最近ではSNSやブログに写真・画像を掲載する機会が増えたことで、画像のサイズを調整したいと感じる人が増えてきています。
ただ、JPEG形式の画像では「ただでさえ画質が低くなりやすいにも関わらずさらに画質が悪くなってしまうので何とかしたい」と悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「JPEG形式の画像を、画質をできるだけ落とさずサイズダウンしたい」という方に向けて、JPEG形式の画像サイズを小さくできるオンラインツールを紹介していきます。
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Part1.JPEG形式の画像の特徴・メリットデメリット
まずはJPEG形式のファイルについて詳しくない方のために、JPEG形式の画像の特徴や、サイズを小さくするメリット・デメリットを解説します。
☆JPEG形式の画像の特徴
JPEGとは、画像の形式として最も使用されているファイル形式のひとつです。
その最大の特徴は「比較的小さなファイルサイズでデータを保存できる点」であり、特にサイト内に多くの画像を使用するメディア・WEBサイトなどではサイトが重たくならないようにPNGではなくJPEG形式の画像を使うことが多いとされています。
JPEG形式のファイルサイズが小さいのは「非可逆圧縮」(画像の一部のデータを間引いたり、近しい表現を用いることでデータサイズを小さくする仕組み)を採用しているからです。
これはデータサイズを小さくできる反面、圧縮したデータを元に戻そうとしても必要なデータが削除されていたり、別の近しい何かに置き換わってしまっているので元の画質に戻すことはできないというデメリットも持っています。
なので、サイズの大きい写真・画像をJPEG形式に変換するときや、別形式のファイルをJPEG形式に変換するときには十分注意しましょう。
☆JPEG形式の画像サイズを小さくするメリット
JPEG形式は前述の通りデータサイズもかなり小さいですが、そんなJPEG形式の画像サイズも小さくするメリットは何があるのでしょうか。
JPEG形式の画像サイズを小さくするメリットは以下の通りです。
- PCやスマホのストレージを圧迫しづらくなる
- WEBサイトに画像を掲載するときなどに動作が重たくなりにくい
やはりJPEG形式の画像サイズを小さくするメリットは「さらにファイルサイズを小さくすること」です。
JPEG形式ならある程度はストレージの圧迫を気にしなくてもよくなるものの、たとえば「SNSに投稿する写真をよく使うので、撮影したままの縦横比では無駄な部分も多い」という方であれば、サイズを小さくして保存することでさらにストレージを軽くすることができるでしょう。
扱う写真・画像の数が多い方、自身でWEBサイトを運営している方にとっては、JPEG形式の画像をさらにサイズダウンさせることはメリットが多いと言えます。
☆JPEG形式の画像サイズダウンするデメリット
ファイルサイズなどの面から見ればメリットが多いJPEG形式ですが、画質的な面から見ればデメリットも多いとされています。
JPEG形式の画像サイズを小さくするデメリットは以下の通りです。
- 画像の細かい部分や文字が見えづらくなる
- サイズを変更する度に画質が落ちていく
JPEG形式はファイルサイズを軽くするために余計なデータを削除しているので、そもそもの画質は他のファイル形式に比べると低いとされています。
よって、サイズを小さくするとその分細かい部分が潰れてしまうこともあり、画像の本来持っていた印象などを壊してしまう危険性があります。
また、JPEG形式は非可逆圧縮を採用しているので、サイズを変更して保存するたびに画質が落ちてしまいます。
なので、頻繁に画像のサイズを変更する方にとってはデメリットが多いと言えるでしょう。
Part2.JPEG形式の画像のサイズダウンするサイトを厳選して3つ紹介
ここまではJPEG形式の画像の特徴やサイズを小さくすることのメリット・デメリットを解説したので、ここからは実際にJPEG形式の画像サイズを小さくできるオンラインサイトを4つ紹介します。
以下のサイトを使用する前には必ず前項で解説した内容をよく読み、JPEG形式の画像サイズを変更するデメリットなどを理解したうえで使用するようにしましょう。
シンプルな操作で画像サイズを小さくできる定番サイト【バナー工房】
バナー工房は、画像をアップロードするだけで簡単に縦横のサイズを変更できる無料サイトです。
日本語にも対応しているので日本人でも使いやすく、指定サイズの入力やリサイズ後にそのまま画像の保存or編集に進むことも可能です。
とにかく手軽にJPEG形式の画像サイズを小さくして保存したい・そのまま同サイト内で別の加工をおこないたい方にはおすすめのオンラインサイトです。
対応ブラウザ |
Google Chrome / Firefox / Safari など |
特徴 |
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複数画像の一括サイズ変更に対応【ILoveIMG】
ILoveIMGは、複数のJPEGファイルをまとめて一括リサイズできるオンラインツールです。
画像の幅・高さをピクセル単位で指定したり、パーセンテージで縮小することも可能なので、細かなサイズ変更にも対応しています。
基本的には英語表示ですが、操作アイコンなどがわかりやすいので英語が読めない方でも直感的にJPEG形式の画像のサイズを小さくすることができるでしょう。
対応ブラウザ |
Google Chrome / Firefox / Microsoft Edge など |
特徴 |
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SNS向けサイズプリセットが豊富【Adobe Express】
Adobe Expressは、Photoshopなどで有名なAdobe社が提供する画像加工ツールです。
リサイズ機能も搭載しているので、画像をInstagramやXで使用するサイズにワンクリックで変更することが可能です。
画像の縦横サイズを自由に設定できるだけでなく、豊富なデザインテンプレートを使って画像の加工・編集までおこなえるので、ただサイズを変更するだけでは物足りない方にはおすすめのオンラインツールだと言えます。
対応ブラウザ |
Google Chrome / Firefox / Microsoft Edge / Safari |
特徴 |
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Part3.JPEG画像のサイズを一括で小さくする方法
「何枚ものJPEG画像を一つひとつリサイズするのは面倒」
「ただサイズを変更する以外の編集も一括でおこないたい」
そんな方には、Wondershare UniConverterがおすすめです。
UniConverterの機能は基本的に「複数画像をアップロードすれば全ての画像を一括で加工できる」ように設計されているので、JPEG形式の画像の一括サイズ変更はもちろん、その他の画質補正や背景削除をおこないたい場合も一括でおこなうことができます。
操作もシンプルかつ自動でおこなってくれる場合もあるので、とにかく時短でJPEG形式のファイルのサイズ変更や加工をおこないたい方にはUniConverterがおすすめです。
対応OS |
Windows XP/ Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 macOS 10.10以降 |
特徴 |
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UniConverterでJPEG画像のサイズを一括でダウンする手順
ここからは、UniConverterで実際に画像サイズをダウンする手順をわかりやすく解説します。
Step1.ホームから「一括画像エディター」をクリック
Step2.サイズを変更したい画像・写真をドラッグ&ドロップ
※複数の画像を貼り付けることで、一括でサイズ変更することができます
Step3.「サイズ変更」から変更したいサイズを選択し、「すべてエクスポート」をクリック
※用途が決まっているのであれば、すでに用意されているサイズを選択して使用
まとめ
今回は、JPEG形式の画像のサイズを小さくする方法について解説しました。
JPEG形式はデータサイズがそもそも小さいというメリットがありますが、その分画質に関しては細心の注意を払う必要があります。
個人でJPEG形式の画像をサイズダウンしたい場合は無料のオンラインツールを使用する、業務で利用する場合は「一括サイズ変更が可能」「画質の劣化を抑えられる」という点が魅力的なUniConverterを使用してみることをおすすめします。
JPEG形式についてと各オンラインツールについて十分に理解し、自分にあったツールを探してみてください。