スマートフォンやパソコンのホーム画面をもっと個性的にしたいと思ったことはありませんか。静止画の壁紙も良いですが、動きのある壁紙にするだけで画面がグッとおしゃれになり、使うたびに気分も上がります。そこで今回は、動く壁紙(ライブ壁紙)を簡単に設定する方法や、自分で作る方法を分かりやすく解説します。
Part1.動く壁紙とは
動く壁紙とは、静止画ではなくアニメーションや動画が再生される壁紙のことを指します。一般的には「ライブ壁紙」や「動く背景」とも呼ばれます。この機能を活用することで、スマートフォンやパソコンの画面に動きや彩りを加え、自分らしい個性を演出することができます。
たとえば、自然の風景がリアルタイムで変化したり、好きなキャラクターが動き回ったりと、選択肢は無限大です。近年では、デバイスの性能向上に伴い、動く壁紙を使用してもバッテリー消費や動作の遅延が少なくなってきました。動く壁紙は、ただの装飾以上に、毎日のデバイス操作を楽しくする特別な要素として多くの人に支持されています。
Part2.動く壁紙の設定方法
動く壁紙の設定方法はOSによって異なります。
①Windows
Windowsで動く壁紙を設定するには、専用のソフトウェアを使用するのが一般的です。有名なツールとして「Wallpaper Engine」や「Lively Wallpaper」があります。これらを使用すると、インタラクティブなアニメーションや動画を壁紙として設定できます。
また、gif形式の画像を壁紙に設定することで、動く壁紙を実現することが可能です。この方法であれば、動画や複数の画像から構成されるライブ壁紙を作ることが可能です。
②iPhone
iPhoneで動く壁紙を設定するには、「ライブフォト」機能を活用する方法が主流です。まず、動く壁紙にしたい動画をライブフォト形式に変換します。この際、「intoLive」などの専用アプリを使用すると簡単です。ライブフォトが用意できたら、「設定」アプリから「壁紙」→「新しい壁紙を選択」をタップし、ライブフォトを選びます。その後、「ロック画面に設定」を選択すると、ロック画面でライブフォトが再生されるようになります。ただし、ホーム画面には適用できない点や、ライブフォトは指で押し込むと動く仕様である点に注意が必要です。
③Android
Androidでは、動く壁紙を設定するためのアプリが多数提供されています。代表的なものとして「Googleの壁紙」や「KLWP Live Wallpaper Maker」などがあります。設定手順は、アプリをインストールして動く壁紙を選び、プレビューで確認した後、「壁紙として設定」をタップするだけです。また、一部のAndroidデバイスでは、デフォルトで動く壁紙機能が搭載されているため、設定アプリから直接選択できる場合もあります。さらに、カスタマイズ性に優れたアプリを使えば、自分の写真や動画を元にオリジナルの動く壁紙を作成することも可能です。デバイスの性能によっては、動作の滑らかさが異なる場合があるため、使用感を確認しながら設定することをおすすめします。
Part3.動く壁紙の作り方
動く壁紙を自分で作ると、さらにオリジナリティあふれるデバイスの画面を楽しむことができます。方法は簡単で、動画を壁紙として設定する方法や、オンラインツールやスマホ用アプリを活用する方法など、初心者でもすぐに取り組める選択肢が豊富です。この記事では、それぞれの手順を詳しく解説します。
①動画を動く壁紙にする
お気に入りの動画を動く壁紙に変換するのは、最もポピュラーな方法の一つです。Windowsユーザーなら、「Wallpaper Engine」や「Lively Wallpaper」といった専用ソフトを利用することで、簡単に動画を壁紙として設定できます。ソフトをインストールした後、自分のPC内に保存されている動画を選択し、プレビューを確認してから適用するだけで完了です。
②オンラインツールを使用
動く壁紙を作るためのオンラインツールも便利な選択肢です。無料のツールでは、アップロードした動画や複数の画像から構成される動画を、壁紙用のフォーマットに変換できるものがあります。たとえば、「FlexClip」や「Canva」などでは、簡単な編集機能も備えており、サイズ調整やテキストの追加などが可能です。これらのツールはインストール不要で、ブラウザ上で完結するため、手軽さが魅力です。作成した動画を壁紙として適用する際には、Windowsやスマホの対応形式に変換することを忘れずにしましょう。
③スマホ用アプリを使用
スマホで動く壁紙を作るなら、専用のアプリを利用するのが最も簡単です。iPhoneでは「intoLive」、Androidでは「Video Live Wallpaper」などが人気です。これらのアプリを使うと、動画ファイルを簡単に動く壁紙として設定できます。また、アプリによっては動画のカット編集やフィルター追加、ループ設定などのカスタマイズ機能も充実しています。アプリ内で作成した壁紙は、そのままデバイスのロック画面やホーム画面に設定可能です。
Part4.動く壁紙を作るツール
動く壁紙を作成できるツールは有料・無料を問わず、数多くリリースされています。そこで、代表的なライブ壁紙作成ツールを紹介します。
①Wondershare UniConverter
Wondershare UniConverterは、動画変換や編集、DVD作成など多機能なメディアツールです。動く壁紙の作成にも対応しています。
項目 |
内容 |
対応OS |
Windows、macOS |
有料/無料 |
有料(無料評価版あり) |
特徴 |
多機能なメディア変換・編集ツール |
メリット |
幅広いフォーマット対応、初心者でも使いやすいインターフェース |
デメリット |
動画編集に特化したツールではないため、専門的な機能は少ない |
おすすめ度 |
★★★☆☆ |
②FlexClip
FlexClipは、オンラインで利用できる動画編集ツールで、動く壁紙の作成にも対応しています。
項目 |
内容 |
対応OS |
Webブラウザ(Windows、macOS) |
