動画ファイルを扱う際、「MOV」と「AVI」という形式を目にすることが多いかもしれません。それぞれの形式には特有の特徴があり、用途や目的に応じて使い分けることが重要です。
しかし、ファイル形式が異なると再生できないデバイスやソフトがあるため、変換が必要になる場面も少なくありません。そこで今回は、MOVとAVIの違いを解説するとともに、初心者でも簡単に使えるおすすめの動画変換サイトを紹介します。
Part1. MOV・AVIファイル形式とは?
MOVとAVIは、動画を保存するためのファイル形式の一種です。MOVはAppleが開発した形式で、高い互換性と画質が特徴です。一方、AVIはMicrosoftが開発した形式で、広く普及している汎用性の高い形式です。それぞれの特徴を理解することで、デバイスや用途に適した選択が可能になります。
MOVファイル形式とは?
MOVは、AppleがQuickTimeフレームワーク用に開発した動画形式で、主にmacOSやiOSデバイスで利用されています。この形式は、音声、映像、字幕などのデータを個別のトラックとして保存できるため、柔軟な編集が可能です。
また、高画質を維持しながら圧縮する技術に優れ、プロフェッショナルな映像制作にも広く使われています。さらに、MOVファイルは他の形式への変換が容易で、対応デバイスも年々増加しているため、汎用性も高いのが特徴です。
AVIファイル形式とは?
AVI(Audio Video Interleave)は、Microsoftが1992年に開発した動画形式で、長年にわたり多くのデバイスで標準的なフォーマットとして採用されています。この形式の特徴は、動画データと音声データを1つのファイル内に格納するシンプルな構造である点です。シンプルな構造により、多くの再生ソフトやハードウェアで幅広く互換性が保たれています。ただし、圧縮技術が古いため、同じ画質でもファイルサイズが大きくなりがちです。そのため、最新の用途にはやや不向きな場合もあります。
MOVとAVIの違い
- 互換性
MOVはApple製品との相性が抜群で、iPhoneやMacなどでの再生に最適化されています。一方、AVIはWindows OSを中心に長く普及しており、多くのソフトウェアやデバイスでサポートされています。
- 画質と圧縮
MOVは高画質を維持しながら効率的な圧縮が可能で、プロ向けの編集に適しています。一方、AVIは圧縮率が低く、同じ画質でもファイルサイズが大きくなりがちです。そのため、ストレージ容量を重視する場合はMOVが有利ですが、互換性を重視する場合はAVIが便利です。
- 編集適性
MOVはデータをトラック単位で管理できるため、音声や字幕の編集がしやすい形式です。そのため、動画編集ソフトとの相性が良く、プロジェクト作業にも適しています。一方、AVIはシンプルな構造のため基本的な編集は可能ですが、細かい操作や高品質な編集には向いていない場合があります。
Part2. MOVをAVIに変換できるサイト6選
OSのシェアを考慮したとき、多くのデバイスで使用可能なAVI形式にMOV形式の動画を変換したいと思う方がいらっしゃるかもしれません。そこで、MOVをAVIに変換できるサイトを厳選して紹介します。
Media.io
Media.ioはWondershare社が提供するオンライン変換ツールで、2018年にリリースされました。ブラウザ上で簡単にMOVをAVIに変換でき、初心者でも操作しやすい設計が特徴です。
項目 |
内容 |
特徴 |
シンプルで直感的なオンライン動画変換ツール |
メリット |
インストール不要で簡単 |
デメリット |
高度な編集機能が少ない |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
Convertio
Convertioは300以上のファイル形式に対応したオンライン変換ツールです。MOVからAVIへの変換もスムーズに行なえます。
項目 |
内容 |
特徴 |
多形式対応のオンライン変換ツール |
メリット |
操作が簡単で多形式対応 |
デメリット |
無料版はサイズ制限あり |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
FreeConvert
FreeConvertは、MOVを含む多形式に対応したオンラインツールです。大容量の動画ファイルも変換可能で、無料で利用できます。
