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SVGファイルとは?PNG・JPGなどのファイル形式の違い、SVGを編集できるオンラインツール・フリーソフト・スマホアプリを紹介

Takashi
Takashi Originally published Jun 09, 25, updated Jun 09, 25

ウェブデザインやアイコン制作でよく目にするのが「SVG」形式の画像です。PNGやJPGといったファイル形式とは異なり、拡大しても劣化しません。こうしたことから、ロゴのようなぼやけて欲しくない画像をSVG形式で扱いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、SVGファイルの概要やPNG・JPGとの違い、SVGを編集できるおすすめのオンラインツール、無料ソフト、スマホアプリを紹介します。

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Part1.SVGファイルとは

SVGとは「Scalable Vector Graphics(スケーラブル・ベクター・グラフィックス)」の略で、XMLベースで記述された画像ファイル形式です。主にロゴ、アイコン、イラストなどの線画に使われ、拡大・縮小しても画質が劣化しないのが最大の特徴です。HTMLやCSSとの親和性が高く、ウェブサイトでもよく利用されています。最近では、アニメーションなどインタラクティブな要素を持たせたSVGも増えており、ウェブデザインやUI設計の現場では欠かせない存在になっています。

SVGファイル(ベクター形式)とPNG・JPGファイル(ラスター形式)の違い

SVGファイルとPNG・JPGファイルの大きな違いは、画像の構造にあります。SVGはベクター形式と呼ばれ、点と線、図形を数式で表現するため、どれだけ拡大しても画質が劣化しません。一方、PNGやJPGはラスター形式と呼ばれ、ピクセル単位の情報で画像を構成しています。このため、解像度を上げるとファイルサイズが大きくなり、拡大するとぼやけたり粗くなったりする欠点があります。

こうしたことから、PNGやJPGは写真向きという特性があるのに対し、SVGは図形やロゴに向いています。これらの違いを理解して使い分けることで、より効率的な画像制作が可能となります。

SVGファイルのメリット・デメリット

SVGファイルの最大のメリットは、拡大縮小しても画質が劣化しない点です。ロゴやアイコンなど、サイズの異なる媒体に同じデータを使い回せるため、ウェブ制作やアプリ開発において非常に重宝されます。また、テキストベースで記述されるため、検索エンジンが内容を読み取ることができ、SEOにも有利です。さらに、CSSやJavaScriptと連携することでアニメーションやインタラクティブな動きも簡単に実現できます。

一方で、複雑な写真やグラデーションの再現には不向きで、ラスター形式の画像に比べて表現力に限界があります。また、WordPressのようなCMSではセキュリティ上推奨されなかったり、X(旧Twitter)・Facebook等のSNSではSVGが対応していなかったりすることもあるため、利用できるかどうかの確認が必要です。

SVG画像の作成方法

SVGファイルのようなベクター形式用の画像編集ツールがいくつか用意されています。なかには、Adobe IllustratorのようにSVG画像を自動生成できるツールも存在します。使い方は簡単で、プロンプトに生成したい画像の特徴を入力します。すると、ベクター形式の画像が自動的に生成されます。生成された画像のサイズや装飾を編集し終えると、SVG形式の画像を書き出すだけです。

Part2.SVGファイルを編集できるオンラインツール・フリーソフト・スマホアプリ9選

以下では、SVGファイルを編集できるオンラインツール・フリーソフト・スマホアプリを紹介します。

1.Adobe Illustrator

A Adobe Illustratorは、Adobe社によって開発され、現在も継続して進化を続けている業界標準のベクターグラフィックソフトです。ベジエ曲線を描けるなど従来の本格的な描画機能に加え、生成AI機能も追加されています。

項目

内容

対応OS

Windows / macOS

機能

フルSVG編集、レイヤー、グラデーション、タイポグラフィ、3Dツールなど

メリット

業界標準、豊富な機能、プロ向けの精密なデザインが可能

デメリット

高価なサブスクリプション制、有料のみで初心者にはハードルが高い

おすすめ度

★★★★★

2.Inkscape

Inkscapeは、Inkscape Projectチームによって開発された老舗のSVG編集用フリーソフトです。ベジエ曲線やスピロ曲線など、柔軟なデザインを編集可能なのが特徴です。

項目

内容

対応OS

Windows / macOS / Linux

機能

完全なSVG編集、フィルター、レイヤー、パス処理

メリット

フリーソフトなのに高機能、商用利用も可能

デメリット

操作がやや複雑、起動が遅いことがある

おすすめ度

★★★★☆

3.Vectornator

Vectornatorは、Linearity社(旧Linearity GmbH)によってに開発されたフリーソフトです。UIが現代風で、iPadでSVG画像を編集するなら、このアプリ一択でしょう。

項目

内容

対応OS

iOS / macOS

機能

フルSVG編集、レイヤー、AI描画支援、PDFエクスポート

メリット

Appleデバイスに最適化、高機能で無料

デメリット

Windows非対応、学習コストあり

おすすめ度

★★★★☆

4.Infinite Design

Infinite Designは、 Infinite Studio LLC によって提供されている買い切りタイプのSVG編集アプリです。数少ないスマホ対応のSVG画像編集アプリながらも、高機能です。

項目

内容

対応OS

Android専用

機能

ベクター描画、対称描画、無限キャンバス、SVGエクスポート

メリット

Androidで直感的に描ける、多機能

デメリット

iOS非対応、無料版もあるが、有料版でないと多彩な機能が使えない

おすすめ度

★★★☆☆

5.Boxy SVG

Boxy SVGは2013年に開発されたSVG編集ソフトで、もともとmacOS用のアプリでした。消しゴムツールや筆の選択など、基本的な画像編集機能が搭載されています。

