動画編集において動画から音声を消すニーズは非常に高まっています。撮影時に入り込んだ不要な会話や風の音を消したい、著作権のあるBGMを差し替えたい、ナレーションを別撮りで入れ直したいなど、理由はさまざまです。特にMP4形式の動画は、SNSや動画配信プラットフォームで最も多く使用されるフォーマットであるため、音声削除方法を知っておくことは非常に重要です。
本記事では、パソコンで動画の音声を削除する基本的な方法から、「人の声だけ消したい」「BGMだけ消したい」といった動画の特定の音声を消す高度なテクニックまで、徹底的に解説します。動画編集初心者から中級者まで、すべての方に役立つ完全ガイドです。
Part1. パソコンで動画の音声を削除するソフト5選【MP4対応・比較表付き】
パソコンで動画の音声を削除できるソフトは数多く存在しますが、その中でも特に使いやすく、MP4形式に対応した優れたソフトを5つ厳選してご紹介します。それぞれのソフトには特徴があるため、用途や目的に応じて最適なものを選ぶことが大切です。
| ソフト名 | 価格 | MP4対応 | AI音声分離 | 使いやすさ | 対応OS | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| UniConverter | 有料(無料版あり) | ◎ | ◎ | ◎ | Windows/Mac | ★★★★★ |
| Clipchamp | 無料(一部有料) | ◎ | × | ◎ | Windows | ★★★★☆ |
| VLC Media Player | 完全無料 | ◎ | × | △ | Windows/Mac/Linux | ★★★☆☆ |
| Audacity | 完全無料 | ○(要変換) | △ | △ | Windows/Mac/Linux | ★★★☆☆ |
| Adobe Premiere Pro | 有料(サブスク) | ◎ | ○ | △ | Windows/Mac | ★★★★☆ |
1-1 UniConverter - MP4に最適化された最強ツール ★おすすめ
Wondershare UniConverterは、動画変換・編集・圧縮・録画などあらゆる動画処理をオールインワンで行えるソフトウェアです。MP4をはじめとする1,000種類以上のフォーマットに対応しており、動画から音声を削除する機能はもちろん、AIを活用したボーカルリムーバー機能によって特定の音声だけを分離・削除することも可能です。
操作画面は直感的で、初心者でも迷うことなく使用できる点が大きな魅力となっています。最大130倍の高速変換を実現しており、4K・8K動画にも対応しているため、プロフェッショナルな用途にも十分応えられます。
メリット:AI音声分離機能が搭載されている点、対応フォーマットが圧倒的に多い点、そして変換速度が非常に高速である点が挙げられます。
デメリット:フル機能を使用するには有料版の購入が必要な点がありますが、無料試用版でも基本機能は十分に利用可能です。
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All-in-one ツールボックス:動画/音声/画像変換、動画/音声ダウンロード、動画編集、録画、圧縮.....すべてできる!
1-2 Clipchamp - Windows標準搭載の手軽な選択肢
ClipchampはMicrosoft社が提供する動画編集ソフトで、Windows 11には標準で搭載されています。ブラウザベースでも利用可能なため、インストール不要で手軽に動画編集を始められます。音声の分離(デタッチ)機能を使えば、動画から音声トラックを切り離して削除することが簡単に行えます。
メリット:Windowsユーザーなら追加費用なしで利用できる点と、シンプルなUIで操作しやすい点です。
デメリット:AI音声分離機能がないため、特定の音だけを消すといった高度な編集には対応していない点です。
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1-3 VLC Media Player - 完全無料の万能プレイヤー
VLC Media Playerは、世界中で愛用されている無料のメディアプレイヤーですが、実は動画変換機能も備えています。変換時に音声トラックを無効化することで、動画から音声を削除したファイルを出力できます。
メリット:完全無料でありながら幅広いフォーマットに対応している点です。
デメリット:動画編集ソフトではないため操作がやや分かりにくく、音声削除以外の編集機能が限定的である点です。
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1-4 Audacity - 音声編集に特化した定番ソフト
Audacityは、オープンソースで開発されている無料の音声編集ソフトです。動画ファイルから音声を抽出して編集することは可能ですが、動画として出力するには別のソフトと組み合わせる必要があります。ノイズ除去機能も搭載されているため、音声のクリーンアップには適しています。
メリット:無料で高機能な音声編集ができる点です。
デメリット:動画編集機能がないため、他のソフトと併用が必要になる点と、初心者にはやや操作が難しい点です。
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1-5 Adobe Premiere Pro - プロ御用達の本格編集ソフト
Adobe Premiere Proは、映像制作のプロフェッショナルに広く使用されている業界標準の動画編集ソフトです。音声トラックの削除はもちろん、細かなオーディオ調整、エフェクト適用など、あらゆる編集が可能です。Adobe Senseiを活用したAI機能により、自動文字起こしなどの高度な機能も利用できます。
メリット:プロ品質の編集が可能で、他のAdobe製品との連携がスムーズな点です。
