パワーポイントをDVDに焼く方法
編集者 Takashi • 2024-10-25 16:08:05
パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行う機会はビジネスに携わっている人であれば経験あることでしょう。プレゼンテーションの対象はお客様や一般の方々、社内の人と様々です。
プレゼンテーションの当日に聞けなかった人に録画した動画を配信することも良くあることです。当日の動画を撮影していなかったり、撮影していても動画の出来があまり良くなかったりした場合の代替策としてやプレゼン内容に集中して見て欲しい場合にパワーポイントにナレーションを追加してビデオとして出力することも出来ます。
今回の記事ではパワーポイントから動画をエクスポートして、配布用のDVD作成までの一連の流れを解説します。
Part1. パワーポイントをDVDに焼くメリット
パワーポイントをDVDに焼くことで以下のようなメリットがあります。
①単なる文章や画像だけの資料よりも動画の方が見て頂ける
②動画にナレーションを追加することでさらに効果的なプレゼンテーションとなる
③パワーポイントをベースに動画を作成するので、ゼロから動画を作成するよりもハードルが低い
④講演終了後にお持ち帰り用として、資料を紙で配付するよりも印象が強くなる
Part2. パワーポイントを動画に変換する
パワーポイントを動画にするには次のように行います。
◆スライドのみを動画化
動画にしたいパワーポイントのファイルを開き、メニューから「ファイル」→「エクスポート」→「ビデオの作成」を順に選択していきます。
画質の設定:Ultra HD(4K)、フルHD(1080p)、HD(720p)、標準(480p)から選択します。お渡しする方々の再生環境を念頭に置いて設定して下さい。
各スライドの所要時間(秒):見るのにかかる1枚あたりの必要な時間を設定してください。
「ビデオの作成」ボタンをクリックすれば動画が生成されます。
◆スライドにナレーションなどを追加して動画化
上記の説明の中で、「各スライドの所要時間(秒)」を設定する代わりに「タイミングとナレーションの記録」をクリックするとパワーポイントにナレーションなどの追加とページごとにスライドの間隔を決めることが出来ます。
①右下にワイプ画面が表示されます。
②ワイプ画面のオン・オフは「人の形」のアイコンをクリックします。ウェブカメラ、マイクのミュートはそれぞれ対応するアイコンをクリックすることでミュートされます。
③「記録」ボタンをクリックすると録画が開始されます。このあとに説明するポインターやペンなどを説明の補助にしながらナレーションをマイクより追加していきます。表示ページの説明が終わると左右の矢印ボタンをクリックして次のページを表示させて同様にナレーションを追加していきます。
途中で止める場合は「一時停止」、完了した場合は「停止」ボタンをクリックします。
「再生」ボタンをクリックすれば最初から確認することが出来ます。
ナレーション以外にレーザーポインター、ペン、蛍光ペンを使って、言葉を補うことが出来ます。
画面下部にあるメニューバーから必要なツールを選んで使用します。
一通り作業が終わったら、メニューに戻って「ビデオの作成」をクリックして、保存場所を指定しビデオを生成します。
動画フォーマットはMP4もしくはWMVを選ぶことが出来ます。
Part3. パワーポイントから作成した動画をDVDに焼く
動画が作成できたら次のステップとして、その動画をDVDへ焼きます。動画ファイルをDVDへ焼くにはWondershare社が開発しているUniConverterがオススメです。
現実にはDVDに複数のプレゼンテーション動画を入れることが良くあります。たとえば1日のセミナーで4つのプレゼンテーションがあった場合は4本の動画をDVDへ焼いて受講者にお渡しすることになります。
そのような場合ではDVDをドライブに入れたときのトップ画面に動画のサムネイルが並んで再生したい動画を選ぶようにすると受講者にとっては便利です。このようなDVDのメニュー画面をUniConverterなら簡単に作成できます。
また、強調したい場合や音声だけではわかりにくい場合には「字幕」を追加するということも可能です。
UniConverterの操作画面は直感的に作業が出来るように配慮された作りになっていますので、初心者の方でも高品質のDVDを作成することが出来ます。
UniConverterにパワーポイントから生成した動画をDVDに焼く手順を説明します。
事前にブランクのDVDメディアをドライブに挿入しておきます。
UniConverterを立上げてメニューから「DVD作成」を選択します。次にDVDに焼く動画ファイルを画面中央にドラッグ&ドロップします。複数ファイル選択しても問題ありません。
①書き込みドライブを選択します。
②DVDメニュー画面に使いたいテンプレート左右の矢印をクリックして選択します。
③DVDラベル:識別できる名前を入力します。
テンプレート:DVDメニューを追加する場合は「カスタマイズ」、追加しない場合は「なし」を選択します。
画面比率:「4:3」「16:9」のうち、再生デバイスの比率に合わせます。
TV規格:日本国内であれば「NTSC」、欧州や中国、オーストラリアであれば「PAL」を選択します。
品質:通常は標準品質で問題ありません。
④設定が完了したら「作成」ボタンをクリックしてDVD作成を開始します。
まとめ
今回はパワーポイントで作成したプレゼンテーション資料を動画にして、DVD作成する方法について説明しました。手軽に高品質なDVDが作成できることがわかったと思います。今回の記事を参考にして、見られるプレゼンテーション動画を作成して下さい。
Takashi
staff 編集者