動画のノイズ・雑音を除去できるソフトおすすめ
編集者 Takashi • 2023-11-09 15:19:06
映像を撮影後の動画編集の時に必ずやることがありますよね。そう、ノイズ除去や雑音除去です。動画編集していると気になり始めてキリがなくなるというのもよくあることだと思います。
この記事では、撮影した動画を編集するときのノイズ除去・雑音除去の方法やノイズの抑え方について紹介してまいります。
- Part 1. 動画ノイズってどんなもの?
- Part 2. 動画ノイズ除去おすすめソフト
- Part 3. ノイズを抑えるには
- まとめ: 動画編集でノイズ除去したいならUniConverterがおすすめ
Part1.動画ノイズってどんなもの?
最初に、動画のノイズと言えば2種類に大別されることはご存知でしょうか?それは、「映像ノイズ」と「音声ノイズ」です。
映像ノイズは、被写体や背景とは別にチラつきなどのような現象で、本来の映像を邪魔するように重なって表示されます。動画の撮影条件やファイルの圧縮などによって引き起こるのですが、代表的なものとしては以下のようなものがあります。
フリッカー
画面のチラつきのようなノイズ、シャッタースピードが主な原因
ブロック
モザイクをかけたように見えてしまうノイズ、ビットレートの低さが主な原因
モスキート
蚊などの虫が飛んでいるようなノイズ、フレームレートが主な原因
一方、音声ノイズは、メインとなる人や動物の声や音楽の他に入ってしまう雑音です。何かの物音や環境音の他、撮影時のマイク環境にも影響されます。代表的なものには以下があります。
風音
風がマイクに当たったときのノイズ、マイクに直接風が当たることが主な原因
ホワイトノイズ
サーッと後ろの方で聞こえるノイズ、マイクを使用すると入ってしまう
その他環境音
物音や人の声などが入ってしまう雑音
Part2.動画ノイズ除去おすすめソフト
パート1で紹介したノイズや雑音は、動画編集で除去できます。完全なノイズ除去となると難しい場合もありますが、適切に処理すればほとんど気にならない程度には除去可能です。パート2では、ノイズ除去・雑音除去の動画編集機能を搭載したおすすめソフトを6つ紹介いたします。
①動画ノイズ・音声ノイズともに除去できる「UniConverter」

簡単にノイズを除去する:UniConverter
・オリジナルの高品質でシステム音を録音
・品質を損なうことなくマイクの音声のみを録音
・分かりやすいインターフェイスと簡単な操作
「UniConverter」はたくさんの機能が搭載されているオールインワンソフトです。動画の変換・圧縮、動画編集や書き出し・書き込み、動画や音声の再生やダウンロード、さらに画面録画やオーディオ録音などの機能が搭載されています。
このUniConverterがVer.14にアップグレードし、新機能として「ノイズ除去」が追加されました。AIを利用して自動でノイズを検出し、適切なノイズ除去をしてくれます。
Step 1ホーム画面中央ほどのお役立ち機能の中の「ノイズ除去」をクリック。
Step 2開いたウィンドウ中央のフォルダアイコンをクリック。ノイズ除去したいファイルを選択して開く。
Step 3ウィンドウ右下の「一括除去」をクリック。自動でノイズを検出して除去をしてくれる。
②Aviutl
動画編集ソフトとして非常に動作が軽く、プラグインによる拡張性が非常に高いという特徴を持ちます。プラグインを導入することで様々な処理が可能となり、動画の編集や変換・圧縮などができる一方で、プラグインの導入が初心者には難しいと言われており、中上級者向けと言えるかもしれません。
Step 1画面上部のメニューバーの「ファイル」→「開く」からノイズを除去したいファイルを選択して開く。
Step 2画面上部のメニューバーの「設定」をクリックし、ノイズ除去に関するフィルタを選択して表示させる。
Step 3①ノイズ除去に関するフィルタを適切に設定し、②画面上部のメニューバーの「ファイル」から出力に関する項目を選んで適切な設定でファイルを保存する。
③iMovie
AppleのMacを利用されている方にはおなじみの、macOSのパソコンで利用できる無料の動画編集ソフトです。ノイズ除去機能を標準で搭載しており、簡単にノイズ除去できてしまいます。
Step 1ビデオクリップ、あるいはオーディオクリップが選択されている状態で、「ノイズリダクションおよびイコライザ」アイコンをクリック。
Step 2「背景ノイズを軽減」チェックボックスを選択し、音声を聴きながらスライダーで軽減レベルを調整する。
④Audacity
これは音声編集ソフトですが、ノイズ除去においては優秀と言えるソフトです。様々な音声形式に対応しており、マルチトラック編集やマルチトラックレコーディングできるのが特徴と言えます。動画から音声部分を切り取ってから、このソフトで雑音除去するといいでしょう。
⑤vReveal
このソフトは、ここまで紹介したソフトとは一線を画しており、動画の画質改善専用のソフトとなっています。非常に高度な技術を基礎にして作られており、ワンクリックで補正してくれる高性能さが特徴です。当然ながら、簡単に映像ノイズを除去してくれます。
⑥Premiere Pro
クリエイターの方には親しみのあるAdobeの動画編集ソフトです。映像のプロが使用するほどの本格的なソフトでありながら、Adobe Creative Cloudに含まれるソフトで、個人向けであれば月々7,000円程度で利用ができます。映像ノイズ・音声ノイズを共に、適切に除去したいのであれば、使用してみると良いでしょう。
Part3.ノイズを抑えるには
さて、様々なノイズ除去ソフトを紹介しましたが、そもそも撮影時などにノイズが入らないように抑えられれば、動画編集時のノイズ除去は最小限で済みます。
パート3では、いかにノイズを抑えられるかにフォーカスして説明いたします。
撮影や編集の設定を変える
ノイズの原因が撮影や動画編集の設定の場合には、まずは設定を変えてみましょう。例えば、フリッカーならシャッタースピードの設定を、モスキートならフレームレートの設定を変えるように、そのノイズの原因となっている設定を変えるとノイズ除去が可能です。
撮影・録音などの機材を替える
撮影や録音機材、さらにケーブルやコネクタ類についても替えてみると改善することがあります。例えば、風音に困っているなら、マイクに風防をつけるだけで雑音除去できます。また、そもそも性能の良い機材に替えるというのも可能性としてはあるでしょう。
撮影環境を静かなところに変える
環境音に対しては、静かな環境を用意するのが最も効果的な方法でしょう。防音設備の整ったスタジオを用意できると大変良いですし、外での撮影であれば、人混みを避けるなどをするだけでも余計な雑音除去にはなります。
まとめ:動画編集でノイズ除去したいならUniConverterがおすすめ
動画を撮影する方にとってよくあるノイズ除去・雑音除去について、原因や動画編集での除去方法などを紹介してまいりました。よりよい動画を制作したいならノイズ除去は避けては通れません。ノイズを抑えて撮影しつつ、ノイズ除去をおすすめのUniConverterで対処していきましょう。
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