デメリット:月額サブスクリプション制で費用がかかる点と、機能が多すぎて初心者には学習コストが高い点です。
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Part2.【図解】UniConverterでMP4動画の音声を削除する手順(5ステップ)
UniConverterを使ってMP4動画から音声を削除する方法はシンプルです。たったの5ステップで完了します。実際の操作画面を参考にしながら実践してみてください。
ステップ1:UniConverterを起動し、動画ファイルを追加する
UniConverterをダウンロード起動したら、メイン画面から「変換」機能を選択します。画面中央の「+」ボタンをクリックするか、編集したいMP4動画ファイルをドラッグ&ドロップで追加します。複数のファイルを一度に追加することも可能なので、バッチ処理を行いたい場合も効率的に作業を進められます。
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ステップ2:編集アイコンをクリックして編集画面を開く
追加した動画ファイルの下部に「トリム」や「編集」などのアイコンが表示されます。その中から「編集」アイコンをクリックして、動画編集画面を開きます。
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ステップ3:オーディオ設定で「ミュート」を選択する
編集画面内で「音声」タブを選択します。ここで音量調整やミュート設定が可能です。音声を完全に削除したい場合は、音量スライダーを0にしてミュート状態にします。
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ステップ4:設定を確認して適用する
音声の設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックして変更を適用します。
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ステップ5:出力形式を選択してエクスポートする
画面下部の出力形式設定で「MP4」を選択し、保存先フォルダを指定します。「変換」または「すべて変換」ボタンをクリックすると、音声が削除された動画ファイルが出力され、「変換済み」に表示されます。最大130倍の高速変換により、長時間の動画でも短時間で処理が完了します。
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Part3. パソコンで動画の特定の音声だけ消す方法【AI音声分離・MP4対応】
これまで紹介した方法は「全音声削除」ですが、実際の編集現場では「人の声だけ消したい」「BGMだけ消したい」「雑音だけ消したい」といった高度なニーズも多く存在します。これを実現するのがAI音声分離技術です。UniConverterには、このAI音声分離機能が標準搭載されており、MP4動画に対しても高精度な音声分離処理を行うことができます。
3-1 AI音声分離とは?
AI音声分離とは、人工知能(AI)技術を活用して、音声ファイルや動画ファイルに含まれる複数の音声要素を自動的に分離する技術のことです。従来、ボーカルとBGMを分離するには、専門的な音響機器やソフトウェア、そして高度な知識が必要でした。しかし、AIの進化により、ワンクリックで誰でも簡単に音声分離ができるようになりました。
UniConverterの「ボーカルリムーバー」機能は、このAI技術を活用しています。音声ファイルをアップロードするだけで、AIが自動的に音声を分析し、ボーカル(人の声)とインストルメンタル(楽器・BGM)を高品質で分離します。分離された各トラックは個別に保存できるため、必要な音声だけを残したり、不要な音声だけを削除したりすることが可能です。
この技術は、機械学習によって膨大な量の音楽データから「人の声の特徴」と「楽器の音の特徴」を学習し、それらを識別・分離する仕組みで動作しています。そのため、完璧な分離が難しい場合もありますが、一般的な用途には十分な精度を発揮します。
関連記事:UniConverterのAI音声分離機能についてはこちら
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プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし
3-2 ケース別:特定音削除の活用シーン(MP4向け)
ケース1:人の声だけ削除(BGMを残す)
【シーン例】
撮影した動画に入っているインタビューの声を削除し、BGMだけを残してプロモーション映像として使用したい場合に活用できます。また、カラオケ練習用にBGMだけを抽出したい場合にも最適です。
【UniConverterでの操作】
UniConverterを起動し、「ツール」から「ボーカルリムーバー」を選択します。対象のMP4ファイルまたは音声ファイルをドラッグ&ドロップで追加すると、AIが自動的に分析を開始します。処理が完了すると、「ボーカル」と「インストルメンタル」の2つのトラックが生成されます。BGMだけを残したい場合は、「インストルメンタル」トラックのみをエクスポートします。
そうすると人の声が除去され、バックに流れているBGMや効果音だけが残った音声ファイルが得られます。動画として出力したい場合は、分離したインストルメンタルトラックを元の動画に再度合成することで実現できます。
ケース2:BGMだけ削除(人の声を残す)
【シーン例】
インタビュー動画やVlog撮影時にBGMが入り込んでしまった場合、BGMだけを削除して会話や解説の音声だけを残したいというニーズがあります。また、著作権の問題があるBGMを削除して、別の楽曲に差し替えたい場合にも有効です。
【UniConverterでの操作】
「ボーカルリムーバー」機能で対象ファイルを読み込み、AI分析を実行します。処理完了後、「ボーカル」トラックを選択してエクスポートします。これにより、人の声だけが抽出されたクリーンな音声ファイルが得られます。