項目

内容

対応OS

Windows / macOS / Linux / ブラウザ版(オンライン)

機能

SVG描画、Google Fonts連携、CSSスタイル編集

メリット

インターフェースが直感的、SVG仕様に忠実

デメリット

一部機能は有料、やや動作が重い

おすすめ度

★★★☆☆

6.Vectr

Vectrは、米・Vectr Labs社によって2016年に開発されたフリーソフトであり、画像生成や背景除去など、AI編集機能が搭載されていることが特徴です。 です。

項目

内容

対応OS

Windows / macOS / Linux / Chrome OS / ブラウザ版(オンライン)

機能

ベクター描画、リアルタイム共有、クラウド保存

メリット

無料でシンプル、AI機能が搭載されているので初心者向け、インストール不要

デメリット

日本語UIがないので使いにくいかも

おすすめ度

★★☆☆☆

7.Vector Ink

Vector Inkは、 Vector Ink LLC 社によって提供されているベクター形式画像用の編集アプリで、オンライン版も用意されています。基本的な画像編集機能が搭載されており、UIがシンプルなのが特徴です。

項目

内容

対応OS

iOS / Android / ブラウザ版(オンライン)

機能

SVG編集、レイヤー、図形、エクスポート、パス調整

メリット

マルチプラットフォーム対応、スマホでも本格編集可能

デメリット

日本語未対応、一部有料機能あり

おすすめ度

★★☆☆☆

8.Method Draw

Method Drawは 「SVG-Edit」プロジェクトを引き継いだフリーソフトであり、 Mark MacKay 氏が2021年に復活させました。鉛筆や消しゴム、文字入力など、基本的な画像編集機能が搭載されています。

項目

内容

対応OS

ブラウザ版(オンライン)

機能

図形描画、テキスト、パス編集

メリット

軽量でシンプル、完全無料

デメリット

機能が非常に限定的、拡張性なし

おすすめ度

★★☆☆☆

9.Corel Vector(旧Gravit Designer)

Corel Vector(旧Gravit Designer) は、Corel Corporation傘下で開発されたSVG編集ソフトです。多彩なテンプレートが用意されていましたが、現在は無料版では使用できません。

項目

内容

対応OS

Windows / macOS / Linux / Chrome OS / ブラウザ版(オンライン)

機能

レイヤー、ベクター描画、クラウド保存、PDF/SVGエクスポート

メリット

モダンなUI、クラウド同期が便利

デメリット

無料版は機能制限あり、保存形式に制約

おすすめ度

★☆☆☆☆

Part3.SVGをPNG・JPGに変換するならUniConverter

SVGファイルのなかには、多色でキャッチーな画像が提供されていることが多く、PNGやJPGなどの画像に変換し、画像のパーツとして使いたい方がいらっしゃるかもしれません。

SVGファイルをPNGやJPGに変換したい場合は、UniConverterが便利です。もともと動画変換で人気ですが、画像変換機能も搭載されており、SVG形式を高画質のPNGやJPGに簡単に変換できます。直感的な操作が可能で、複数ファイルの一括変換や出力品質の調整もできるため、ウェブ用画像や資料作成に最適です。高度な画像編集はできませんが、形式の変換用途としては非常に優秀なツールです。

そこで、UniConverterを使って、SVGファイルをPNG・JPGファイルに変換する手順を紹介します。

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UniConverterでPNG形式の画像をSVG形式に変換する方法

Step1. PNGファイルに変換したいSVGファイルを選択

UniConverterを起動し、画面中央に表示される「画像」タブを選択します(①)。

画面左下の「画像変換」タブを選択します(②)。

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PNGファイルに変換したいSVGファイルを選択しましょう(③)。

Step2. 変換後の画像ファイルのカスタマイズ

UniConverterにSVGファイルが取り込まれるので、「設定」ボタンをクリックします(④)。

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「画像」タブを選択し(⑤)、ファイル形式を「PNG」に設定します(⑥)。同時に、解像度も設定しましょう(⑦)。

Step3. 変換の実行

変換後のファイル形式が「PNG」に設定されていることが確認されます(⑧)。設定に問題がなければ、「変換」ボタンをクリックします(⑨)。

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PNGファイルが出力されます(⑩)。

まとめ

SVGファイルは拡大しても劣化しないベクター形式の画像として、ウェブデザインやロゴ制作で広く活用されています。SVG編集には専用ツールが必要ですが、用途に応じてオンラインツールやスマホアプリ、PC用のフリーソフトなど多彩な選択肢があります。もし良デザインのSVGを発見し、PNGやJPGなどの画像ファイル形式に変換したい場合は、UniConverterが非常に便利です。直感的な操作で画像形式の変換ができ、複数ファイルの一括処理や高品質な出力にも対応しています。SVG形式の画像に興味のある方は、編集と変換の両面から活用できる環境を整えてみましょう。

Part4.SVGファイルの編集に関するよくある質問(FAQ)

  • SVGが表示されませんでした。表示させるための対処法を教えてください。
    SVGファイルがスマホで表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。まず、使用しているアプリやブラウザがSVG形式に対応しているか確認しましょう。SafariやChromeなどの最新ブラウザであれば表示可能ですが、古いバージョンや一部のファイル管理アプリでは対応していない場合があります。また、ファイルが破損している、拡張子が誤っている、またはCSSやJavaScriptとの連携に問題がある場合もあります。別のブラウザを試すか、SVGビューアーアプリを使うと解決することがあります。