作成など多機能なソフトウェアです。直感的なインターフェースで使いやすく、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応。高品質を保ちながら高速で変換できる点が評価されています。
項目 |
内容 |
対応OS |
Windows, macOS |
特徴 |
多機能で初心者にも使いやすい直感的なインターフェースを採用 |
メリット |
高速変換と高品質を実現 |
デメリット |
フル機能を使うには有料版を購入する必要あり |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
Aconvert
Aconvertは、オンラインで使える無料のファイル変換サービスです。ブラウザ上で動作するためインストール不要で、シンプルな操作性が特徴です。動画形式の変換以外にも、さまざまなファイル形式に対応していますが、無料版ではファイルサイズの制限があります。
項目 |
内容 |
対応OS |
ブラウザ |
特徴 |
簡単でインストール不要なオンラインファイル変換ツール |
メリット |
手軽に利用可能 |
デメリット |
ファイルサイズ制限あり |
おすすめ度 |
★★★☆☆ |
Convertio
Convertioは、309以上の形式に対応するオンラインツールです。直感的なインターフェースで簡単に利用でき、クラウドベースで動作するためインストールが不要です。ただし、無料版では変換時間に制限があります。
項目 |
内容 |
対応OS |
ブラウザ |
特徴 |
直感的で使いやすい309以上の形式に対応するオンラインツール |
メリット |
多形式対応で操作が簡単 |
デメリット |
無料版は制限が多い |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
FreeConvert
FreeConvertは、無料で使えるオンラインツールで、動画形式を含む幅広い形式の変換に対応しています。無料ツールとしては比較的ファイルサイズの上限が大きく設定されているため、大容量の動画ファイルにも対応可能です。ただし、変換速度が遅い場合があります。
項目 |
内容 |
対応OS |
ブラウザ |
特徴 |
幅広い形式に対応し、大容量ファイルにも対応可能なオンラインツール |
メリット |
ファイルサイズの上限が比較的大きい |
デメリット |
変換速度が遅い場合がある |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
フリー WMV AVI 変換
「フリー WMV AVI 変換」はAnyMP4 Studioが開発し、iOS向けに提供されている動画変換アプリです。直感的なインターフェースを備え、MOVやWMVなどの形式をAVI形式にスムーズに変換できます。初心者でも簡単に利用可能で、手軽さが魅力のアプリです。
項目 |
内容 |
対応OS |
iOS |
特徴 |
iOS専用で直感的なインターフェースをもつ動画変換アプリ |
メリット |
簡単に変換が可能 |
デメリット |
高度な編集機能は非搭載 |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
RealPlayer
RealPlayerは、長年愛用されているメディアプレーヤーです。動画再生に加えて変換機能も搭載されていますが、最新形式への対応が不十分な場合があります。
項目 |
内容 |
対応OS |
Windows, macOS |
特徴 |
動画再生と変換機能を備えた信頼性の高いメディアプレーヤー |
メリット |
長年の実績があり安心して使える |
デメリット |
最新形式に対応していない場合がある |
おすすめ度 |
★★★☆☆ |
Part3. WMVをAVIに変換するソフトおすすめ!
WMV形式、AVI形式はいずれもマイクロソフトが開発した動画ファイル形式であるため、WMV形式の動画をもっている方の多くは、Window で昔利用していた動画であるかもしれません。そのため、変換サイトやアプリを利用することが面倒と感じる方がいらっしゃるかもしれません。
WMVをAVI形式に変換する際に迷った場合には、Wondershare UniConverterをおすすめします。UniConverterは、動画変換に特化した高性能なツールで、初心者でも簡単に使える直感的なインターフェースが特徴です。
変換速度が非常に速く、画質を落とさずに変換できるため、ストレスなく高品質な動画を作成できます。また、単なる動画変換だけでなく、動画編集やDVD作成、圧縮機能など多機能を搭載しており、これ1本であらゆるニーズに応えられます。
そこで、UniConverterを使ってWMV形式の動画をAVI形式に変換する手順を紹介します。
UniConverterでWMVをAVIに変換する手順
Step1. AVI形式に変換したいWMV形式の動画を選択
UniConverterを起動し、画面上部に表示される「変換」タブをクリックします(①)。
画面中央の「メディア」ボタンをクリックします(②)。
AVI形式に変換したいWMV形式の動画を選択します(③)。
Step2. 変換の設定
WMV形式の動画がUniConverterに取り込まれるので、画面下部に表示される「変換後の形式」をクリックします(④)。
「ビデオ」タブから「AVI」を選択し、お好みの品質に設定します(⑤、⑥、⑦)。
Step3. 変換の実行
画面下部に表示される「すべてを変換」ボタンをクリックすると、変換が実行されます(⑧)。
チャイム音が鳴ると変換が終了し、AVI形式の動画が表示されます(⑨)。
まとめ
WMVファイルをAVI形式に変換する方法には、さまざまなサイトやツール、アプリがありますが、なかでもWondershare UniConverterがおすすめです。UniConverterは、高速かつ高品質での動画変換が可能で、初心者にも使いやすい直感的なインターフェースを備えています。
さらに、動画編集やDVD作成、圧縮機能なども搭載しており、これ1本で幅広い用途に対応可能です。WindowsとmacOSの両方に対応しており、変換形式も豊富なので、WMVやAVI以外の動画形式にも対応できます。
オンラインツールや無料アプリも便利ではありますが、画質や安定性を重視したいなら、Wondershare UniConverterの利用を検討してみてはいかがでしょうか。