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AviUtlのダウンロード・インストール・使い方を徹底解説!
編集者 Takashi • 2023-09-27 09:49:30
フリーの動画編集ソフトを探していると、目に付くのが「AviUtl」というソフトです。フリーソフトを紹介しているサイトや動画編集ソフトを紹介しているサイトで必ず取り上げられています。
今回は「AviUtl」について短時間で分かるように説明します。
- Part 1. AviUtl とは
- Part 2. AviUtl のダウンロードとインストール
- Part 3. 入力プラグインの導入
- Part 4. AviUtlで動画を編集してみよう
- Part 5. 出力プラグインの導入
- Part 6. まとめ
Part1. AviUtl とは
AviUtlは1997年に初版がリリースされ開発者は「KENくん」です。
トリミングやカット、結合、字幕作成、色調補正など動画編集が行えます。特長的な部分として機能を拡張するためのプラグインという仕組みを持っていることがあげられます。
別の開発者が作成したプラグインを導入することによりAviUtlの機能を拡張することができます。
開発者 |
KENくん |
日本語対応 |
対応 |
対応環境 |
Windows95以降のWindows |
公式サイト |
Part2. AviUtl のダウンロードとインストール
「AviUtl本体」と「拡張編集プラグイン」の両方を導入できるように、ダウンロードとインストールについて説明します。
「拡張編集プラグイン」はAviUtl開発者の「KENくん」がリリースした公式のプラグインです。
「拡張編集プラグイン」を導入することにより、「タイムライン」と「設定ダイアログ」が利用できるようになります。(下図、参照)
「AviUtl本体」と「拡張編集プラグイン」をセットで導入することにより動画編集作業の効率化と高度化が可能となります。
Step 1 AviUtl のダウンロード
公式サイト「AviUtlのお部屋」へアクセスします。
ページの真ん中あたりに「☆ダウンロード☆」というセクションがあります。
こちらから、「aviutl110.zip」と「exedit93rc1.zip」をそれぞれクリックしてダウンロードします。
Step 2 AviUtl のインストール
AviUtlにはインストーラはありませんので、インストールは手動で行います。
ダウンロードした「aviutl110.zip」と「exedit93rc1.zip」をそれぞれ解凍します。
こちらでは例としてCドライブ直下に「AviUtl」フォルダを作成することにします。
※ 場所やフォルダ名は任意のもので問題ありません。
作成したフォルダに「aviutl110.zip」と「exedit93rc1.zip」を展開した全てのファイルを移動します。
インストールは以上で完了です。「AviUtl」フォルダをUSBメモリにコピーして、別のPCにUSBメモリを挿して、そこから実行することも可能です。
Part3. 入力プラグインの導入
AviUtlは上記で説明したインストールでは、
- AVI
- JPG
- WAV
ファイルのみが読み込みできます。このままではMP4の動画を読み込めませんので、入力プラグインを追加で導入することによりMP4をはじめとした他の動画フォーマットを読み込めるようにする必要があります。
今回は「L-SMASH Works」を導入することにします。
「L-SMASH Works」を導入することにより、mp4、flv、mov、wmv、mkv、webm、m2tsなどの動画形式とmp3,ogg、wma、m4a、aacなどの音声形式を読み込むことができるようになります。
Step 1 「L-SMASH Works」のダウンロード
L-SMASH Works開発者の一人である「Mr-Ojii」氏が構築した自動ビルドシステムにアクセスします。
一番上にある「ビルド-yyyy-mm-dd-hh-mm-ss」が最新版となります。そのなかで「_Mr-Ojii_Mr-Ojii」という文字を含んでいるバージョンをクリックしてダウンロードします。
Step 2 ダウンロードしてきたフォルダを「Plugins」に移動
AviUtlがインストールされているフォルダ直下に「Plugins」というフォルダを作成します。今回の例だと「C:\AviUtl\Plugins」を作成することになります。
