クリエイターは音楽や書籍、映画など制作したコンテンツに対して著作権をもっています。ユーザーは著作権法の範囲内でコンテンツを利用しなければならないものの、著作権について理解が不十分、あるいは著作権の範囲内で利用するのに困難な思いをする方がいらっしゃるかもしれません。
NCS（No Copyright Sounds）は著作権フリーの音楽を提供するレーベルで、YouTubeや公式サイトなどを通じてコンテンツを利用可能です。そこで今回は、NCSの概要や、音楽のダウンロード・変換方法について紹介します。
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Part1.NCS（No Copyright Sounds）とは？
NCS（No Copyright Sounds）は、音楽アーティストやクリエイターが自由に使用できる著作権フリー音楽を提供するレーベルです。2011年にイギリスで設立され、YouTubeやその他のソーシャルメディアプラットフォームでコンテンツを作成する人々向けに、多様なジャンルの音楽を提供しています。NCSの音楽は、広告や動画のBGMとして使用されることが多く、YouTubeのチャンネル登録者数が3000万人を超えるなど、YouTubeクリエイターに人気があります。
NCSが提供する音楽には、特定の使用条件のもとで無料で使用できるライセンスが付与されています。このライセンスは、商用利用や非商用利用にかかわらず、全世界での使用を許可しています。そのため、NCSの曲をYouTubeなどのコンテンツのBGMに使用しても、著作権侵害の心配がないため、多くのクリエイターにとって魅力的です。
NCS（No Copyright Sounds）のメリット
NCS（No Copyright Sounds）を利用するメリットは次の通りです。
まず、 NCSの楽曲は著作権フリーであり、YouTubeやTwitchなどのプラットフォームでのコンテンツ制作時にBGMとして自由に使用することができます。これにより、コンテンツクリエイターは著作権侵害のリスクを避けつつ、動画やライブストリームを魅力的にすることが可能です。
次に、NCSの音楽は商用目的での使用も許可されているため、ビジネスや広告、製品のプロモーションビデオなど、幅広い用途で利用することができます。
また、NCSはエレクトロニック、ヒップホップ、ポップ、ロックなど、多様なジャンルの音楽を提供しています。これにより、さまざまなテーマやムードのコンテンツに合わせた楽曲を選ぶことができます。
さらに、NCSの音楽はYouTubeやSoundCloudを通じて簡単にアクセスでき、ダウンロードも可能です。これにより、必要な楽曲を迅速に見つけて使用することができます。
NCS（No Copyright Sounds）の利用の注意点
NCS（No Copyright Sounds）を利用する際にはいくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、トラブルを避け、音楽を最大限に活用できます。
まず、NCSの楽曲を利用する場合、多くの場合、動画やプロジェクトの説明文にアーティストと曲のクレジットを記載する必要があります。このクレジット表示は、利用規約の一部として求められることが多く、正確なフォーマットで記載することが求められます。
次に、すべてのNCS楽曲が商用利用可能であるわけではありません。楽曲を商用目的で使用する前には、その楽曲が商用利用に適しているか、ライセンス条項を再確認することが重要です。
さらに、一部のNCS楽曲は、原曲の形を大きく変えずに使用することが求められることがあります。リミックスや大幅な編集を行う場合は、それが許可されているかどうかを事前に確認する必要があります。
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Part2.NCS（No Copyright Sounds）の音楽のダウンロード方法
NCSの音楽をダウンロードする手段はいくつか存在します。
NCS（No Copyright Sounds）の音楽のダウンロード方法①：公式サイトからダウンロード
まず、NCS公式サイトから音楽をダウンロードすることが考えられます。NCSの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成またはログインをします。画面左上に表示される「ログイン」ボタンを押します。右側に新しいウィンドウが開くので、「Sign Up」をクリックします。Facebook、Google、Spotifyなどのアカウントでサインアップしましょう。
次に、ダウンロードしたい音楽を選択します。著作権に関する情報を確認したのち、「Download Track」から「Download」をクリックします。これにより、MP3形式でダウンロードされます。
NCS（No Copyright Sounds）の音楽のダウンロード方法②：YouTube公式チャンネルからダウンロード
