YouTube(ユーチューブ)に備わっている便利な機能の一つであるアーカイブ動画。
YouTubeでライブ配信を行いたいと考えている方にとって、使いこなせるようになっておくべき重要な機能の一つです。
実際、「アーカイブ動画を活用したい」「アーカイブ配信の機能を使って動画を用意したい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、YouTubeのアーカイブ動画の概要やアーカイブ動画を作成して公開する方法について紹介していきます。
アーカイブ動画のデータをダウンロードして編集する方法などについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
Part1.YouTube(ユーチューブ)のアーカイブ動画とは?
YouTube(ユーチューブ)のアーカイブ動画とは、YouTubeで利用できる機能の一つです。
YouTubeには、テレビの生放送のような機能にあたるライブ配信機能がありますが、ライブ配信の映像は、配信が終了すると見られなくなってしまいます。
このライブ配信のデメリットを補ってくれる機能が、アーカイブ動画です。
アーカイブ動画の機能を活用すると、ライブ配信の映像を自動で記録し、録画映像として公開できるようになります。
アーカイブ動画は、ライブ配信した動画を有効活用したいと考えている方やユーザーにとって非常に嬉しい機能となっています。
YouTube(ユーチューブ)のライブ配信とアーカイブ配信の違い
YouTube(ユーチューブ)のライブ配信と、アーカイブ動画を使って行うアーカイブ配信は混同されがちですが、配信の性質が大きく異なります。
ライブ配信は、テレビの生放送にあたる配信方法です。
事前に撮影して編集しておいた動画を公開するのではなく、リアルタイムで撮影し、その様子を配信します。
一方、アーカイブ動画を公開するアーカイブ配信は、ライブ配信の際に撮影した映像をライブ配信終了後に公開する配信方法です。
リアルタイムで撮影しているわけではないのでユーザーのコメントにその場で答えるなどの対応はできませんが、ライブ配信の様子を、ライブ配信終了後でも視聴可能にできるという大きなメリットがあります。
Part2.YouTube(ユーチューブ)でライブ配信した動画をアーカイブ配信するメリット
YouTube(ユーチューブ)でライブ配信した動画をアーカイブ動画として配信する場合、以下のようなメリットが期待できるようになります。
- より多くのユーザーに動画を視聴してもらえる
- 動画を複数回視聴してもらえる
- ライブ配信のときにもらえなかった意見を募ることができる
それぞれ詳しく解説していきます。
より多くのユーザーに動画を視聴してもらえる
ライブ配信をアーカイブ動画として配信すると、ユーザーにアプローチできる機会が増え、より多くのユーザーに動画を視聴してもらえる可能性が高くなります。
ライブ配信にはライブ配信のメリットや強みがありますが、配信時間に都合が合うユーザーにしか視聴してもらうことができません。
そのため、ライブ配信だけで終わらせてしまうと、限定されたユーザーにしか動画を届けられなくなってしまいます。
一方、ライブ配信の内容をアーカイブ動画として残す場合は、その動画にアクセスすればいつでも視聴できるようになるので、動画を削除せずに残している限りはユーザーに視聴してもらえるようになります。
動画の内容にもよりますが、YouTubeの検索結果に出てきたり、おすすめ動画や関連動画に表示される可能性もあるので、より多くのユーザーに動画を視聴してもらいたいときはアーカイブ動画として残すべきだと言えるでしょう。
動画を複数回視聴してもらえる
アーカイブ動画は、削除しない限り何回でも視聴できます。
1ユーザー1回ではなく、複数回視聴してもらえる可能性があり、ファンやチャンネル登録者の獲得にもつながりやすくなります。
ライブ配信のときにもらえなかった意見を募ることができる
ライブ配信には、配信を視聴しているユーザーからリアルタイムでコメントをもらえるという強みがありますが、アーカイブを残さない場合、配信後にユーザーから意見をもらうことはできません。
一方、アーカイブ動画を公開する場合は、ユーザーがいつでも気軽にコメントを残せるようになるので、ライブ配信のときにもらえなかった意見を募れるようにもなります。
Part3.YouTube(ユーチューブ)でライブ配信した動画をアーカイブ配信するデメリット
YouTube(ユーチューブ)でライブ配信した動画をアーカイブ動画として配信する場合、以下のデメリットにも注意しなくてはいけません。
- リアルタイムでコミュニケーションを取ることができない
- ライブ配信の視聴者が減る可能性がある
それぞれ詳しく解説していきます。
リアルタイムでコミュニケーションを取ることができない
