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Premiere Proのオートリフレーム機能を使って動画の画角をリサイズする方法は
by Takashi • 2022-07-08 14:01:00 • Proven solutions
現在は一般的にSNSが普及し、様々な画角(アスペクト比)に応じた動画を作成する機会が多いですよね。YouTubeは16:9、instagramの投稿は4:5、ストーリーは9:16など、それぞれの画角が違うため、一度作った動画のアスペクト比を変える必要があり、とても手間が掛かってしまいます。
そんな時に便利なのがPremiere Proのオートリフレーム機能です。このPremiere Proのオートリフレームは人工知能の働きにより、迅速に処理が可能なAdobe Senseiの機能を使用し、画面端の見えなくなってしまう被写体も自動的に中心に持ってきてくれる優れた機能です。
今回はこの便利なPremiere Proのオートリフレーム機能の使用方法などについて解説をしていきたいと思います。
Part1. Premiere Proのオートリフレーム機能の使用方法
①オートリフレーム
エフェクトパネル「ビデオエフェクト」のトランスフォームから、オートリフレームを選択します。「エフェクト>トランスフォーム」から「オートリフレーム」を選択し、使用したいクリップに適用します。
その後自動的に分析が開始され、リフレーミングを行っていきます。
位置調整の為にパスに上書きするという項目にチェックするとキーフレームがでますので、この数値を調整して作業してください。
②モーションプリセット
使用する画像のポジションが良くない時には、エフェクトコントロールパネル内のモーションプリセットで微調整が可能です。主なエフェクトは下記の3つになります。
1.スローモーション
動きのない動画や、カメラの動きがほとんどない場合に効果的です。このエフェクトを使えばクリップのキーフレームが少なくなる上に、動画の雰囲気が静的な仕上がりになります。
2.デフォルト
動画の動きが早すぎると調整が難しくなる場合がありますが、ほとんどのコンテンツに使用が可能な便利なツールです。
3.高速モーション
スポーツ等の激しい動きのある映像にオートリフレーム機能を適用する場合に適しています。編集作業時は、移動したオブジェクトが常にフレーム内にあることを確認しながらの編集が必要です。
※【最後に動画クリップを再生し、その完成度をチェックして更に微調整を行うことも可能です。】
③シーケンス全体をリフレーム
シーケンスのアスペクト比の変更とオートリフレームの使用を同時に行う場合は、オートリフレームシーケンスを使用します。
1.オートリフレームシーケンスを選択する
「シーケンス」を選択、更に「オートリフレームシーケンス」をクリックします。「シーケンス」メニューからの選択も可能ですので、ぜひ活用されてください。
2.カスタム縦横比の選択
編集時の縦横比を変更する為に表示されるダイアログを使用します。希望の縦横比を選択すれば、そのサイズに適したシーケンスが新しく作成されます。新しく作成したシーケンスのクリップにはオートリフレームが自動的に適応されるため、便利な機能と言えます。
3.モーションプリセットの選択
被写体の位置を微調整したい場合は、モーションプリセットの使用が効果的です。
4.クリップをネストする
キーフレーム設定時はシーケンスを含んだすべての動画に対してオートリフレームシーケンスを用いてオートフレーム処理を行いますが、オートリフレームシーケンスを既にいずれかのキーフレームの設定が完了している動画に使用する場合は、そのキーフレームの処理方法を「クリップをネスト」の項目で設定していきます。
5.キーフレームの微調整
動画自体が急速な動きが多い上に、複数の目的点などがある場合は複雑なシーケンスの使用によりオートリフレーム機能が効果的に作動していない場合があります。その場合はキーフレームの微調整を再フレーム終了後に行ってください。
Part2. 初心者向け-UniConverterのオートリフレーム機能の使用方法
ここまでは非常に便利なPremiere Proのオートリフレーム機能についての紹介や、使い方について解説をしてきました。
ここからは同様な機能性を持ち、更に便利な、初心者向け-UniConverterのオートリフレーム機能の使用方法を紹介していきたいと思います。このUniConverter(ユニコンバーター)オートリフレーム機能は、Youtubeやその他多数のソーシャルメディアチャンネルで一般的に使用される16:9の動画を9:16または1:1等のアスペクト比にリフレームする為に充実した機能を追加しました。
動画を編集したりする機会の多い方にとってはおすすめのツールですので、是非最後までご閲覧ください。
UniConverterのオートリフレーム機能使用方法:
Step 1Wondershare UniConverter13「オートリフレーム」を起動
最初にWondershare UniConverter13をダウンロード、インストールして起動させます。
その後ツールボックス、オートリフレームの順番にクリックし、ビデオ編集画面を開き、右側のファイル読み込みボタンをクリックし、動画をインポートします。
Step 2アスペクト比とモーション速度を選択する
デフォルト状態で9:16のアスペクト比と動作速度の動画がインポートされます。その後縦横比を変更する為にアスペクト比の下に記されている矢印をクリックし、9:16、1:1、4:3、4:5、21:9などのアスペクト比が選択できる画面へ移動します。
希望する比率を選択した後は、次に「動作速度」の設定を行っていきます。画面に表示されている「動作速度」枠内の下向きの矢印をクリックして「オート」、「速く」、「遅く」などのリストから速度を選択し、動画内の画像の動きのチェックが可能です。
Step 3動画を分析し自動リフレームを行う
選択したアスペクト比に動画をリフレーム処理するため、最後に「分析」をクリック、作動させます。動画のアスペクト比や動作速度を変更した場合は再度「分析」ボタンをクリック、作動させ、動画を新しいアスペクト比にリフレームしなければなりません。
【オプション】:動画の下部にある再生アイコンをクリックさせれば、動画の自動リフレーム処理後の効果を表示できる便利な機能になっています。自分の思うような効果が出ていない時にはスケールボックスドラッグ後キーフレーム調整を行い、微調整が可能です。
Step 4リフレームされた動画をMP4で保存
動画の下にある[エックスポート]をクリックしてリフレーミングされた動画の取得が可能で、再生アイコンをクリックすればリフレーミングの結果を確認できます。
【まとめ】
今回は動画編集において非常に便利なPremiere Proのオートリフレーム機能の紹介や、更に便利なUniConverter(ユニコンバーター)の優れた機能や使い方について紹介、解説をしてきました。
今後ますますSNSや,YouTube,instagram等の需要が高まり、動画編集のニーズもそれに伴い高まっていく事でしょう。この記事を読んだ編集者の方がこれらの優れたツールを使用し、効率よく動画編集できることを心から祈っております。
Takashi
staff 編集者