AviUtlは、有料ソフトに匹敵する高度な編集が可能な、無料動画編集ソフトです。
ただ、機能に関しては評価が高いものの、PCにダウンロード/インストールする方法は若干複雑なので、そこで挫折してしまった方も多いのではないでしょうか。
本記事では、AviUtlのダウンロード/インストールの方法から、おすすめのプラグインの導入方法まで、画像付きでわかりやすく解説します。
より直感的に使える代替ツールも紹介するので、自分に合った動画編集ソフトを見つける参考にしてください。
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Part1.AviUtlとはどんなソフトなのか
まず、AviUtlがどのようなソフトなのか、その人気の理由と特徴を見ていきましょう。
☆AviUtlは人気の動画編集ソフト
AviUtlは、Windowsで動作する無料の動画編集ソフトです。1997年に初版が公開されて以来、現在に至るまでアップデートが続けられており、非常に長い歴史と多くの利用実績があります。
☆AviUtlの特徴
AviUtlには、次の4つの特徴があります。
完全無料で利用可能
多くの動画編集ソフトが有料である中、AviUtlはすべての機能を無料で利用できます。これは個人の開発者が善意でAviUtlを提供しているためです。コストをかけずに動画編集を始めたい人にとっては、最大のメリットでしょう。
動作が軽量
AviUtlはソフト自体が非常に軽量なので、スペックの低いパソコンでも快適に動作します。高価なパソコンを用意しなくても、本格的な動画編集に挑戦できる点は大きな魅力です。
プラグインによる高い拡張性
初期状態のAviUtlにはシンプルな機能しかありませんが、プラグインを追加することで性能を飛躍的に向上させられます。たとえば、MP4形式のファイルを出力できるようにしたり、複雑なアニメーション効果を追加したりと、その拡張性は無限大です。
解説やチュートリアルが豊富
AviUtlは歴史が長いソフトなので、使い方やトラブルシューティングに関する情報がインターネット上に溢れています。解説サイトや動画チュートリアルが数多く存在するため、わからないことがあっても自己解決しやすい環境が整っています。
Part2.AviUtlをダウンロード/インストールする方法
ここからは、AviUtlのダウンロード/インストールの手順を具体的に解説します。
AviUtlをダウンロードする方法
AviUtlを使用するには、AviUtl本体と拡張編集プラグインの2つのファイルをダウンロードする必要があります。これらは同じ公式サイトから入手できます。
Step1:AviUtl本体のダウンロード
まずは、開発者の公式サイト「AviUtlのお部屋」にアクセスします。そこで最新バージョンの「aviutlXXX.zip」(XXXはバージョン番号)をクリックしてダウンロードしましょう。
Step2:拡張編集プラグインのダウンロード
次に、最新バージョンの「exeditXXX.zip」をクリックして、こちらもダウンロードしましょう。このプラグインを導入することで、タイムライン形式での編集が可能になります。
AviUtlをインストールする方法
2つのファイルをダウンロードできたら、zipファイルを解凍してインストールしていきましょう。
Step1:作業用フォルダの作成
まずは、AviUtl関連のファイルをまとめておくフォルダを新規作成します。わかりやすい場所にフォルダを作成しておくと、後が楽になります。
Step2:AviUtlの解凍と配置
続いて、ダウンロードした「aviutlXXX.zip」を右クリックし、「すべて展開」または「解凍」を選択します。解凍後に生成されたフォルダの中身をすべてコピーし、先ほど作成した「AviUtl」フォルダに貼り付けます。
Step3:拡張編集プラグインの解凍と配置
次に、「exeditXXX.zip」も同様に解凍します。解凍して出てきたフォルダの中にあるファイルをすべてコピーし、先ほどと同じ「AviUtl」フォルダ内に貼り付けましょう。
これで、AviUtl本体と拡張編集プラグインが統合され、インストールは完了です。
Part3.AviUtlで必須となるプラグイン|導入方法も解説
初期状態のAviUtlは、MP4などの一般的な動画ファイルを読み込むことができません。快適に動画編集をおこなうためには、最低限「入力プラグイン」と「出力プラグイン」の導入が必須です。
