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RAWデータをjpeg形式に変換する方法を解説!オススメのフリーソフトも紹介!
編集者 Takashi • 2024-10-25 16:08:05
皆様はRAWという形式のファイルデータを目にしたことがあるでしょうか。撮影した写真のデータをみると、拡張子が.rawになっていることがあります。JPEGと比べて情報量の多いRAWはファイル容量が大きいので、ファイル変換を行い扱いやすくするという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなRAWをJPEGに変換するおすすめのソフト・サイト6選及び変換方法をまとめました。ファイル変換にお悩みの方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
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Part1. RAWとはどんなデータを指す?
デジタルカメラで撮影された写真のデータは、RAWファイルとして保存されます。これは完成されていないデータのことを示しており、生データや未加工データとも呼ばれます。
RAWファイルは画像ファイル形式の中でも特殊で、データの調整や編集をすることが可能です。そのため、グラフィック作品などには最適なファイル形式といえますが、ファイル容量が大きくなるので場合によっては他のファイル形式に変換が必要となります。
本項目ではRAWファイルのイメージが上手く湧かない方のために、RAWファイルデータの詳細を説明します。
処理が完了していないデータ
RAWファイルはカメラやスキャナーで撮影したり取り込んだ情報を、修正や編集などを行わずそのまま保存したものです。無加工のデータであると捉えるとわかりやすいかもしれません。
データ量が大きい
RAWファイルの特徴としては、データ量がかなり大きいことがあげられます。
RAWファイルは編集や圧縮などを行っていないデータのため、JPEG形式やPING形式に比べて表現可能な色数がかなり多くなっています。一眼レフカメラで撮った写真をイメージすると分かりやすいかもしれません。
ビット数で説明するとRAWファイルは12~18ビットで保存されるため、JPEG(8ビット)形式に変換する時にも画質を劣化させることなく調整を行えるというメリットがあります。
その分データ量もかなり大きくなってしまうので、すぐにストレージが一杯になるなどのデメリットが生じます。
閲覧・編集には専用ソフトが必要
RAWファイルは基本的に編集や調整が行われることを前提としたデータのため、閲覧・編集には専用のソフトが必要です。
RAWファイルを編集・閲覧できるソフトとしてはAdobe LightroomやPhotoshop、CanonのDigital Photo Professionalなどが有名ですが、その他にも無料で使用できるソフトなどもあるので、そちらは後の項目で解説します。
Part2.RAWとJPEGの違いは?
本項目では、RAWファイルとJPEGの違いについて解説します。
ファイルのサイズ
前述の通り、RAWファイルは未圧縮のデータのためファイルサイズが大きいという特徴があります。
そしてJPEGには、データが既に圧縮されており小さいため管理がしやすいという特徴があります。
基本的にRAWファイルは最後はJPEGなどの別形式に変換して使用されます。
画質の差
RAWファイルはカメラで撮影したデータがそのまま未加工かつ非圧縮の状態で保存されているものであるため、撮影したままの高画質な状態が保たれています。
一方JPEGはデータが圧縮された状態のものであるため、RAWファイルだった時と比べると画質が荒くなる、色データの一部などが失われてしまうなどの問題が発生し、画質が低下してしまうという特徴があります。
ただし、RAWファイルは基本的にそのままだと使用が難しいため、ファイル形式を変換してある程度の画質が失われてしまうことは許容しなければいけません。
Part3. RAWからJPEGに変換するフリーソフト6選
1.RAW,JPEG含め1,000種類以上の形式をサポートUniConverter(ユニコンバーター)
ファイル変換ソフトのUniConverter(ユニコンバーター)なら、画像ファイルの変換も簡単に行えます。高速処理と充実した機能が魅力的で、データファイルを扱いやすくするためのツールとして活躍してくれます。初心者でも使いやすいインターフェイスになっているので、迷わず操作ができ安心して利用することができます。