NCSはYouTubeに公式チャンネルをもっているので、そこから音楽をダウンロードすることが可能です。NCS公式チャンネルにアクセスし、好きな曲を見つけてその音楽ページを開きます。音楽ページが開いたら、概要欄をスクロールしましょう。曲を使用する際の注意点を確認したうえで、NCSの公式ページにあるダウンロードサイトに移動しますあとは、先ほどと同様に「Download Track」を選択し、「Download」をクリックすると、その楽曲のダウンロードが開始されます。
NCS（No Copyright Sounds）の音楽のダウンロード方法③：Sound Cloudからダウンロード
NCSはSound Cloudにもサイトをもっています。NCSのサイトにアクセスし、好きな音楽のジャンルなど適当な単語を入力して検索します。「FREE DOWNLOAD」というリンクを踏むと、NCSの公式サイトに移動するので、先ほどと同じように音楽をダウンロードするだけです。
Part3.NCS（No Copyright Sounds）ダウンロードできない時の解決策
NCSは公式サイトから音楽をダウンロードできる機能をもっています。YouTubeやSoundCloudsなど、NCSの公式ページがあるものの、ダウンロードするのは基本的にNCSの公式サイトです。そのため、YouTubeで良い曲を発見できたとしても、ダウンロードに手間がかかります。
ダウンロード機能をもつツールを利用すれば、わざわざNCSの公式サイトにアクセスしなくても、音楽をダウンロードすることが可能です。
NCSの音楽をダウンロードするのに最適のツールがWondershare UniConverterです。YouTubeなどのサイトから音楽を直接ダウンロード可能です。また、MP3だけでなく、AACやFLACなど複数の音楽ファイル形式の変換や音質のカスタマイズも可能です。
そこで、UniConverterを使って、NCSの音楽をダウンロードする方法および別のファイル形式に変換する方法を紹介します。
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UniConverterでNCS（No Copyright Sounds）の音楽をダウンロードする手順
Step1. UniConverterの起動
UniConverterを立ち上げ、画面上部に表示される「ダウンロード」ボタンをクリックします（①）。
Step2. ダウンロードしたいNCSの音楽を選択
画面左上の「クリップ」アイコンから、「MP3をダウンロード」を選択します（②）。
新しいウィンドウが表示されるので、ダウンロードしたいNCSの曲のURLを空欄にコピー&ペーストします（③）。
Step3. ダウンロードの実行
「ダウンロード」ボタンをクリックします（④）。
UniConverterがYouTubeのサイトを分析し、音楽のダウンロードを開始します（⑤）。
ダウンロードが終了すると、チャイム音が鳴りサムネイル画像が変化します（⑥）。
UniConverterでNCS（No Copyright Sounds）の音楽を変換する手順
Step1. 変換する音楽ファイルを選択
UniConverterを立ち上げ、画面上部の「変換」タブをクリックします（①）。
画面左上の「クリップ」アイコンから、「ファイルを追加」を選択し（②）、音楽ファイルをUniConverterに取り込みます。
Step2. 音楽のファイル形式や品質の設定
画面左下の「出力形式を一括指定」を選択します（③）。
新しいウィンドウが開くので、ファイル形式や音質を設定します。今回は、音質の高いFLAC形式に変換してみましょう（④）。
出力形式が「MP3」から「FLAC」に変わっています（⑤）。
Step3. 変換の実行
設定が終わると、「変換」ボタンをクリックします（⑥）。
変換が完了すると、ファイル形式が「MP3」から「FLAC」に変わっていることが確認できます（⑦）。
Part4.NCS（No Copyright Sounds）の利用に関するよくある質問
Q：NCSの音楽をダウンロード機能のあるツールを使ってダウンロードすることは問題ありませんか？
NCSは音楽の利用方法については記載しているものの、ダウンロード方法については制限はありません。また、YouTubeの規約でダウンロードできないことが書かれているものの、法的に問題あるとまではいえません。
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まとめ
InstagramやTiktokなど、ちょっとした動画をアップロードできるSNSが多数そろっています。動画にBGMがないと淋しいため、動画にBGMを挿入したいと思っても、著作権的にどの音楽を使用すればよいのか悩む方がいらっしゃるでしょう。
NCSは著作権的に利用しやすい音楽を集めたサイトであるため、クリエイターが気軽に音楽を利用できます。とはいえ、各音楽によって使用の条件は異なるので、十分確認したうえで利用しましょう。
