個人はもちろん、ビジネスシーンで活用されることも多いTikTokやYouTube。
TikTokとYouTubeは、どちらか一方だけでなく、両方を効率的に活用することが重要になってきています。
ただ、YouTubeが横型の動画である一方で、TikTokはスマートフォンなどのモバイル端末に特化した縦型の動画となっているため、横型の動画と縦型の動画、2種類の動画を撮影・編集しなければならず、手間に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、YouTubeに投稿した動画のサイズを変更して、手間をかけずにTikTokに投稿する方法を紹介していきます。
動画のファイル形式を変更してYouTubeとTikTokのどちらにも投稿できるようにする方法についても紹介していくので、TikTokとYouTubeの両方を活用していきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Part1.TikTokとYouTubeに同じショート動画をアップすることはできる?
TikTokとYouTubeに同じ内容の動画をアップする上で気になるのが、同じ内容の動画を投稿することが可能なのかどうかについて。
TikTokとYouTubeに同じ内容の動画をアップすること自体は可能ですが、それぞれのプラットフォームで投稿できる動画のアスペクト比やフォーマットが異なるため、それぞれに合わせた動画ファイルを用意してあげる必要があります。
投稿先 |
アスペクト比 |
フォーマット |
TikTok |
9:16(縦型) |
|
YouTube(横長のロング動画) |
16:9(横型) |
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YouTube(縦長のショート動画) |
9:16(縦型) |
アスペクト比については推奨されている比率になるため、必ずしもこの比率にしなければならないわけではありません。
ただし、16:9の横型の比率の動画をTikTokにそのまま投稿すると、上下に大きな余白が出きて見づらくなってしまうので、アスペクト比をあわせて投稿するのが一般的ですし、おすすめです。
Part2.TikTokとYouTubeに同じショート動画をアップしても問題ない?
TikTokとYouTubeに同じ内容の動画を投稿することは可能だと紹介してきましたが、実際、投稿しても問題はないのでしょうか?
問題のないケースと問題となるケースを、それぞれ解説していきます。
①自分の動画であれば問題ない
TikTokとYouTubeにアップする動画は、内容がまったく同じものであったとしても、自分の動画であればとくに問題はありません。
動画の著作権は動画を作成した本人にあるため、例え同じ動画を流用したとしても処罰されるようなことはありません。
実際、YouTubeとTikTokにまったく同じ内容のショート動画を投稿したり、YouTubeのロング動画を短く編集してTikTokにアップしているアカウントはたくさんあります。
自分で作成した動画を流用する場合であれば、TikTokやYouTubeのアカウントが凍結されたりすることもないので、どんどん活用してください。
②他の人がアップしている動画の無断転載は違法
TikTokとYouTubeに同じ内容の動画を投稿すること自体はとくに問題ありませんが、他の人がアップしている動画の無断転載はNGです。
どういった内容の動画であっても、動画の著作権は動画の制作者にあるので、許可を得ずに投稿すると無断転載となり、違法行為になります。
Part3.TikTokやYouTubeなど複数のSNSで動画を流用するメリット
TikTokやYouTubeなどユーザーの流入経路となるものを「チャネル」と呼び、複数のチャネルを活用してマーケティングを行うことを「マルチチャネル」と言います。
TikTokやYouTubeなどのSNSを活用する場合、個人と法人のどちらで利用するにしても、マルチチャネルで展開していく考え方が非常に重要になります。
TikTokやYouTubeなど、複数のSNSで動画を流用し、マルチチャネルで展開していく主なメリットとしては、以下の2点があげられます。
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SNSのユーザー層は、それぞれのSNSによって異なります。
「YouTubeはよく使っているけどTikTokは使わない」「TikTokばっかり見ている」など、さまざまなユーザーがいますが、動画を流用してYouTubeとTikTokの両方に投稿することで、それぞれのユーザーにアプローチできるようになります。
また、投稿するSNSが増えるということは、ユーザーに接触する機会が増えるということにもなるので、同じ対象に複数回接触することで好意を抱くようになるという単純接触効果によって、ユーザーに好意的に感じてもらえるようになる可能性を高めることもできます。
Part4.YouTubeの動画をTikTokに投稿できるよう変換する方法
動画を複数のSNSで流用するには、それぞれのプラットフォームに最適化された動画ファイルを用意しなくてはいけません。
YouTubeに投稿している横型の動画をTikTok用の縦型の動画にする場合、横型の動画と縦型の動画ではアスペクト比が異なるため、サイズを変更しなくてはいけません。
YouTubeに投稿した横型の比率の動画をTikTok用の縦型の比率の動画にサイズ変更するには、WondershareのUniConverterを活用するのがおすすめです。
WondershareのUniConverterには、オートリフレーム機能という、横型の比率の動画を縦型の比率に切り抜き、TikTok、InstagramなどのSNSに適したアスペクト比にできる機能が備わっています。
WondershareのUniConverterで動画のサイズを変更する方法を解説していきます。
UniConverterを立ち上げたら、「ツール」を選択します。
すると、UniConverterに備わっているツールの一覧が表示されるので、「オートリフレーム」を選択しましょう。
編集画面が表示されるので、動画ファイルをドラッグしたり選択するなどして追加しましょう。
動画の内容が反映され、映像が表示されるので、「アスペクト比」をクリックして、「TikTok」を選びましょう。
正方形の比率だったアスペクト比がTikTokに適した縦長の比率に変わりました。
動画の切り取り位置は、「フレーム調整」の機能をオンにすることでAIが被写体を自動で認識し、追従して調整してくれます。
自分で設定したい場合は、切り取り位置を変更したいシーンをタイムライン上で選び、
プラスのアイコンをクリックしましょう。
すると、タイムライン上に編集ポイントが表示され、
プレビュー画面の切り取り位置をマウスで動かせるようになるので、好きな切り取り位置に設定してください。
「エクスポート」をクリックすると、サイズを変更した動画が書き出されます。
以上が、WondershareのUniConverterを使って、YouTubeの横型の比率の動画を、TikTokに投稿できるよう、縦型の比率の動画にサイズ変更する方法になります。
Part5.ショート動画をTikTokとYouTubeのどちらにも投稿できるように変換する方法
先述したとおり、TikTokとYouTubeではサポートしている動画のファイル形式が異なります。
そのため、YouTubeにアップした動画のファイル形式がTikTokでサポートされていないものであった場合は、TikTokにも投稿可能な形式に変換する必要がありますが、WondershareのUniConverterはファイル形式の変換も行うことができます。
WondershareのUniConverterでの動画のファイル形式の変換方法を解説していきます。
UniConverterを立ち上げたら、「変換」のメニューをクリックしましょう。
ファイルを追加する画面が表示されるので、形式を変換したい動画ファイルをドラッグやファイルの選択で追加します。
追加したら、このような画面に遷移するので、こちらのアイコンをクリックしましょう。
変換可能なファイルの形式が表示されるので、TikTokでサポートされているファイル形式を選択します。
ここでは、「MP4」を選択します。
後は、「変換」をクリックするだけです。
変換の作業が始まり、完了すると、MP4に変換されたファイルが指定のフォルダに格納されます。
以上が、WondershareのUniConverterで動画ファイルの形式を変換する方法になります。
まとめ
YouTubeに投稿した横型の動画を、TikTokに投稿できる縦型の動画にサイズ変更する方法について解説してきました。
WondershareのUniConverterを活用すれば、動画のサイズ変更やファイル形式の変換などの面倒な作業を簡単に行えるようになるので、YouTubeとTikTokの両方を活用していきたいと考えている方は、ぜひ活用してみてください。