有料/無料 |
無料(有料プランあり) |
特徴 |
オンラインで利用できる動画編集ツール |
メリット |
インストール不要、豊富なテンプレートと素材 |
デメリット |
無料版では機能制限がある、インターネット接続が必要 |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
③Canva
Canvaは、デザイン作成に特化したオンラインツールで、動く壁紙の作成も可能です。
項目 |
内容 |
対応OS |
Webブラウザ(Windows、macOS) |
有料/無料 |
無料(有料プランあり) |
特徴 |
デザイン作成に特化したオンラインツール |
メリット |
豊富なテンプレートと素材、直感的な操作性 |
デメリット |
無料版では一部機能制限がある、インターネット接続が必要 |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
④Wallpaper Engine
Wallpaper Engineは、Steamで提供されている動く壁紙作成・管理ツールで、豊富なカスタマイズオプションが特徴です。
項目 |
内容 |
対応OS |
Windows、Android |
有料/無料 |
有料 |
特徴 |
動く壁紙の作成・管理に特化したツール |
メリット |
豊富なカスタマイズ機能、コミュニティによる多数の壁紙が利用可能 |
デメリット |
一部の高機能は初心者には難しい場合がある |
おすすめ度 |
★★★★★ |
⑤動く壁紙作成ツール
動く壁紙作成ツールは、Windows向けのソフトウェアで、簡単に動く壁紙を作成できます。
項目 |
内容 |
対応OS |
Windows |
有料/無料 |
無料 |
特徴 |
簡単に動く壁紙を作成できるツール |
メリット |
シンプルな操作性、初心者でも扱いやすい |
デメリット |
高度なカスタマイズ機能が少ない |
おすすめ度 |
★★★☆☆ |
⑥Live Wallpapers
Live Wallpapersは、Android向けの動く壁紙アプリで、多彩なライブ壁紙が利用できます。
項目 |
内容 |
対応OS |
Android |
有料/無料 |
無料(アプリ内課金あり) |
特徴 |
多彩なライブ壁紙を提供するアプリ |
メリット |
簡単に動く壁紙を設定可能、定期的な更新で新しい壁紙が追加される |
デメリット |
広告表示がある、バッテリー消耗が早くなる可能性がある |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
⑦Pixel4D™ライブ壁紙
Pixel4D™ライブ壁紙は、3Dライブ壁紙を提供するアプリで、デバイスの動きに反応するインタラクティブな壁紙が特徴です。
項目 |
内容 |
対応OS |
Android |
有料/無料 |
無料(アプリ内課金あり) |
特徴 |
3Dライブ壁紙を提供するアプリ |
メリット |
デバイスの動きに反応するインタラクティブな壁紙、豊富なデザイン |
デメリット |
一部の壁紙は有料、バッテリー消耗が早くなる可能性がある |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
Part5.動く壁紙を作る手順
Wondershare UniConverterは、多機能なメディアツールとして知られており、動画変換や編集だけでなく、GIF作成機能も備えています。このGIF作成機能を活用することで、簡単に動く壁紙を作成することが可能です。作成方法はシンプルで、好きな動画を取り込み、必要な部分をトリミングしてGIFとしてエクスポートします。
そのGIFを動く壁紙として設定することで、あなただけのオリジナル壁紙が完成します。また、直感的な操作性と高速な処理速度により、初心者でもスムーズに作業を進められるのが魅力です。
そこで、UniConverterを使って動く壁紙を作る手順を紹介します。
UniConverterを使って動く壁紙を作る手順
Step1.GIFメーカーの起動
UniConverterを起動し、「動画」タブから「GIFメーカー」を選択します(①、②)。
Step2.動画をライブ壁紙に作成したい場合
動画からライブ壁紙を作成したい場合には、「ビデオをGIFに変換」を選択します(③)。画面中央から、ライブ壁紙にしたい動画を選択します(④)。
ライブ壁紙の長さや出力サイズ、フレームレートを設定します(⑤)。設定が終わると、「GIFを作成」ボタンをクリックするだけです(⑥)。
Step3.複数の写真をライブ壁紙に変えたい場合
複数の写真からライブ壁紙を作成したい場合には、「写真をGIFに変換」タブを選択し、画面中央をクリックします(⑦、⑧)。
ライブ壁紙にしたい写真をまとめて選択し、「開く」ボタンをクリックします(⑨、⑩)。
出力サイズとフレームレートを設定します(⑪)。フレームレートは1秒間に表示されるフレームの数なので、写真が素早く切り換わらないよう小さく設定するのがコツです。設定が終わると、「GIFを作成」ボタンをクリックするだけです(⑫)。
まとめ
動く壁紙を設定することで、スマートフォンやパソコンの画面をおしゃれで個性的にカスタマイズできます。Windowsでは「Wallpaper Engine」、スマホでは「Live Wallpapers」や「Pixel4D™ライブ壁紙」などのツールやアプリを使えば簡単に設定可能です。
また、オリジナルの動く壁紙を作りたい方には、Wondershare UniConverterがおすすめです。このツールのGIF作成機能を活用すれば、お気に入りの動画をトリミングしたり、写真を複数用意することで、簡単に動く壁紙が作成できます。初心者にもわかりやすい操作性と幅広いフォーマット対応で、WindowsとmacOSどちらのユーザーにも最適です。ぜひUniConverterを使って、自分だけの特別な動く壁紙を作り、日々のデバイス操作をもっと楽しくしてみてください。