アーカイブ動画は、事前に収録された動画であるため、ライブ配信のときのようにリアルタイムでユーザーとコミュニケーションをとることができません。
ユーザーの中には、リアルタイムでのやりとりに特別感を感じてライブ配信を視聴している人もいますが、収録した映像を配信するアーカイブ配信には、そういった特別感を演出しづらいというデメリットがあります。
ライブ配信の視聴者が減る可能性がある
ライブ配信をいつでも見返すことができるアーカイブ配信は、ユーザーにとって非常にありがたい機能だです。
ただ、ライブ配信がアーカイブとして配信されることがユーザーに伝わると、「アーカイブが残るならわざわざライブ配信で見なくてもいいか」「あとからアーカイブで見ればいいか」となる視聴者が増えるため、ライブ配信の視聴者が減る可能性があります。
Part4.YouTube(ユーチューブ)でライブ配信した動画のアーカイブの配信方法
YouTube(ユーチューブ)でのアーカイブ配信は自動で開始されるようになっています。
そのため、特別な操作を行う必要はありません。
ライブ配信が終了すると、自動でアーカイブ配信の動画が作成され、公開されます。
アーカイブ配信を行いたくない場合は、ライブ配信を始める際のオプション設定にある「アーカイブを残す」をオフにしましょう。
こちらの設定をオフにしていない状態でライブ配信を始めてしまうと、自動的にアーカイブ配信が公開されてしまうので注意してください。
12時間以上のライブ配信では一部がアーカイブ配信として公開される
YouTube(ユーチューブ)でライブ配信した動画のアーカイブを残したい場合に注意しなければならないのが、ライブ配信の時間についてです。
YouTubeでは、設定をオンにしておけば自動でライブ配信の動画がアーカイブ配信されると紹介してきましたが、ライブ配信の時間が12時間以上になった場合、11時間55分までしかアーカイブとして残すことができません。
12時間以上という長丁場のライブ配信を行う機会はそれほど多くないと思いますが、長時間になりそうなライブ配信を行うときは注意が必要です。
Part5.YouTube(ユーチューブ)のアーカイブ動画のデータをダウンロードして編集する方法
YouTube(ユーチューブ)では、ライブ配信の映像が自動でアーカイブ化されて公開されますが、編集してアップしたいという方もいるかと思います。
その場合は、YouTubeからアーカイブ動画のデータをダウンロードして編集し、編集した動画を改めて公開しましょう。
アーカイブ動画のデータは、YouTubeのクリエイター向けツールであるYouTube Studioからダウンロードできます。
YouTube Studioにログインしたら、
データをダウンロードしたいアーカイブ動画のオプションメニューのアイコンをクリックしましょう。
すると、オプションメニューが表示されるので、「ダウンロード」をクリックします。
これで、アーカイブ動画のデータがダウンロードされ、動画編集ソフトを使ってアーカイブ動画の編集を行い、再公開できるようになります。
アーカイブ動画の編集にはWondershareのUniConverterがおすすめ
ダウンロードしたアーカイブ動画の編集には、WondershareのUniConverterがおすすめです。
WondershareのUniConverterはWondershare社の有名な変換ソフトですが、動画の編集機能も備わっているので、アーカイブ動画の編集にも活用できます。
UniConverterを立ち上げたら、
「動画」のタブをクリックします。
メニューに表示されている「動画編集」をクリックしましょう。
このような画面が表示されるので、編集したいアーカイブ動画のファイルをドラッグするか選択して追加します。
あとは、編集メニューから行いたい編集動作を選択して、好きなように編集していきましょう。
こちらのハサミのアイコンをクリックすると、
別ウィンドウが開き、カット編集も行えるようになります。
編集が完了したら、「エクスポート」をクリックして編集した動画のデータをダウンロードし、改めてYouTubeに動画をアップするだけです。
カット編集で余計な部分をカットするなど、最低限の編集を行うだけでも動画の見やすさがかなり向上するので、ぜひ試してみてください。
まとめ
YouTubeのアーカイブ配信の概要や配信方法について紹介してきました。
YouTubeのアーカイブ配信は、ライブ配信を行った場合、自動的に作成されて公開されます。
そのため、余計な手間はかかりません。
もしアーカイブ動画が自動で公開されるのを避けたい場合は、ライブ配信を行う前にアーカイブ配信の設定をオフにしておきましょう。
また、アーカイブ配信の動画は、編集して上げ直すこともできます。
ダウンロードした動画の編集には、WondershareのUniConverterがおすすめなので、ぜひ活用してみてください。