これまではRAWデータを編集できる画像編集ソフトを紹介してきましたが、そこまで高機能なものは必要ない、使い方も分からないしRAWファイルを閲覧できるように変換できたら充分という方にはWondeshare UniConverterをおすすめします。
RAWやJPEG形式に対応しているのはもちろん、動画も合わせると約1,000種類以上の形式をサポートしているので、このソフトを1つ持っているだけであらゆる形式の動画や画像に対応することができます。
ただしRAWファイルを直接編集することはできないので気を付けてください。
ソフト名 |
Wondershare UniConverter |
特徴 |
|
対応OS |
Windows、macOS |
有料/無料 |
有料(無料でも制限ありで使用可能) |
・メリット
|
デメリット
|
RAWやJPEGはもちろん、動画などのファイルも含めて1000種類以上の形式をサポートしています。一通りの編集も行えるので、変換のついでにサクッと調整でき便利です。
無料でも試すことができますが、基本的には有料のソフトになるので、必要に応じて購入が必要になります。
対応OSや言語
WindowsおよびMac OSに対応しています。また、日本語で利用することが可能です。
Wondershare UniConverterを使用してRAWデータからJPEG形式に変換する手順
ここからはWondershare UniConverterを使用してRAWデータからJPEG形式へ変換する手順を紹介します。
※ソフトをダウンロードする手順は省いて解説します。ご了承ください。
Step1.「ツール」から「画像変換」をクリック
ソフトを起動後、メニューの「ツール」から「画像変換」をクリックします。
Step2.画像を読み込んだ後「JPEG」を選択し変換
変換したい画像データをドラッグ&ドロップしたあと、出力形式を「JPEG」にし「変換」をクリックすると変換が完了します。
※取り込んだデータを右クリックし「プレビュー」を選択すると事前にプレビューが確認できます。
2.Photoshop
Adobeが提供する画像編集ソフトのPhotoshopには、画像ファイルの一括変換が行える機能が備わっています。ファイル変換と併せて高度な編集を行いたい方向けのソフトになります。
長所・短所
世界中で利用されている画像編集ソフトなので、安心して使用することができます。クリエイティブな細かい作業が可能なので重宝しますが、利用料金は高額になります。
ファイル変換のみでの使用であれば、他のソフトの方が使い勝手が良いかもしれません。
対応OSや言語
WindowsおよびmacOSで利用でき、日本語を含む世界の主な言語に対応しています。
PhotoshopでRAWをJPEGに変換する方法
Step.1ソフトを起動し、メイン画面を開きます。画面上部の「ファイル」を選択し、「スクリプト」「イメージプロセッサ」へと進みます。
Step.2ポップアップで表示された画面から、変換したいrawファイルの追加や出力設定(jpeg)などを行います。
Step.3最後に右上にある「実行」ボタンをクリックすれば、ファイルの変換が開始されます。
3.iLoveIMG
ブラウザ上で作業が行えるオンラインの画像変換ツールになります。パソコンへのインストールが不要なので、手軽に利用でき便利です。
長所・短所
ファイル変換だけでなく画像に関する処理は一通りできます。画像ファイルを扱うソフトのような細かい設定などはできませんが、複雑な作業が必要ないときに利用する手段としては最適です。
ただし、ユーザー登録をしないと制限が掛かるので注意してください。
対応OSや言語
ブラウザで処理を行うWEBサービスで、日本語で利用できます。
iLoveIMGでRAWをJPEGに変換する方法
Step.1 サイトのメイン画面で「JPGに変換」をクリックします。
Step.2 表示された画面に変換したいファイルをアップロードしてください。
Step.3 ファイルが追加されたことを確認し、右下の「JPGに変換」から変換を開始します。
4.Convertio
Convertioはオンラインでファイル変換ができるWEBサイトで、100MBまで無料で利用できます。基本的なファイル形式に対応しているので、一般的なデータであれば問題なく使えるツールといえます。
長所・短所
変換作業がオンラインで完結できるのは非常に便利ですが、無料で使用する際は制限があります。多くのファイルを変換したいときは有料プランがおすすめです。
ただし料金のコースが複数あるので、合うものを選ぶためにコースを考えなくてはいけないのが少々煩わしくも感じます。
