YouTubeのライブ配信を視聴していて「あとで見返したいのにダウンロードできない」と困ってしまった経験はないでしょうか。YouTubeライブは通常の動画と異なり、必ずしもアーカイブとして残りません。公開されているアーカイブのダウンロードは可能ですが、残らない場合は保存が難しくなります。
そこで今回は、YouTubeのライブ配信がダウンロードできない原因と保存するための解決法を紹介します。
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Part1.YouTubeライブ配信はダウンロードできる？
YouTubeライブ配信とは、配信者がリアルタイムで映像や音声を視聴者に届ける仕組みです。通常の動画があらかじめアップロードされたファイルであるのに対し、ライブはその瞬間に撮影されたデータが直接配信されます。コメントやチャットで視聴者と交流できるのも特徴で、イベントや講演、ゲーム実況など幅広い分野で利用されています。
ライブ配信と通常動画の違い
YouTubeの通常動画はアップロードされたファイルがサーバーに保存されており、視聴後も動画データとして存在するため、ダウンロードやツールでの取得が比較的容易です。一方、ライブ配信はリアルタイムで視聴者に届く映像をストリーミング方式で配信するため、視聴中には「連続した動画ファイル」としてまとめられていません。とくにライブ配信は、TSファイルと呼ばれる小さな断片に動画を小さな断片に分割し、それらをm3u8というプレイリストで管理することが一般的です。このため、通常の動画ファイルを丸ごと取得することが難しく、保存やダウンロードできないケースが多いです。
アーカイブが残っていない場合はダウンロードできない
YouTubeではライブ配信終了後、配信者が設定すればアーカイブとして自動的に公開されます。このアーカイブは通常動画と同じ形式で扱われるため、各種ツールを使えば保存も可能です。しかし、配信者が非公開にした場合やアーカイブを残さない設定を選んだ場合、その動画は視聴できなくなり、当然ダウンロードもできません。つまり、アーカイブの有無が保存できるかどうかを左右する大きなポイントになります。
アーカイブが残っていない場合は画面録画で保存
アーカイブが残らない場合は、YouTubeの仕様上ダウンロードができません。そのためYouTubeのライブ配信を保存したい場合には、ライブ配信を開始から終了まで再生した状態で、画面録画ツールで映像を保存する必要があります。
画面録画ツールは、PCやスマホなどさまざまな端末用に提供されています。
関連記事：YouTube（ユーチューブ）のアーカイブ動画とは？ライブ配信をアーカイブ動画として公開する方法を解説！
Part2.YouTubeのライブ配信を画面録画して保存する方法
以下では、YouTubeのライブ配信を画面録画する方法を紹介します。
☆サードパーティ製ソフトで画面録画
安定した品質で長時間の録画を行いたい場合は、専用の録画ソフトを導入するのがおすすめです。たとえば、UniConverterやOBS Studio、Bandicamといったソフトは高画質録画に対応し、配信のスケジュール録画機能を持つものもあります。さらに録画後の編集やフォーマット変換にも対応しているため、保存したライブ配信を自分の用途に合わせて加工できます。
☆パソコンの標準機能で画面録画
PCを使う場合には、標準機能を利用すれば追加ソフトなしで画面録画が可能です。Windowsの場合、「ゲームバー」を使ってアプリやブラウザで再生中のライブを録画できます。
またMacの場合、「QuickTime Player」やスクリーンショットアプリが標準で用意されています。これらのツールを活用することで、新規画面収録からライブ映像をキャプチャできます。
☆スマホで画面録画
AndroidやiPhoneなどスマートフォンから画面録画することが挙げられます。
AndroidやiPhoneには画面録画機能が標準搭載されています。iPhoneの場合、コントロールセンターにある「画面収録」ボタンを押すだけで、配信映像と音声を同時に記録できます。Androidの場合も、バージョン11以降では「スクリーンレコード」機能が搭載されています。
また、Google Play StoreやApple App Storeから画面録画機能をもつアプリをインストールすることで、画面録画が可能になります。こうしたアプリは、標準搭載のツールよりも多機能である傾向があります。
☆ブラウザ拡張機能で画面録画
Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザには、画面録画ができる拡張機能が多数公開されています。たとえば、「Screencastify」や「Loom」といった拡張機能が代表的であり、ブラウザ上で再生しているYouTubeライブをそのまま録画できます。拡張機能はインストールが容易で、クラウド保存や共有リンク作成といった付加機能も備えているケースもあります。ただし、無料版では録画時間に制限がある場合があるため注意が必要です。
☆オンラインツールで画面録画
専用アプリを入れずに使えるWebベースの録画サービスを利用する方法もあります。たとえば、「Apowersoft オンライン録画ツール」はブラウザ上で動作し、インストール不要で手軽に利用できます。録画した動画をそのまま保存できるため、短時間の配信や一時的な利用に向いています。ただし、インターネット接続の安定性に依存するため、長時間配信の録画は完全にはできないかもしれません。
Part3.YouTubeのライブ配信を保存する方法
YouTubeのライブ配信を確実に保存したい場合には、オールインワン動画ソフト「Wondershare UniConverter」を活用するのがおすすめです。UniConverterには、動画の変換や圧縮だけでなく、「画面録画機能」 が搭載されており、アーカイブが残らないライブ配信でも高画質・高音質で録画できます。また、アーカイブが公開されている場合には通常動画としてダウンロードも可能なため、「ダウンロード」と「録画」の両方に対応できる点が大きな強みです。さらに録画後の編集やフォーマット変換、スマホやタブレットへの転送もワンストップで行えるので、初心者から上級者まで幅広く利用できます。
そこで、UniConverterの画面録画機能を使ってYouTubeのライブ配信を保存する手順を紹介します。
UniConverterを使ってYouTubeのライブ配信を画面録画する手順
Step1. 画面録画ツールを起動
UniConverterを起動し、「動画」タブをクリックします（①）。
画面中央に表示される「スクリーンレコーダー」タブを選択しましょう（②）。
続いて、「画面録画」タブをクリックします（③）。
Step2. 画面録画の設定
明るいエリアが画面録画される範囲なので、YouTubeのライブ配信の画面に合わせましょう（④）。
Step3. 画面録画の開始・終了
画面録画を開始するときは「REC」ボタンをクリックしましょう（⑤）。
画面録画を終了するときは「■」ボタンをクリックします（⑥）。
すると、自動的に画面録画したYouTubeのライブ配信動画が保存されます（⑦）。
まとめ
YouTubeのライブ配信は、配信後にアーカイブが残っていれば通常動画と同じように保存できますが、アーカイブを残さない設定の場合はダウンロードできません。この場合、画面録画での保存が唯一の方法となります。スマホやPCの標準機能を利用すれば手軽に記録できますが、長時間配信や高画質での保存を求めるなら、専用ソフトを活用するのがおすすめです。
UniConverterはダウンロードと画面録画の両方に対応し、編集や変換機能も備えているため、幅広いニーズに応えられます。自分に合った方法を選び、安全にYouTubeライブを楽しみましょう。