項目 |
内容 |
特徴 |
無料で使える多形式対応ツール |
メリット |
大容量ファイルの変換が可能 |
デメリット |
変換速度が遅い場合がある |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
Luft.co.jp
Luft Toolsが提供する日本語対応の動画変換ツールで、MOVからAVIへの変換が簡単に行なえます。初心者にも優しい設計が特徴です。
項目 |
内容 |
特徴 |
日本語対応で安心して使える |
メリット |
初心者でも簡単に操作可能 |
デメリット |
機能がシンプル |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
Notta
Nottaは音声や動画の編集機能を兼ね備えた変換ツールです。MOVからAVIへの変換もサポートしており、初心者でも簡単に利用可能です。
項目 |
内容 |
特徴 |
動画編集機能を備えた新しいツール |
メリット |
操作がシンプルで便利 |
デメリット |
高度な編集には向かない |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
VEED.IO
VEED.IOはオンライン編集ツールで、MOVからAVIへの変換も可能です。編集機能が充実しており、多機能なプラットフォームです。
項目 |
内容 |
特徴 |
編集機能が充実したオンラインツール |
メリット |
動画編集と変換を一度に行なえる |
デメリット |
無料版の制限が多い |
おすすめ度 |
★★★★☆ |
Part3. MOVをAVIに変換するソフトおすすめ!
MOV形式の動画をAVI形式に変換できるサイトは数多く存在しますが、無料で運用されていることが多いため、広告がたくさん表示される、あるいは広告を踏むと詐欺サイトに誘導されてしまうかもしれないと心配の方がいらっしゃるかもしれません。
MOVファイルをAVI形式に変換したいなら、Wondershare UniConverterが最適です。UniConverterは、初心者からプロまで幅広く利用できる直感的な操作性と高機能を兼ね備えています。MOVからAVIへの変換はもちろん、mp4・mp3などの対応している形式は1,000種類以上です。
さらに、高速変換機能を搭載しているため、画質や音質を劣化させることなく効率的に作業を進められます。また、バッチ変換にも対応しており、複数の動画を一度に処理可能です。
そこで、UniConverterを使って、MOV形式の動画をAVI形式に変換する手順を紹介します。
UniConverterでMOVをAVIに変換する手順
Step1. AVI形式に変換したいMOV形式の動画を選択
UniConverterを起動し、画面上部に表示される「変換」タブをクリックします(①)。
画面中央に表示される「メディア」ボタンをクリックします(②)。
AVI形式に変換したいMOV形式の動画を選択します(③)。
Step2. 変換の設定
UniConverterにMOV形式の動画が取り込まれるので、画面下部に表示される「変換後の形式」をクリックします(④)。
「ビデオ」タブから「AVI」を選択し、お好みの品質に設定しましょう(⑤、⑥、⑦)。
Step3. 変換の実行
「すべてを変換」ボタンをクリックすると、変換が実行されます(⑧)。
チャイム音が鳴ると、AVI形式に変換した動画が表示されます(⑨)。
まとめ
MOVとAVIは、それぞれ異なる特徴をもつ動画ファイル形式であり、用途やデバイスによって使い分けが求められます。MOVは高画質を保ちながら効率的に圧縮できるApple製の形式で、動画編集やプロジェクト作業に適している一方、AVIはMicrosoftが開発した汎用性の高い形式で、互換性が広く普及しています。
しかし、形式が異なることで再生や編集に支障が出る場合も少なくありません。そのような場面で役立つのが、動画変換ツールWondershare UniConverteです。
UniConverterは、MOVからAVI、またはその逆への変換を画質を損なわずに素早く行なえるほか、編集や圧縮など多彩な機能を備えています。動画形式の悩みを解消し、快適な動画体験を実現するなら、ぜひWondershare UniConverterをお試しください!