対応OSや言語
ブラウザから利用でき、日本語で操作が可能です。
ConvertioでRAWをJPEGに変換する方法
Step.1 サイトにアクセスし、変換したいRAWファイルを追加します。
Step.2 出力したいファイル形式を「JPEG」にし、「変換」ボタンをクリックしてください。
Step.3 しばらくすると変換が終了します。右側の「ダウンロード」ボタンから変換されたファイルを保存し完了です。
5.Snapseed
Googleが提供する無料の画像加工アプリになります。使いやすい操作画面でRAWファイルの編集も簡単に行えるので、よくデジタルカメラで撮影するという方は持っていると便利なアプリです。
長所・短所
画像の加工アプリとして優秀なので多くの方が利用しており、初心者でも安心して使用することができます。完全無料で追加の課金要素もありません。
ただし、最新のデジタルカメラで撮影されたRAWには対応しきれていないので、利用の際は確認しましょう。
対応OSや言語
Android、iOSで利用でき、日本語対応もされています。
SnapseedでRAWをJPEGに変換する方法
Step.1 アプリを開き、右上のボタンから「設定」に進みます。
Step.2 メニューの一番下にある「形式と画質」をタップし、保存するファイル形式を選択します。
Step.3 必要であれば画像の編集を行い、「エクスポート」から保存をします。
6.RAW現像
RAWデータを編集することをRAW現像と呼びますが、その方法としては一般的に専用のソフトやアプリを利用します。RAW現像で画像を編集したのちJPEGで保存すれば、ファイル形式の変換をしなくても良いので便利です。
長所・短所
RAW現像ができるソフトやアプリには様々なものがあります。無料のものから有料のものまで、自分のスタイルに合わせて選べます。
ただし、多くのファイルを一括で変換したいというときには別の変換ソフトの方が有効です。
対応OSや言語
ソフトによって様々ですが、ほとんどがWindows、MacOSに対応、また日本語での利用も可能となっています。
RAW現像でRAWをJPEGに変換する方法
変換方法は各ソフトで異なりますが、基本的には保存の形式をJPEGになるよう設定しておけば、保存時に自動で任意のファイル形式になります。
Part4.RAWデータをJPEGに変換する際に気を付ける点
最後にRAWデータを変換する際に気を付けるべき点を3つ紹介します。
画質はある程度劣化する
RAWデータをJPEGに変換すると、画質はどうしても低下してしまいます。
これはRAWをJPEGに変換する際に必ず圧縮されてしまうことが原因なので仕方がありません。気になる方は変換後の画像にフィルターをかけるなどの編集で調整するようにしましょう。
JPEGをRAWの形式には戻せない
JPEG形式に変換したデータをRAW形式に戻すことはできません。
なので変換する際はRAWデータのバックアップをとっておきましょう。
扱えないRAWデータもある
RAWのファイルは、各カメラごと、メーカーごとに少しずつ違いがあります。
フリーソフトによっては扱うことができないRAWデータも存在するため、確実に現像したい場合はカメラを購入した際に付属しているRAW現像用のソフトを使用しましょう。
Part5. RAWをJPEGに変換するにはよくある質問
画質の劣化について
JPEGにするとどうしても画質が低下します。これはファイルを圧縮しているので避けられない問題ですが、圧縮率の調整や加工などで上手くバランスを取れば綺麗に仕上げることも可能です。
JPEGをRAWに戻したい
JPEGは非可逆圧縮方式のデータになるので、一度圧縮してしまうと元には戻せません。もしものときのために、RAWデータは別の場所にバックアップしておくと安心です。
扱えないRAWデータとは
RAWファイルはカメラごとに異なります。そのため、RAWを扱うときはカメラ購入時についてくるRAW現像用のソフトを使用するのが確実です。他のソフトなどを利用する際は、使用しているメーカーのデータが利用可能か確認しましょう。
まとめ
RAWファイルをJPEGに変換する方法として、変換ソフトだけでなくオンラインサービスやスマホアプリなども紹介しました。それぞれにメリットデメリットがあるので、自分に合う手段を試してみてください。
画像ファイルだけでなく、他のデータもファイル変換をしたいというときにおすすめなのが、UniConverter(ユニコンバーター)になります。安定した処理でだれでも満足できる仕上がりが期待できます。体験版も公開されているので、気になった方はぜひ試してみてください。
Takashi
staff 編集者