ダウンロードしたファイルを解凍します。展開されたファイルから以下の4つのファイルを先ほど作成した「Plugins」フォルダへ移動します。
- lwcolor.auc
- lwdumper.auf
- lwinput.aui
- lwmuxer.auf
以上でインストールは完了です。
Part4. AviUtlで動画を編集してみよう
AviUtlには以下の様な機能が提供されています。
★ AviUtlの主要機能
以下のような機能が提供されています。
トリミング、回転、反転 | 動画の一部を切り取ったり、回転させたり、左右反転や上下反転したりすることができます。 |
---|---|
カット・結合 | 動画をX秒からY秒まで切り取ったり、カットした動画を結合したりすることができます。 |
リサイズ | 1280×720→640×360といったダウンコンバートや逆のアップコンバートができます。 |
エフェクト | モザイクやラスター、ノイズ、アニメーション効果などのエフェクトをかけることができます。 |
フィルタ | ノイズ除去やシャープネス/ソフトネス、色調補正がお声マス。 |
再生速度 | 最大で20倍速までの倍速再生や最小で0.1倍までのスロー再生、さらに逆再生が行えます。 |
音の調整 | 左右音量の調整など行えます。 |
★ AviUtlの使い方・操作方法
AviUtlの操作方法についてファイル読み込み~分割・カット・結合までを説明します。
◆ ファイルの読み込み・新規プロジェクト作成
タイムライン(拡張編集)の表示
タイムラインを表示させるために、メニューから「設定」→「拡張編集の設定」を選択します。
ファイルの読み込み
AviUtlメイン画面の下に表示されたタイムラインへ編集対象の動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
新規プロジェクトの作成
ファイルが読み込まれると「新規プロジェクトの作成」画面が表示されます。
ほとんどの場合は「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れることで設定できます。
◆カット・結合
動画ファイルの不要部分をカットする編集方法について説明します。
設定
① タイムライン上の空白の位置で右クリックを行います。
② ポップアップしたメニューから「環境設定」を選択します。
③ 「中間点追加・分割を常に現在フレームで行う」にチェックを入れます。
分割
① タイムライン上に表示されている赤い縦線を分割したい位置に合わせます。
② レイヤーに表示されている動画ファイルのタイムライン上で右クリックします。
③ ポップアップしたメニューから「分割」を選択します。
カット
分割を必要な回数繰り返した後に不要な部分をカットします。今回の例では3つに分割を行い真ん中の部分をカットする方法を説明します。
① カットしたい部分で右クリックします。
② ポップアップしたメニューから「削除」を選択します。
③ 真ん中が削除されました。
結合
① 右側にあるオブジェクトをドラッグして左側へ移動させて結合します。
② 結合が完了しました。
Part5. 出力プラグインの導入
AviUtlは標準では「AVI」形式のファイルしか出力できません。出力プラグインを導入することで様々な動画形式で出力することが可能となります。
今回は「かんたんMP4出力」を導入することにします。このプラグインを導入することでMP4形式の動画ファイルを出力することが可能となります。
出力プラグインの導入方法
Step 1 「easymp4.zip 2020-04-23(仮修正)」のダウンロード
プログにアクセスします。
「easymp4.zip 2020-04-23(仮修正)」をクリックしてダウンロードします。
Step 2 「Plugins」フォルダへ移動
ダウンロードしたZipファイルを解凍し、展開したファイルの中から「easymp4.auo」をAviUtlのフォルダ配下にある「Plugins」フォルダへ移動してください。
出力プラグインの使い方
メニューから「ファイル」→「プラグイン出力」→「かんたんMP4出力」を選択してください。
【まとめ】
AviUtlは無料で使える動画編集ソフトで、プラグインにより機能拡張ができることが特長です。エフェクトや3D的な動画編集を可能とする「カメラ制御」など高度な機能も提供されています。また、情報もネット上で豊富に出回っていますので習得しやすい動画編集ソフトと言えます。
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