AviUtlで必須となるプラグイン2選
こちらでは、必須である入力/出力プラグインと、おすすめのプラグインを紹介します。
1:L-SMASHWorks(入力プラグイン)
MP4やMOV、MKVなど、現在主流の動画・音声ファイルをAviUtlで読み込めるようにするための必須プラグインです。これを導入しないとほとんどの動画素材が編集できないため、必ずインストールしましょう。
2:x264guiEx(出力プラグイン)
編集した動画を、YouTubeやSNSへの投稿に適したMP4形式で書き出すためのプラグインです。高品質・高圧縮なH.264形式の動画を簡単に作成でき、豊富なプリセットから設定を選ぶだけで最適な出力が可能です。「かんたんMP4出力」の名前でも知られています。
AviUtlにプラグインを導入する方法
プラグインを導入する場合も、基本的にはインストール作業と同様に手動でファイルを配置します。
Step1:プラグインのダウンロード
各プラグインの配布サイト(GitHubなど)にアクセスし、最新版のzipファイルをダウンロードします。サイトの説明をよく読み、必要なファイルを間違えないように注意してください。
※前項目の画像で紹介しています。
Step2:ファイルの解凍と配置
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、中身を「AviUtl」フォルダ内に配置します。
L-SMASHWorksは、あらかじめAviUtlフォルダ内に「pulgins」のフォルダを作成しておき、その中に「AviUtl2」→「Iwinput.ai2」を入れましょう。
x264guiExは、「exe_files」をAviUtlファイル内に、「plugins」は中身をAviUtl内のplugins内に移し替えましょう。(ポップアップが出たら、ファイルの置き換えを選択してください)
Step3:AviUtlでの確認
ファイルを配置したら、AviUtlを再起動しましょう。以上で設定は完了です。
Part4.AviUtlがダウンロードできない・使えない方にはUniConverterがおすすめ
AviUtlは無料で高機能なツールですが、導入の手間やプラグイン管理の複雑さ、Windowsにしか対応していないなど、初心者にはハードルが高い部分もあります。
より手軽に、かつ直感的な操作で動画編集を始めたいのであれば、UniConverterがおすすめです。
UniConverterは、動画編集だけでなく、ファイル形式の変換や動画圧縮、AIを使用した画質向上にも対応したオールインワンソフトです。
カットや字幕挿入などの動画編集が直感的に出来るだけでなく、編集後の動画の加工まで思いのままなので、ただ編集するだけでなく、出力形式やファイルサイズなども触りたい人におすすめできます。
対応OS |
WindowsXP/Vista/7/8/8.1/10/11 macOS10.10以降 |
特徴 |
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UniConverterで動画を編集する手順
UniConverterで動画を編集する手順は、以下の通りです。
Step1.ホームから「動画編集」をクリック
ホーム画面から「動画編集」を選択します。
Step2.動画をドラッグ&ドロップでアップロード
編集したい動画ファイルを画面中央にドラッグ&ドロップしましょう。
Step3.タイムラインで編集
動画をアップロードすると、画面下部に動画が配置されます。ここでハサミのアイコンを使えば、不要な部分をカットできます。
Step4.書き出し
編集が完了後、右下の「エクスポート」をクリックすると、高速で動画の書き出しが開始されます。
まとめ
今回は、AviUtlのダウンロード/インストール方法や、プラグインの導入方法、AviUtlに代わる動画編集ソフト「Wondershare UniConverter」について解説しました。
AviUtlは魅力的な動画編集ソフトですが、導入や設定には一定の知識と手間が必要です。本記事で紹介した手順に沿ってダウンロードするか、どうしても難しいと感じる方は、より簡単・直感的に操作できるWondershare UniConverterを検討してみてください。