BGMや楽器の音が除去され、話者の声やナレーションだけが残ります。この音声を新しいBGMと組み合わせることで、著作権クリアな動画を制作することが可能になります。
ケース3:雑音だけ削除(声とBGM両方残す)
【シーン例】
屋外撮影で風の音やエアコンのノイズが入ってしまった動画から、雑音だけを除去して会話とBGMはそのまま残したいという場合に活用できます。
【UniConverterでの操作】
この場合は「ボーカルリムーバー」ではなく、「ノイズ除去」機能を使用します。UniConverterの「ツール」から「ノイズ除去」を選択し、対象のMP4ファイルを追加します。AIが自動的にバックグラウンドノイズを検出し、声やBGMを維持しながら不要なノイズだけを除去します。ノイズ除去のレベルは調整可能で、強すぎると音声の品質に影響が出る場合もあるため、プレビューで確認しながら進めましょう。
その結果、風の音やエアコンの音、ホワイトノイズなどの環境雑音が軽減され、クリアで聴き取りやすい音声になります。元の会話やBGMはそのまま維持されるため、自然な仕上がりが期待できます。
3-3 対比表:全音声削除 vs 特定削除(MP4向け)
「全音声削除」と「特定音声削除」の違いを表で整理しました。目的に応じて、適切な方法を選択することができます。
| 全音声削除 | 特定音声削除(AI音声分離) | |
|---|---|---|
| 対象 | すべての音声 | ボーカル/BGM/ノイズを個別指定 |
| 使用機能 | ミュート/音声トラック削除 | ボーカルリムーバー/ノイズ除去 |
| 操作難易度 | 簡単 | やや簡単(AI自動処理) |
| 処理時間 | 高速 | やや時間がかかる |
| 精度 | 100%(完全無音化) | 90~95%(AI依存) |
| 活用例 | 完全無音動画の作成、音声差し替え | カラオケ音源作成、声の抽出、ノイズ除去 |
| 対応ソフト例 | すべてのソフト | UniConverter、Adobe Audition等 |
全音声削除は、動画から音声を完全に消し去りたい場合に最適です。操作も非常にシンプルで、ほぼすべての動画編集ソフトで対応しています。一方、特定音声削除は、AI技術を活用した高度な処理が必要となりますが、「人の声だけ」「BGMだけ」といった細かなニーズに対応できる点が大きなメリットです。UniConverterは両方の機能を備えているため、幅広い編集シーンに対応できます。
Part4. まとめ:動画・MP4音声削除には「UniConverter」が最適解
本記事では、パソコンで動画の音声を削除する方法について、基本的な全音声削除から、動画の特定の音声を消す高度なAI音声分離技術まで詳しく解説しました。MP4形式の動画から音声を削除するニーズは、個人のSNS投稿から企業のプロモーション映像制作まで、非常に幅広く存在します。
数あるソフトの中でも、Wondershare UniConverterは、直感的な操作性、1,000以上のフォーマット対応、AI音声分離機能、高速変換といった機能を兼ね備えた、まさにオールインワンの最強ツールです。
動画から音声を消す基本操作から、ボーカルだけを削除してカラオケ音源を作成する、ノイズを除去してクリアな音声を得るといった高度な編集まで、UniConverterで完結できます。動画編集の効率化を図りたい方は、ぜひUniConverterを試してみてください。
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Part5.【FAQ】動画・MP4音声削除に関するよくある質問
Q1:動画から音声を削除すると画質は劣化しますか?
一般的に、適切なソフトを使用すれば画質の劣化は最小限に抑えられます。UniConverterでは、元の動画品質を維持したまま音声だけを削除・変更することが可能です。出力時にビットレートやコーデックの設定を元の動画と同等に設定することで、視覚的にはほぼ変化のない動画を出力できます。ただし、再エンコードを伴う場合は、わずかな画質変化が生じる可能性があることをご了承ください。
Q2:スマートフォンで撮影したMP4動画も編集できますか?
はい、スマートフォンで撮影したMP4動画もPCに転送すれば問題なく編集可能です。iPhoneで撮影されたHEVC(H.265)形式の動画も、UniConverterであれば直接読み込んで編集・変換ができます。スマートフォンからPCへのファイル転送は、USBケーブル、クラウドストレージ(Google Drive、iCloud等)、またはワイヤレス転送アプリを使用して行えます。
Q3:無料で動画の音声を削除できるソフトはありますか?
VLC Media PlayerやClipchamp(Windows 11標準搭載)など、無料で動画の音声を削除できるソフトは存在します。ただし、AI音声分離のような高度な機能は、有料ソフトでないと利用できない場合がほとんどです。UniConverterも無料試用版を提供しており、基本的な機能は無料で試すことができます。
Q4:AI音声分離の精度はどのくらいですか?
AI音声分離の精度は、元の音声の品質や録音環境によって変わりますが、UniConverterのボーカルリムーバー機能では、一般的な楽曲や動画に対して90~95%程度の分離精度が期待できます。ボーカルとBGMが明確に分かれている音源ほど高い精度で分離でき、エフェクトが多くかかった複雑な音源ではやや精度が落ちる傾向があります。
Q5:音声削除後に別のBGMを追加することはできますか?
もちろん可能です。UniConverterで音声を削除した動画ファイルを作成した後、同じくUniConverterの編集機能やWondershare Filmoraなどの動画編集ソフトを使用して、新しいBGMや効果音を追加できます。著作権フリーの音源を使用することで、SNSへの投稿や商用利用も安心して行うことができます。